こんにちは!ミニバン専門店アイカーグループの竹内です。
広い北海道の中でも道東エリアは大自然が色濃く残り、始めて訪れる人にとっては驚きと感動に出合う絶景のドライブスポットとなります。また、非常に広いエリアなので車での旅がもっとも適しています。今回はドライブの聖地ともいえる道東ならではの魅力的なドライブコースをご紹介します。
① 阿寒湖~風蓮湖
パワースポットとしても近年注目の阿寒湖は、阿寒摩周国立公園内のカルデラ湖であるとともに、特別天然記念物である球状の「マリモ」が生息することでも有名です。ドライブとしては国道241号を進み、神秘的な2つの湖のペンケトー・パンケトーを望む双湖台と、阿寒の夫婦岳と呼ばれる雌阿寒岳と雄阿寒岳を望む「双岳台」がビューポイントとなります。
根室市と別海町にまたがる風蓮湖は、野付風蓮湖道立自然公園の中にあり、淡水と海水が混ざった汽水湖です。国内最大のハクチョウの飛来地であり、タンチョウやオオワシなどの野鳥を見ることができる「野鳥の楽園」として有名です。ビューポイントは「根室市春国岱原生公園ネイチャーセンター」が最適です。ここでは自然観察や保護の拠点となっていて、春国岱の自然を分かりやすく紹介してくれる展示や、遊歩道も整備されています。
名称 | 根室市春国岱原生野鳥公園ネイチャーセンター |
所在地 | 北海道根室市東梅103 |
お問い合わせ | 0153-25-3047 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
② ミルクロード~ジェットコースターロード
中標津町の牧場の中を走る長い直線道路の正式名称は町道北19号道路。しかし、牛乳を出荷するタンクローリーが多く走ることから「ミルクロード」と呼ばれています。途中の「開陽台」は標高270mの展望台で、330度の大パノラマが絶景ポイント。また夜になると、天然のプラネタリウムのような空いっぱいの星空を眺めることもできます。
さらに、開陽台に続く国道272号線の中標津町市街西側から北側に伸びる道路は、沢に下って上るまでの約1キロ、ずっと直線で「中標津町地域おこし協力隊」によって「ジェットコースターロード」と命名され、「ミルクロードよりももっとスリル満点な道」とされています。こんなところに車旅ならではの醍醐味があります。
③ 釧路~納沙布岬
湿原や阿寒の山々などの風景を望められる釧路市湿原展望台から15〜20分ほど散策するとたどり着く「サテライト展望台」は、釧路湿原の壮大な景色と四季折々の湿原の変化を感じることができます。
そして、浜中町に位置する霧多布湿原は、「霧多布泥炭形成植物群落」として国の天然記念物に指定され、1993年に釧路で開かれた「ラムサール条約締約国会議」で登録湿地に認定されています。また、5月~9月にかけて、ワタスゲ、ヒオウギアヤメ、ハマナスなどの花々が湿原を彩るため「花の湿原」とも呼ばれています。
そして、霧多布半島の太平洋に突き出した断崖絶壁の「霧多布岬」を経由して、日本の最東端に位置する「納沙布岬」に到着すれば、すぐ手の届くところにある歯舞諸島を望み、北方領土の近さを感じることができるドライブコースとなります。
④ まとめ
北海道ドライブとしては距離が遠いこともあって、難易度の高いコースかも知れません。しかし、フェリーを利用したり、根室でレンタカーを借りたりすることで、意外と身近な場所になります。そして、その大自然が見せる雄大で厳しい自然の風景が、何度も訪れたくなる魅力となって心に刻まれるでしょう。