こんにちは!アイカーマガジン編集部です!
2026年1月9日に発売された新型デリカD:5。購入を検討する際、最も気になるのが購入後の「年間維持費」ではないでしょうか。
結論として、新型デリカD:5の年間維持費の目安は、燃料代(軽油代)等を含めると約30万円〜40万円です。
- 自動車税(3ナンバー):年間43,500円
- 1ナンバー登録の場合:年間16,000円程度。ただし、車検は毎年に。
- 実燃費からの燃料代目安:年間約10万円〜15万円
- 車検代・メンテナンス費・保険料などを含めると、月あたりは約2.5〜3万円程度
本記事では、三菱自動車の公式サイトの情報を基に、新型デリカD:5の維持費の内訳や、比較対象としてよく挙げられるミニバン(C28セレナなど)との違いについて詳しく解説します。
グレード構成と基本スペック

新型デリカD:5は、力強い走りと上質な室内空間を両立した唯一無二のオールラウンダーミニバンです。まずは現行モデルのグレード構成と基本スペックを確認します。
グレード紹介
三菱自動車の公式サイト(mitsubishi-motors.co.jp)によると、新型デリカD:5の主要なグレード構成と車両本体価格の目安は以下の通りです。全車4WDが標準となっています。
| グレード名 | パワートレイン | 駆動方式 | 新車価格 | 特徴 |
| P | 2.2L クリーンディーゼル | 4WD | 4,944,500円〜 | 力強さ、上質さを極めた最上級モデル |
| G-Power Package | 2.2L クリーンディーゼル | 4WD | 4,746,500円〜 | Gにさらなる快適性を追求した上級モデル |
| G | 2.2L クリーンディーゼル | 4WD | 4,510,000円〜 | 充実装備が魅力のスタンダードモデル |
燃費・排気量・重量スペック

デリカD:5は基本的に全幅1.7mを超えるため「3ナンバー」登録です。
一方、キャンピングカー仕様や貨物仕様に構造変更すれば、「1ナンバー(普通貨物車)」として登録することも可能です。
| 項目 | スペック詳細 |
| 総排気量 | 2.2L(ディーゼルターボ)※一部ガソリンモデル比較あり |
| 車両重量 | 約1,950kg 〜 1,990kg |
| 使用燃料 | 軽油(ディーゼルの場合) |
| WLTCモード燃費 | 約12.9 km/L |
| ナンバー区分 | 基本は3ナンバー(要件を満たせば1ナンバー化も可能) |
パワートレインの違いと特徴
ここでは、一般的なミニバンのパワートレイン(ガソリン車・ハイブリッド車・クリーンディーゼル車)の特徴を整理します。
デリカD:5はクリーンディーゼルのため、比較対象として代表的なガソリン車やハイブリッド(e-POWER)車ともあわせて燃料代の違いを解説します。
ガソリン車(2.0Lエンジン)
一般的な2.0Lガソリンエンジンは、車両本体価格を抑えられるメリットがあります。構造がシンプルで部品代も比較的安価なため、将来的な修理費用を抑えやすいという特徴を持ちます。
ただし、ハイブリッド車やディーゼル車と比較すると燃費性能では劣るため、年間走行距離が多いユーザーにとっては燃料代の負担が大きくなる傾向があります。
e-POWER(1.4Lエンジン+モーター)
日産セレナなどに搭載されるe-POWERは、エンジンを発電のみに使用し、100%モーターで駆動するシステムです。
排気量が1.4Lに抑えられているため自動車税が安く、かつモーター駆動による静かで力強い加速が魅力です。
ストップ&ゴーが多い市街地での燃費に優れており、燃料代を大幅に節約できますが、車両本体価格はガソリン車よりも高価に設定されています。
デリカD:5(2.2Lクリーンディーゼル)
デリカD:5はクリーンディーゼルエンジンを搭載しているため、安価な軽油が使えるのが大きなメリットです。
ガソリン車やハイブリッド車に比べてトルクも太く、雪道や悪路走行など実用性の高さも特徴です。
走行距離別燃料代シミュレーション

燃料代は、年間の走行距離や燃費性能、燃料単価によって大きく異なります。
ここでは代表的な3パターン(ガソリン車・e-POWER・デリカD:5ディーゼル)について、月間走行距離ごとの燃料代を比較します。
シミュレーション条件
- ガソリン単価:150円/L
- 軽油単価:130円/L
- ガソリン車燃費:13.0 km/L
- e-POWER車燃費:19.0 km/L
- デリカD:5(ディーゼル)燃費:12.9 km/L
月間1,000km走行の場合
- ガソリン車:月額11,538円、年間約138,000円(燃費13.0km/L、単価150円)
- e-POWER:月額7,895円、年間約94,000円(燃費19.0km/L、単価150円)
- デリカD:5:月額10,078円、年間約120,000円(燃費12.9km/L、軽油130円)
月間2,000km走行の場合
- ガソリン車:月額23,076円、年間約276,000円(燃費13.0km/L、単価150円)
- e-POWER:月額15,789円、年間約189,000円(燃費19.0km/L、単価150円)
- デリカD:5:月額20,155円、年間約241,000円(燃費12.9km/L、軽油130円)
年間走行距離が長くなるほど、燃費性能の差や燃料種類による経済性が大きくなります。
デリカD:5の場合は燃費は平均的ですが、軽油単価が安いため燃料代をガソリン車よりも抑えられるのが特徴です。
なお、今後は燃料単価や走行条件によってもコストは変動しますので、参考値としてご利用ください。
税金関係のコスト

車を維持するうえで避けて通れないのが税金です。
ここでは自動車税(種別割)について解説します。また、デリカD:5で検討されることの多い「3ナンバー」と「1ナンバー」の違いにも触れます。
自動車税(種別割)
自動車税は、毎年4月1日時点の車の所有者に課せられる税金です。排気量に応じて金額が決定します。
3ナンバー(乗用車)の場合
一般的なデリカD:5(2.2Lディーゼル)は「2.0L超〜2.5L以下」の区分に該当し、年間の自動車税は45,000円です。2019年10月以降の登録車は43,500円となります。
1ナンバー(普通貨物車)の場合
デリカD:5のサードシートを取り外し、荷室面積などの要件を満たして1ナンバー(普通貨物車)として構造変更登録を行った場合、自動車税は最大積載量で計算されます。
一般的には年間16,000円程度となり、3ナンバー時と比べて自動車税を大幅に抑えられます。
ただし、1ナンバー化すると車検が「毎年」になる点や、高速道路の料金区分が「中型車」となり割高になる点に注意が必要です。
任意保険(自動車保険)の目安
自賠責保険とは別に加入する任意保険は、ドライバーの年齢や等級、補償内容によって金額が大きく異なります。
デリカD:5を所有する30代〜50代のユーザーが、車両保険(一般条件)を付帯して契約した場合の年間保険料の目安は以下の通りです。
・30代(10等級〜15等級):年間約60,000円〜90,000円
・40代・50代(20等級):年間約40,000円〜60,000円
ネット型(ダイレクト型)の保険を選ぶことで、ディーラー代理店で加入するよりも年間2〜3万円ほど保険料を安く抑えることが可能です。
また、1ナンバー登録車の場合、年齢条件の割引が適用されない保険会社もあるため、事前の見積もりが必須となります。
車検費用の内訳と相場

デリカD:5の車検費用は、「法定費用」と「車検基本料・整備費用」の2つに分けられます。
登録区分によって車検の有効期間は異なり、3ナンバー乗用車の場合は初回3年・以降2年ごとですが、1ナンバー(貨物登録)の場合は初回2年・以降1年ごとの車検が必要です。
2026年1月に1ナンバーで登録したデリカD:5の場合、初回車検は2028年1月、その後は毎年1月が車検の時期となります。
法定費用(どこで受けても変わらない費用)
法定費用は、自賠責保険料、重量税、印紙代の合計です。
国に納める費用のため、ディーラーでも街の整備工場でも金額は変わりません。結論として、2年分の法定費用は約5万2千円〜5万3千円程度となります。
| 項目 | 金額 | 備考 |
| 自賠責保険料 | 17,650円 | 自家用乗用車・24ヶ月契約 |
| 自動車重量税 | 32,800円 | 1.5t〜2.0t区分・2年分(13年未満) |
| 印紙代 | 1,850円〜2,100円 | 指定工場か認証工場かで変動 |
| 合計 | 52,300円〜52,550円 | どこで車検を受けても必ずかかる金額 |
新型デリカD:5の自賠責保険料
新型デリカD:5(2026年1月モデル)の自賠責保険料(37ヶ月分)は24,190円です。
新車の車検有効期間は3年(36ヶ月)ですが、車の登録手続きと車検満了日のズレによって「自賠責保険が切れている無保険の期間」が発生するのを防ぐため、新車購入時は1ヶ月余裕を持たせた「37ヶ月契約」にするのが一般的です。
- 新車購入時(3年分):37ヶ月契約で24,190円がかかります。
- 継続車検時(2年ごと):24ヶ月契約で17,650円がかかります。
新型デリカD:5の重量税
新型デリカD:5(2026年1月モデル)は、グレードや乗車定員(7人乗り・8人乗り)によって重さが異なりますが、「1.5t〜2.0t」の区分となります。(Gグレードは1,950kg〜1,960kg、最上位のPグレードは1,980kg〜1,990kg)
- 新車購入時(3年分):初回登録時は3年分の自動車重量税(通常枠で49,200円)がかかります。以前はクリーンディーゼル車に対する減税特例がありましたが、現在は法改正により基準が厳格化されているため、新車購入時は通常通りの自動車重量税(3年分で49,200円)がかかる点に注意が必要です。
- 継続車検時(2年ごと):購入から3年後の初回車検やそれ以降の継続車検では、2年分の自動車重量税として32,800円がかかります。
新型デリカD:5の印紙代
印紙代は、車検の審査や車検証の発行にかかる国への手数料です。
- 新車購入時(新規検査):新車を登録する際にも手数料がかかり、申請方法によって金額が異なります。通常は販売店の登録諸費用に含まれます。
- 継続車検時(2年ごと):印紙代は、指定工場か認証工場か、またOSS申請か窓口申請かによって異なります。2026年4月1日以降は法定手数料が改定されており、指定工場で保安基準適合証を提出する継続検査の場合、自家用乗用車の印紙代はOSS申請で1,850円、窓口申請で2,100円です。
車検基本料・整備費用(依頼先によって変動)
三菱の正規ディーラーに依頼すると安心感は高い一方で、予防整備が多く含まれるため、基本料は約5万〜10万円と高めになります。
車検総額の目安
法定費用と整備費用を合わせた車検総額の目安は以下の通りです。
・初回車検(大きな交換部品なし):約10万円〜13万円
・2回目以降(タイヤやブレーキパッド交換含む):約15万円〜20万円
なお、1ナンバー登録にした場合は「毎年車検」となります。
1回あたりの法定費用は安くなりますが、毎年車検の手間と基本手数料がかかるため、トータルの維持費は走行距離や整備内容によって逆転する可能性があります。
メンテナンス・消耗品費

2026年4月現在、新型デリカD:5は発売されたばかりですが、長くデリカD:5に乗るためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
オイル交換
クリーンディーゼルエンジンの場合、専用のディーゼルオイル(DL-1指定など)が必要です。ガソリン車に比べてオイルの汚れが早く、メーカー推奨の交換サイクルを厳守する必要があります。
半年に1回、または5,000km走行ごとの交換が目安で、1回あたり約7,000円〜10,000円の費用がかかります。また、2回に1回はオイルフィルターの交換も必要です。
AdBlue(尿素水)の補充
クリーンディーゼルエンジンには、排気ガスをクリーンに浄化するための「AdBlue(アドブルー)」という液体の定期的な補充が必須です。
走行状況にもよりますが、おおよそ1,000km走行あたり約1Lを消費します。費用は年間で数千円程度と大きな負担ではありませんが、ガソリン車であるセレナには存在しない、ディーゼル車特有の維持費として把握しておきましょう。
タイヤ交換

デリカD:5は車体が重く、タイヤの摩耗が比較的早い傾向にあります。装着サイズの目安は18インチ(225/55R18など)です。
SUV用タイヤやオールテレーンタイヤを選ぶユーザーも多く、4本交換の相場は約8万円〜15万円となります。雪国ユーザーの場合は、これに加えて冬用のスタッドレスタイヤ(ホイールセットで約10万円〜)も数年に一度必要になります。
まとめ
今回は新型デリカD:5の維持費を中心に解説しましたが、購入の比較対象として日産「C28セレナ(e-POWER)」を検討する方も多いでしょう。
C28セレナ(e-POWER)の場合、排気量が1.4Lのため毎年の自動車税が30,500円に抑えられます。また、WLTCモード燃費が19.0km/Lと優れており、月間1,000km走行するユーザーであれば年間のガソリン代は約94,000円で済みます。
重量税や車検代を含めたC28セレナの年間維持費の目安は、駐車場代を除き、およそ25万円〜30万円程度となり、デリカD:5と比較すると税金と燃料費の面で若干ランニングコストが安くなる傾向にあります。
しかし、デリカD:5には、雪道や悪路での圧倒的な走破性と強靭なボディ骨格という、他車にはない魅力があります。
「日常のコスト削減」を最優先するならC28セレナのe-POWER、「アウトドアや雪国での実用性・安心感」を重視するならデリカD:5といったように、ご自身のライフスタイルに合った選択をおすすめします。


