こんにちは!アイカーマガジン編集部です。
トヨタの代表的なミドルサイズミニバンとしてファミリー層や若い世代に人気がある3代目ノア(2017年7月モデル)は、リーズナブルな価格帯と広々とした室内空間が大きな魅力です。
新車販売価格はエントリーグレードで246.7万円~となっており、比較的購入しやすい価格となっていますが、検討している方の中にはもう少し安く抑えたいと考えている方もいるでしょう。
そんな方には中古車での購入をおすすめします。ノアのような人気車種は中古車市場に多く出回っているため、購入がしやすいです。
3代目ノア(80系)は、先代がフルモデルチェンジされたことで2014年1月に誕生したモデルです。
その後の2017年にマイナーチェンジが実施されたことを境に前期型と後期型に分けられました。
本記事では、3代目ノア後期型のグレード別の中古車相場を分析します。
3代目ノアの中古車価格相場
3代目ノアは2014年~2021年に販売された人気車種であり、中古車市場での価格相場は以下の通りです。
こちらに記載している中古車相場の価格は、大手中古車検索サイトのカーセンサーを参考にしています。
【トヨタ ノア 3代目中古車価格相場】
年式 | 価格帯 |
2014年式 | 75.9~277.0万円 |
2015年式 | 98.9~273.1万円 |
2016年式 | 122.4~263.0万円 |
2017年式 | 125.9~315.6万円 |
2018年式 | 148.0~399.0万円 |
2019年式 | 158.1~370.5万円 |
2020年式 | 180.0~353.9万円 |
2021年式 | 221.2~361.4万円 |
3代目ノアは2014年に先代からフルモデルチェンジされて誕生したモデルであるため、年式に幅があります。
年式が浅ければ浅いほど、価格が高くなると理解しておきましょう。
年式が古いと価格が安くなる理由としては、走行距離が長い傾向であるということと、それに伴いエンジンやその他パーツが劣化している可能性があるため価格が安くなります。
中古車を安く購入できたとしても、その後のメンテナンス時にパーツを交換しなければならず、交換費用が高くなる可能性があります。
以上を踏まえ、中古車を購入するときは注意しましょう。
グレード別最高販売価格
同車種に複数のグレードが用意されている理由は、多くのユーザーに選ばれるように標準搭載している装備やエンジンに違いがあるためです。
つまり、搭載しているパーツなどが異なるため、グレードごとで新車販売価格に差があります。
この傾向は中古車販売価格も同様であり、グレートや駆動方式(2WD・4WD)で相場価格が異なるため、事前に把握しておきましょう。
3代目ノアのグレード別中古車販売価格は以下の通りです。
【トヨタ 3代目ノア後期 グレード別 中古車価格相場】
グレード名 |
型式 |
新車販売価格 |
中古車価格 |
X |
DBA-ZRR80G |
75.9万円~ |
~322.0万円 |
DBA-ZRR85G (4WD) |
102.8万円~ |
~334.4万円 |
|
G |
DBA-ZRR80G |
95.0万円~ |
~313.9万円 |
DBA-ZRR85G (4WD) |
106.5万円~ |
~323.2万円 |
|
Si |
DBA-ZRR80W |
86.0万円~ |
~350.0万円 |
DBA-ZRR85W (4WD) |
113.3万円~ |
~370.5万円 |
|
ハイブリッドX |
DAA-ZWR80G |
107.5万円~ |
~340.4万円 |
ハイブリッドG |
108.0万円~ |
~336.5万円 |
|
ハイブリッドSi |
DAA-ZWR80W |
124.6万円~ |
~399.0万円 |
上記表からわかることが二つあります。
一つ目は、各グレードの駆動方式4WDモデルの価格帯が高いということです。
駆動方式4WDは駆動力を前輪と後輪に均等分散されるため走行安定性に優れており、それに加え砂地や山道などの悪路条件でも楽に走破できることが特徴です。
優れた安定性や走破性を実現するために駆動方式2WDよりも多くのパーツを積んでいるため、その分価格が高くなる傾向があり、中古車市場でも同様です。
二つ目は、ガソリンモデルと比較するとハイブリッドモデルが平均的に高価格帯であるということです。
ハイブリッドモデルはエンジンと電気モーターの組み合わせにより燃費性能の向上を実現します。
一般的に低速走行時などは電気モーターが駆動することで、ガソリンエンジンと比較して駆動音を抑えられます。
これら二つの動力源を持ち、優れた技術を搭載しているため価格が高くなる傾向があります。
購入する狙い目のモデル
上記の中古車相場などの情報をもとに3代目ノアの中古車購入時の狙い目モデルをご紹介します。
新車販売価格だと手が出しにくいことが理由で、中古車購入を検討している方が多くいるのではないでしょうか。
そんな方にはエントリーグレードである「X」をおすすめします。
特に2017年以降のモデルであれば、予防安全パッケージの「Toyota Safety Sense」が搭載されており、安全性能装備が十分に備わっています。
- プリクラッシュセーフティ
車の前方の歩行者、自転車運転者、自動車を検知し加速を抑制するシステム。
前方の車や歩行者などをレーザーレーダーとカメラで検知し、衝突の可能性があるとドライバーへ警告し、それと同時に自動ブレーキを作動させて衝突回避をサポートします。 - レーンディパーチャーアラート
ウインカー操作をせずに車線変更しようと試みるとシステムが作動しドライバーへ注意喚起するシステム。 - オートマチックハイビーム
前方車および対向車のライトを認識し、ハイビームとロービームを自動で切り替えるシステム。
燃費性能やリセールを重視する方には「ハイブリッドモデル」のいずれかのグレードをおすすめします。
グレード別の中古車価格相場を見ると、ハイブリッドモデルとガソリンモデルを比較したときに、価格差はほとんど差がないといえるでしょう。
ハイブリッドモデルは燃費性能が非常に優れているため、燃料費が安く抑えられることとリセール時には高値がつきやすいというメリットがあります。
まとめ
本記事では、3代目ノアの中古車相場を分析しました。
ガソリンモデルやハイブリッドモデルなど、グレードによって搭載している装備や駆動方式が異なるため、それらの要素が中古車価格に反映されます。
各グレードの中古車市場の相場を理解しておき、適正価格で購入できるようにしましょう。
3代目ノアの中古車購入を検討している方は、本記事をぜひ参考にしてください。