こんにちは!アイカーマガジン編集部です!
40系アルファードの購入を検討する際、車両価格と同じくらい気になるのが購入後の維持費です。特に毎年5月に納税通知書が届く自動車税は、家計への影響も無視できない固定費となります。
結論からお伝えすると、40系アルファードの自動車税は全グレード共通で年間43,500円です。しかし、アルファードの維持費を正しく把握するには、自動車税だけで判断してはいけません。
ハイブリッド車とガソリン車で大きく異なる「重量税」や「環境性能割」、そして燃費によるランニングコストの差が、数年単位で見ると数十万円の開きを生むからです。
この記事では、自動車税の詳細から、減税措置、トータルの維持費までを現実的な数字で解説します。
40系アルファードの自動車税額

自動車税(種別割)は、エンジンの総排気量に応じて税額が決まります。
40系アルファードは、ハイブリッド車、ガソリン車ともに排気量が2.5L以下(具体的には2.487L〜2.493L)に設計されています。
そのため、すべてのグレードが「2.0L超〜2.5L以下」の区分に該当し、税額は一律となります。
グレード別自動車税額一覧
| グレード | パワートレイン | 排気量 | 自動車税(年額) |
|---|---|---|---|
| Executive Lounge | ハイブリッド / PHEV | 2.487L | 43,500円 |
| Z | ハイブリッド | 2.487L | 43,500円 |
| Z | ガソリン | 2.493L | 43,500円 |
| G (ウェルキャブ) | ハイブリッド / ガソリン | 2.487L / 2.493L | 43,500円 |
| X | ハイブリッド | 2.487L | 43,500円 |
先代(30系)との違い

30系アルファードには3.5Lエンジンのモデルがありました。排気量が3,500ccの場合、自動車税は57,000円(3.0L超〜3.5L以下区分)でしたが、40系では全車2.5Lクラスにダウンサイジングされています。
先代の大排気量モデルからの乗り換えであれば、毎年の税金は安くなります。
自動車税の支払い方法と期限

自動車税は、毎年4月1日時点での車検証上の所有者(割賦販売等の場合は使用者)に対して課税されます。
支払い期限
原則として5月31日が納期限です(土日の場合は翌月曜日)。
4月中に車を購入・登録した場合は、その年度の自動車税は発生しませんが、登録時に月割り分を支払う必要があります。
逆に3月に廃車手続きをしないと、乗っていない車の税金が満額請求されることになります。
主な納付方法
近年は支払い方法が多様化しており、わざわざ金融機関やコンビニの窓口に行く必要はなくなっています。
- スマートフォン決済アプリ
PayPay、au PAY、d払い、LINE Payなどで、納付書のバーコードやQRコード(eL-QR)を読み取って支払います。自宅で完結でき、手数料もかからないケースが多いため最も手軽です。 - クレジットカード
「地方税お支払サイト」などを経由して支払いが可能です。ポイント還元の対象になるカードもありますが、決済手数料(数百円程度)が別途かかる点には注意が必要です。 - 口座振替
一度手続きをすれば自動で引き落とされます。支払い忘れを防ぐ確実な方法ですが、通帳に残高がないと延滞金が発生するリスクがあります。 - 現金納付
コンビニエンスストア、銀行、郵便局、県税事務所の窓口で支払います。領収証書がその場で手に入るため、車検が近い場合は納税証明書としてすぐに使えるメリットがあります。
自動車税以外にかかる税金・諸費用

アルファードを購入・維持する上で、自動車税以外にも発生する税金があります。
ここでハイブリッド車とガソリン車の支払額に大きな差がつきます。初期費用を抑えたい場合、この「減税・免税」の仕組みを理解しておくことは必須です。
1. 自動車重量税
車両の重さに応じて課税される税金で、新車登録時(3年分)と車検時(2年分)に支払います。
- ハイブリッド車 / PHEV
「エコカー減税」の対象です。燃費基準の達成度合いにより、新車登録時の重量税(37,500円相当)が0円(免税)になります。さらに、初回車検時も免税となるケースが多いです。 - ガソリン車
ガソリン車は「エコカー減税」の対象外です。新車登録時に61,500円を支払う必要があります。
2. 環境性能割
車を購入した際に、取得価額に対して課税される税金です(旧・自動車取得税)。
燃費性能が良い車ほど税率が下がります。
- ハイブリッド車 / PHEV
燃費性能が高いため、非課税(0円)です。 - ガソリン車
課税対象となります。グレードやオプション総額によりますが、約13万円前後の負担が発生します。
3. 自賠責保険料
法律で加入が義務付けられている保険です。
車種やグレードによる違いはなく、契約期間によって決まります。新車購入時は通常37ヶ月分(24,190円)を支払います。
税金の合計差額(初期費用)
ハイブリッド車とガソリン車では、購入時の税金だけで約19万円以上の差が出ます。
車両本体価格はガソリン車の方が安い設定ですが、乗り出し価格で見るとその差は少し縮まる計算になります。
40系アルファードの年間維持費シミュレーション

ここでは、自動車税などの税金に加え、ガソリン代、保険、メンテナンス費用を含めた年間の維持費を試算します。
※条件:年間走行距離10,000km、レギュラーガソリン150円/Lと仮定
※ガソリン価格:都道府県平均 ガソリン価格ランキング(2026年1月現在)
1. 燃料代の比較
40系アルファードは、ハイブリッド車の燃費性能が飛躍的に向上しています。
- ハイブリッド車(Z・E-Four)
実燃費に近いWLTCモード燃費は約16.7km/Lです。
10,000km ÷ 16.7km/L × 150円 ≒ 約89,800円 - ガソリン車(Z・4WD)
WLTCモード燃費は約10.3km/Lです。
10,000km ÷ 10.3km/L × 150円 ≒ 約145,600円
| 項目 | ハイブリッド車 | ガソリン車 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 年間の燃料代 | 約89,800円 | 約145,600円 | 約55,800円 |
年間で約55,800円、ハイブリッド車の方が安く済みます。距離を乗る方であれば、この差はさらに広がります。
2. 任意保険料
年齢、等級、車両保険の有無によって大きく変動しますが、アルファードのような高額車両は車両保険の金額が高くなりがちです。
30代以上、20等級、車両保険あり(一般条件)の場合、年間8万円〜12万円程度が相場です。ネット型保険を利用するか、代理店型を利用するかでも数万円単位で変わります。
3. メンテナンス費用
車体が大きく重量があるため、消耗品のコストはコンパクトカーに比べて高めです。
- オイル交換
半年に1回または5,000kmごとに実施。エレメント交換を含め、年間で約10,000円〜15,000円程度。 - タイヤ交換
40系アルファードは17インチ〜19インチの大径タイヤを装着しています。
スタッドレスタイヤを購入する場合、ホイールセットで15万円〜25万円以上の出費となることもあります。
平準化して年間積立と考えると、年間3万〜5万円程度見ておくと安心です。 - 車検費用(法定費用+整備費)
新車から3年後、以降2年ごとに発生します。
重量税、自賠責、印紙代に加え、整備料がかかります。
ディーラー車検の場合、1回あたり10万円〜15万円程度が目安です。
月割りで計算すると、年間5万円程度の積立が必要です。
4. 駐車場代
持ち家の場合は不要ですが、賃貸の場合は注意が必要です。
アルファードは全長約5m、全幅1.85m、全高1.9mを超える大型ミニバンです。
機械式駐車場には入らないケースが多く、平面駐車場を探す必要があります。都市部では月額2万〜3万円かかることも珍しくありません。
年間維持費の合計(概算)
| 項目 | 金額の目安(年間) |
|---|---|
| 自動車税 | 43,500円 |
| ガソリン代(HV想定) | 約89,800円 |
| 任意保険料 | 約100,000円 |
| メンテナンス積立 | 約50,000円 |
| 車検積立 | 約50,000円 |
| 合計 | 約333,300円 |
※駐車場代は含まず。ガソリン車の場合はこれに燃料代+6万円、数年後の重量税負担増が加わります。
維持費全体から見る「買い」の判断

40系アルファードの自動車税は43,500円と、車格の割には標準的な金額に収まっています。これは全車2.5L以下のエンジンを採用したダウンサイジングの恩恵です。
しかし、維持費全体で見ると、やはり高級車なりの出費が求められます。特にタイヤ代や保険料、そしてガソリン車の燃費に関しては、購入前にシミュレーションしておくべきです。
もし「車両価格の安さ」だけでガソリン車を選ぼうとしているなら、一度立ち止まって計算してみてください。
- 購入時の税金(重量税・環境性能割)で約19万円の差
- 年間のガソリン代で約6万円以上の差
- リセールバリュー(売却価格)の差
これらを考慮すると、初期費用が高くてもハイブリッド車を選んだ方が、トータルコストでは安く済むケースが多々あります。また、PHEVモデルやハイブリッド車には、自治体独自の補助金が出る場合もあります。
自動車税という「点」だけでなく、保有期間全体の費用という「線」で捉えることが、40系アルファードを無理なく維持し、満足度の高いカーライフを送るための秘訣です。


