\ YouTubeでも日々ミニバン情報についてご紹介しています☺️ /
こんにちは!アイカーマガジン編集部です!
トヨタの高級ミニバン、アルファード30系後期には多くのグレードが用意されており、特に似た名称のグレードが多く存在します。
- SとS”Cパッケージ”の違いは?
- S”Cパッケージ”とSR”Cパッケージ”の違いは?
- GFとG”Fパッケージ”の違いは?
- エグゼクティブラウンジとエグゼクティブラウンジ Sの違いは?
似たものばかりでわからないですよね…!
それぞれのグレードには微妙な違いがあり、購入を検討する際にはこれらの違いを理解しておくことが重要です。
そこで本記事では、アルファードの主要なグレードの違いを分かりやすく比較していきます。
ボディタイプの違い
アルファードにはさまざまなグレードが用意されていますが、ボディタイプは大きく2種類「標準ボディ」と「エアロボディ」に分けることができます。
エアロボディはフロントフェイスやバンパー、リアバンパーが力強い印象を与える専用設計となっています。
そして、それぞれにハイブリッド車とガソリン車のモデルが用意され、以下4パターンに分類されます。
- 標準ボディ×ハイブリッド車
- 標準ボディ×ガソリン車
- エアロボディ×ハイブリッド車
- エアロボディ×ガソリン車
以上の前提を踏まえた上で、ここからは似た名称のグレードの違いを表にまとめて詳しく解説していきます!
SとS”Cパッケージ”の違いは?
項目 |
S |
S”Cパッケージ” |
|||
ハイブリッド |
ガソリン |
ガソリン (サイドリフトチルトシート装着車) |
ガソリン |
||
人数 |
7人乗り |
7人乗り/8人乗り |
7人乗り |
7人乗り |
|
ボディタイプ |
エアロボディ |
||||
排気量 |
2.5L |
||||
タイヤ |
17インチ |
18インチ |
16インチ |
18インチ |
|
フロントガラス |
スーパーUVカット+IRカット機能+撥水機能付 |
スーパーUVカット (オプションでスーパーUVカット +IRカット機能+撥水機能付へ変更可) |
スーパーUVカット+IRカット機能+撥水機能付 |
||
Toyota Safety Sense |
プリクラッシュセーフティ |
○ |
|||
レーントレーシングアシスト |
|||||
レーダークルーズコントロール (全車速追従機能付) |
|||||
ロードサインアシスト |
|||||
ハイビーム |
オートマチックハイビーム |
オートマチックハイビーム (オプションでアダプティブハイビームシステムへ変更可) |
|||
ブラインドスポットモニター |
オプションで設定可 |
||||
リヤクロストラフィックアラート |
|||||
ヘッドライト |
2眼LEDヘッドランプ |
2眼LEDヘッドランプ (オプションで3眼へ変更可) |
|||
インナーミラー |
防眩インナーミラー (オプションでデジタルインナーへ変更可) |
||||
ステアリング (ハンドル) |
素材 |
本革巻き4本スポークステアリングホイール |
|||
ステアリングヒーター |
– |
○ |
項目 |
S |
S”Cパッケージ” |
|||
ハイブリッド |
ガソリン |
ガソリン (サイドリフトチルトシート装着車) |
ガソリン |
||
照明・電源 |
イルミネーテッドエントリーシステム |
○ |
○ (足元照明付) |
||
読書灯(リヤ2個/LED調光機能付) |
– |
オプションで設定可 |
|||
アクセサリーコンセント (AC100V・1500W) |
オプションで設定可 |
||||
おくだけ充電 |
– |
オプションで設定可 |
|||
シート |
表皮 |
ファブリック |
合成皮革 (オプションで本革への変更可) |
||
フロントシート |
運転席6ウェイマニュアルシート |
運転席8ウェイパワーシート (後席用アシストグリップ付) |
|||
助手席4ウェイシート |
助手席4ウェイシート (パワーオットマンあり) |
||||
セカンドシート |
【7人乗り専用】 リラックスキャプテンシート |
【7人乗り専用】 リラックスキャプテンシート or 【8人乗り専用】 6:4分割チップアップシート |
右席:【7人乗り専用】リラックスキャプテンシート
左席:サイドリフトアップチルトシート |
【7人乗り専用】エグゼクティブパワーシート |
|
サードシート |
5:5分割スペースアップシート |
||||
スマートエントリー |
予約ロック機能 |
○ |
|||
ナビゲーション |
T-Connect SDナビゲーションシステム |
オプションで設定可 |
|||
JBLプレミアムサウンドシステム |
|||||
12.1型リヤシートエンターテインメントシステム |
|||||
セキュリティ |
イモビライザーシステム |
○ |
|||
オートアラーム |
「S」グレードと「S”Cパッケージ”」グレードは共にエアロボディのモデルで、「S」グレードはそのベースグレードとなる車両です。必要最低限ながらも、しっかりとした高級感を感じられるモデルです。
特徴的なものとしては、ガソリン車の場合は7人乗りか8人乗りを選べることと、サイドリフトチルトシート装着車が設定されていることです。(ガソリン車のみ)
サイドリフトチルトシートとは、電動でスライドダウンして乗り降りをサポートするシートのことで、多くの福祉車両に搭載されるものです。アルファードはセカンドシートがこの電動式のシートとなっています。
タイヤサイズについては、ハイブリッド車が17インチ、ガソリン車(通常モデル)が18インチ、ガソリン車(サイドリフトチルトシート装着車)は16インチとなっています。
「S”Cパッケージ”」グレードは、見た目や基本装備が「S」グレードと似ていますが、快適性や便利機能に違いがあります。
例えば、「S」グレードにはないステアリングヒーターが装備されていたり、シートの表皮もファブリックではなく合成皮革が採用されていたりします。
また、セカンドシートについてもエグゼクティブパワーシートが設定されています。
「S」グレードでは物足りない方に向けたモデルとなりますが、「S”Cパッケージ”」グレードが設定されているのはガソリン車のみです。
S”Cパッケージ”とSR”Cパッケージ”の違いは?
項目 |
S”Cパッケージ” |
SR”Cパッケージ” |
|
ガソリン |
ハイブリッド |
||
人数 |
7人乗り |
||
ボディタイプ |
エアロボディ |
||
排気量 |
2.5L |
||
タイヤ |
18インチ |
17インチ |
|
フロントガラス |
スーパーUVカット+IRカット機能+撥水機能付 |
||
Toyota Safety Sense |
プリクラッシュセーフティ |
○ |
|
レーントレーシングアシスト |
|||
レーダークルーズコントロール (全車速追従機能付) |
|||
ロードサインアシスト |
|||
ハイビーム |
オートマチックハイビーム (オプションでアダプティブハイビームシステムへ変更可) |
||
ブラインドスポットモニター |
オプションで設定可 |
||
リヤクロストラフィックアラート |
|||
ヘッドライト |
2眼LEDヘッドランプ (オプションで3眼へ変更可) |
||
インナーミラー |
防眩インナーミラー (オプションでデジタルインナーへ変更可) |
||
ステアリング (ハンドル) |
素材 |
本革巻き4本スポークステアリングホイール |
|
ステアリングヒーター |
○ |
項目 |
S”Cパッケージ” |
SR”Cパッケージ” |
|
ガソリン |
ハイブリッド |
||
照明・電源 |
イルミネーテッドエントリーシステム |
○(足元照明付) |
|
読書灯(リヤ2個/LED調光機能付) |
オプションで設定可 |
○ |
|
アクセサリーコンセント (AC100V・1500W) |
オプションで設定可 |
5個 |
|
おくだけ充電 |
オプションで設定可 |
||
シート |
表皮 |
合成皮革 (オプションで本革への変更可) |
本革 |
フロントシート |
運転席8ウェイパワーシート (後席用アシストグリップ付) |
||
助手席4ウェイシート (パワーオットマンあり) |
|||
セカンドシート |
【7人乗り専用】エグゼクティブパワーシート |
||
サードシート |
5:5分割スペースアップシート |
||
スマートエントリー |
○ |
||
ナビゲーション |
T-Connect SDナビゲーションシステム |
オプションで設定可 |
|
JBLプレミアムサウンドシステム |
|||
12.1型リヤシートエンターテインメントシステム |
|||
セキュリティ |
イモビライザーシステム |
○ |
|
オートアラーム |
こちらも「S」グレードと同様にエアロボディのモデルです。
「S”Cパッケージ”」グレードと「SR”Cパッケージ”」グレードの一番の違いは、「S”Cパッケージ”」グレードがガソリン車のみなのに対し、「SR”Cパッケージ”」グレードはハイブリッド車のみとなっていることです。
ただし、「SR”Cパッケージ”」グレードの方がより上質な装備を搭載しています。
例えば、「S”Cパッケージ”」グレードではオプション設定となっている読書灯やアクセサリーコンセントが標準装備となっていたり、シートの表皮が本革に変更されたりしています。
GFとG”Fパッケージ”の違いは?
項目 |
GF |
G”Fパッケージ” |
||
ガソリン |
ガソリン (サイドリフトアップチルトシート装着車) |
ハイブリッド |
||
人数 |
7人乗り |
|||
ボディタイプ |
標準ボディ |
|||
排気量 |
3.5L |
2.5L |
||
タイヤ |
17インチ |
|||
フロントガラス |
スーパーUVカット+IRカット機能+撥水機能付 |
|||
Toyota Safety Sense |
プリクラッシュセーフティ |
○ |
||
レーントレーシングアシスト |
||||
レーダークルーズコントロール (全車速追従機能付) |
||||
ロードサインアシスト |
||||
ハイビーム |
オートマチックハイビーム (オプションでアダプティブハイビームシステムへ変更可) |
|||
ブラインドスポットモニター + リヤクロストラフィックアラート |
オプションで設定可 |
|||
ヘッドライト |
2眼LEDヘッドランプ (オプションで3眼へ変更可) |
|||
インナーミラー |
防眩インナーミラー (オプションでデジタルインナーへ変更可) |
|||
ステアリング (ハンドル) |
素材 |
本革巻き4本スポークステアリングホイール |
||
ステアリングヒーター |
○ |
– |
○ |
項目 |
GF |
G”Fパッケージ” |
||
ガソリン |
ガソリン (サイドリフトアップチルトシート装着車) |
ハイブリッド |
||
照明・電源 |
イルミネーテッドエントリーシステム |
○(足元照明付) |
||
読書灯(リヤ2個/LED調光機能付) |
○ |
– |
○ |
|
アクセサリーコンセント (AC100V・1500W) |
4個 |
オプションで設定可 |
5個 |
|
おくだけ充電 |
オプションで設定可 |
– |
オプションで設定可 |
|
シート |
表皮 |
本革 |
合成皮革 |
本革 |
フロントシート |
運転席8ウェイパワーシート (後席用アシストグリップ付) |
|||
助手席4ウェイシート (パワーオットマンあり) |
||||
セカンドシート |
【7人乗り専用】 エグゼクティブパワーシート(快適温熱) |
右側:【7人乗り専用】リラックスキャプテンシート 左側:サイドリフトアップチルトシート |
【7人乗り専用】 エグゼクティブパワーシート |
|
サードシート |
5:5分割スペースアップシート |
|||
スマートエントリー |
ウェルカムパワースライドドア |
オプションで設定可 |
ウェルカムパワースライドドア |
|
予約ロック機能 |
予約ロック機能 |
|||
ナビゲーション |
T-Connect SDナビゲーションシステム |
オプションで設定可 |
||
JBLプレミアムサウンドシステム |
||||
12.1型リヤシートエンターテインメントシステム |
||||
セキュリティ |
イモビライザーシステム |
○ |
||
オートアラーム |
「GF」グレードと「G”Fパッケージ”」グレードは、どちらも標準ボディであり、上級グレードに位置づけられているモデルです。
「GF」グレードはガソリン車のみ、「G”Fパッケージ”」グレードはハイブリッド車のみとなっています。
また、「GF」グレードには「S」グレードと同様にサイドリフトアップチルトシート装着車が用意されています。
装備面はほぼ同様となっていますが、「GF」グレードはセカンドシートの7人乗り専用エグゼクティブパワーシートに快適温熱機能が加わっていたり、サードシートに回転式センターアームレストがついていたりと機能面がやや充実しています。
一方の「G”Fパッケージ”」グレードはアクセサリーコンセントが1つ多い5個となっているなど、細かな違いがあります。
なお、ガソリン車モデルである「GF」グレードについては、燃料はハイオクです。(「G”Fパッケージ”」グレードはレギュラーガソリン)
エグゼクティブラウンジとエグゼクティブラウンジ Sの違いは?
項目 |
エグゼクティブラウンジ |
エグゼクティブラウンジ S |
|
ハイブリッド/ガソリン |
|||
人数 |
7人乗り |
||
ボディタイプ |
標準ボディ |
エアロボディ |
|
排気量 |
2.5L(+モーター)/3.5L |
||
タイヤ |
17インチ |
||
フロントガラス |
スーパーUVカット+IRカット機能+撥水機能付 (高遮音性ガラス) |
||
Toyota Safety Sense |
プリクラッシュセーフティ |
○ |
|
レーントレーシングアシスト |
|||
レーダークルーズコントロール (全車速追従機能付) |
|||
ロードサインアシスト |
|||
ハイビーム |
アダプティブハイビームシステム |
||
ブラインドスポットモニター + リヤクロストラフィックアラート |
○ |
||
ヘッドライト |
3眼LEDヘッドランプ |
3眼LEDヘッドランプ (ブラックエクステンション) |
|
インナーミラー |
デジタルインナーミラー |
||
ステアリング (ハンドル) |
素材 |
本革巻き4本スポークステアリングホイール |
|
ステアリングヒーター |
○ |
項目 |
エグゼクティブラウンジ |
エグゼクティブラウンジ S |
|
ハイブリッド/ガソリン |
|||
照明・電源 |
イルミネーテッドエントリーシステム |
○(足元照明付) |
|
読書灯(リヤ2個/LED調光機能付) |
○ |
||
アクセサリーコンセント (AC100V・1500W) |
5個/4個 |
||
おくだけ充電 |
オプション設定可 |
||
シート |
表皮 |
本革 (プレミアムナッパ) |
|
フロントシート |
運転席8ウェイパワーシート (後席用アシストグリップ付) |
||
助手席4ウェイシート (パワーオットマンあり) |
|||
セカンドシート |
【7人乗り専用】エグゼクティブラウンジシート (マニュアルウォークイン機構付(運転席側)/格納式テーブル付) |
||
サードシート |
5:5分割スペースアップシート |
||
スマートエントリー |
ウェルカムパワースライドドア |
||
予約ロック機能 |
|||
ナビゲーション |
T-Connect SDナビゲーションシステム |
○ |
|
JBLプレミアムサウンドシステム |
|||
12.1型リヤシートエンターテインメントシステム |
|||
セキュリティ |
イモビライザーシステム |
○ |
|
オートアラーム |
「エグゼクティブラウンジ」グレードと「エグゼクティブラウンジ S」グレードは、アルファードの中でも最上級グレードに位置するモデルです。
双方にハイブリッド車とガソリン車の設定がされており、「エグゼクティブラウンジ」グレードは標準ボディ、「エグゼクティブラウンジ S」グレードはエアロボディです。
他のモデルとの違いでは、シート皮革にプレミアムナッパを使用していたり、セカンドシートにエグゼクティブラウンジシートを採用していたりと、高級感を追求していることや、3眼LEDヘッドランプを標準装備していることが挙げられます。
さらに、ナビゲーションシステムの「T-Connect SDナビゲーションシステム」「JBLプレミアムサウンドシステム」と後部座席用モニターも標準装備していることも大きな特徴です。
一方で、この2つのモデル同士について言えば、ボディタイプの違い以外はほとんど相違はありません。強いて言及するのであれば、インパネやステアリングに施されている装飾に以下のような違いがあります。
- 「エグゼクティブラウンジ」=「ブラウンオリーブ・ アッシュバール木目調」+「スパッタリング」
- 「エグゼクティブラウンジS」=「シルバー木目調」+「スパッタリング」
スパッタリングとは?
(引用:グーネット「スパッタリング(すぱったりんぐ)|グーネット自動車用語集」)
金属や樹脂など一般的にクロームメッキが難しいとされるものに対してのコーティング技術である。
なお、双方ともガソリン車モデルはハイオク、ハイブリッド車モデルはレギュラーガソリンとなっています。
まとめ
2002年の発売以降、日本の「高級ミニバン」の代名詞として存在し続けるアルファードですが、30系にはさまざまなグレードが設定されています。
そのため、似たようなグレードの違いを深く理解できない方も多かったのではないでしょうか。
まずはボディタイプやパワートレイン(ハイブリッド車orガソリン車)について検討をし、その中でグレードを探すことをおすすめします。
グレードが多いということは、それぞれのボディタイプやパワートレインについても選択肢が多いということですので、条件に合ったものが探せることでしょう。
ぜひ本記事の内容を参考にしていただき、自分にぴったりのモデルを見つけてください。