アルファードの現行モデルとなる30系には、トヨタのフラッグシップミニバンに相応しい数々の機能が装備されています。今回は、そんなアルファードの注目すべき室内の機能にスポットを当ててみましょう。
アルファードのインテリア機能
アルファードに乗り込むと誰もが驚く広い室内と装備・機能の数々をご紹介しましょう。近年ではこれまでのセダンタイプの高級車に代わり、このアルファードや姉妹車のヴェルファイアが高級サルーンとなっていることもあり、室内の装備は非常に充実しています。
助手席スーパーロングスライドシート
ロングスライドレールの採用により、何と最大で1,160mmもスライドする助手席スーパーロングスライドシート。助手席とセカンドシートの可動域を同じレールの上にシートを設置することで大幅に拡大しているのです。シートサイドのスライドレバーを引くことで、助手席が後方に移動。フロントエリア最後端で一旦停止。そして再度レバーを引くことで、さらに後方へも移動が可能になっています。これまで、ミニバンは2列目シートが特等席と言われていましたが、これなら助手席も快適なシートとなります。
運転席8ウェイ+助手席4ウェイパワーシート
運転席は前後スライド・リクライニング・シート上下・座面前端上下の調整(チルトアジャスター)を、助手席は前後スライド・リクライニングの調整をそれぞれ電動で無段階に行え、運転席ではシート、ドアミラーポジションを3パターン登録して再現できるマイコンプリセットドライビングポジションシステム付なので、ドライバーが後退するたびにセッティングしなおす手間が省けます。
スマートエントリー(ウェルカムパワースライドドア&予約ロック機能付)+プッシュスタートシステム
スライドドア検知エリアに近づくと、スライドドアが自動的に解錠しオープンするウェルカムパワースライドドア機能が設定されています。さらに、予約ロック機能を全車に採用しており、パワースライドドアとパワーバックドアの自動クローズ中にフロントドアハンドルのセンサーに触れるだけで、閉めるだけでなく、クローズ後の施錠を予約できるようになっています。自動で閉まるのをただ「ジーっ」と待つことなく、立ち去れるのはありがたいですね。あと細かいところでは、開閉警告音や音量を3種類から選択可能となっています。
LEDルーフカラーイルミネーション
天井に後席を包むように、カラーLEDによる16色もの豊富なバリエーションが生まれる光のラインが走り、高級感と先進感のある居住空間を演出。好みの色と明るさ(4段調光)にカスタマイズできる凝りよう。同乗者に「おーっ!」という感動を与えられたらうれしいですよね。
その他にも、スマホなどを、置くだけで充電できる「おくだけ充電」、前席だけでなく、後席への紫外線や赤外線もカットする「全方位約99%UVカットガラス」、そして、夏の移動も快適になる「ベンチレーションシート」と寒い日も快適な「快適温熱シート」がフロントシートとセカンドシート備わるなど、装備においてはお伝えしきれないほど盛りだくさんとなっています。
まとめ
同じミニバンであっても、ひとクラス下の「ヴォクシー」「ノア」「エスクァイア」ではまだ機能が優先されていますが、アルファードではそこに快適性が加わることで、ユーザーの満足感を高めています。アルファードにはその他にも、走行性能のための機能や、安全装備など多くの注目ポイントがありますが、それらは「30系アルファードのおすすめポイント」と「30系アルファードの安全性」でご紹介する予定です。