こんにちは!アイカーマガジン編集部です!
唯一無二のオールラウンドミニバンとして、ファミリー層からアウトドア愛好家まで絶大な支持を集める三菱「デリカD:5」。最新モデルが、2026年1月9日に発売されました。
- 「今のデリカも十分完成されているけれど、新型は何が変わったの?」
- 「そろそろ買い替えを検討しているけれど、待つべきだった?」
そんな疑問をお持ちの方に向けて、今回は新型デリカD:5の全貌を旧型と比較しながら徹底解説します。
特に今回は、2007年の初代モデルとの比較ではなく、現在街中でよく見かける2019年のビッグマイナーチェンジモデル(旧型)と比べて、具体的にどこが進化したのかを深掘りします。
外観の変更点だけでなく、注目の走行性能「S-AWC」の導入や、大幅に整理されたグレード体系など、購入前に知っておくべき情報を網羅しました。
デリカD:5の購入を検討されている方は、ぜひ最後までご覧ください。
そもそもデリカD:5とは?ここまで愛されている理由

本題に入る前に、少しだけデリカD:5の立ち位置をおさらいしておきましょう。
多くのミニバンが「広さ」や「燃費」「乗り降りしやすさ」を競う中、デリカD:5は「ミニバンの優しさ」と「SUVの力強さ」を融合させた存在です。
最低地上高をしっかり確保し、本格的な4WDシステムを搭載することで、
・雪道や未舗装路でもガンガン走れる
・それでいて家族7〜8人が快適に移動できる
この「家族を乗せてどこへでも行ける」という安心感こそが、デリカが選ばれ続ける理由です。
今回の2026年モデルは、その「デリカらしさ」をさらに増し、現代的な安全装備と快適性をプラスした、まさに「熟成の極み」と言える一台に仕上がっています。
【外観】「ギア感」を増したタフなエクステリア

まずはパッと見てわかる外観(エクステリア)の変更点から見ていきましょう。2019年モデルで採用された縦型ヘッドライトの「ダイナミックシールド」デザインは継続されていますが、細部の造形が大きく変わっています。
より立体的でシンプルになったフロントマスク
2019年モデルはメッキパーツを多用した「都会的な煌びやかさ」が特徴でした。

ですが、新型は、フロントグリルとバンパーのデザインが刷新され、シンプルでありながら立体感のある造形へと変化しています。ギラギラした装飾を少し抑え、道具(ギア)としての機能美を強調したデザインと言えるでしょう。
「最近のオラオラ顔はちょっと苦手……」と感じていた方にとっても、受け入れやすい精悍な顔つきになっています。

SUVらしさを強調するホイールアーチモール


サイドビューで最も大きな変化と言えるのが、ホイールアーチモールの追加です。タイヤハウスの縁に樹脂パーツのようなアクセントが加わったことで、足回りがワイドでどっしりとした印象になりました。
ホイールアーチモールは、昨今のクロスオーバーSUVでよく見られる手法ですが、デリカのような背の高いミニバンに取り入れられることで、「悪路も走れるクルマ」というキャラクターがより一層際立っています。
足元には新デザインの18インチアルミホイールも採用され、全体のタフさを底上げしています。
リアビューを引き締める「DELICA」ロゴ

-1.jpg)
後ろ姿にも嬉しい変化があります。テールゲートのガーニッシュ(ナンバープレート上の装飾パネル)内に、「DELICA」のロゴが取り込まれました。
かつてのデリカスターワゴンやスペースギアを知る世代にとっては、この「車名ロゴの主張」はたまらないポイントではないでしょうか。
パネル全体もシンプルかつプレミアム感のあるデザインに昇華されており、存在感ならぬ『所有感』をアピールできます。
新色「ムーンストーングレーメタリック」が登場

ボディカラーには、トレンドを意識した新色が設定されました。
特に注目なのが、「ムーンストーングレーメタリック」と「ブラックマイカ」の2トーンカラーです。
単なるグレーではなく、光の当たり方によってブルーのハイライトが浮かび上がるという凝った塗装です。アウトドアシーンの自然光の下では爽やかに、夜の街灯の下ではクールに見える、表情豊かなカラーリングです。
定番のホワイトやブラックも良いですが、今回の新型を選ぶなら、この新色は有力な候補になるでしょう。
【内装】デジタル化と質感向上
2019年モデルと比較して、新型ではデジタル化が進み、質感がさらに向上しています。
8インチカラー液晶メーターの採用
.jpg)
運転席に座って最初に気づくのが、メーターパネルの変化です。従来のアナログ指針メーターから、8インチのカラー液晶ディスプレイメーターへと進化しました。視認性が大幅に向上したのはもちろん、走行モードの表示や安全支援機能の作動状況など、多くの情報をグラフィカルに確認できるようになりました。
最近のクルマでは当たり前になりつつあるデジタルメーターですが、デリカにもようやく搭載されたことで、運転席周りの先進感がグッと増しています。
質感と実用性を兼ね備えたシート素材

新型では、インテリアの質感も向上しました。インストルメントパネルには金属調のアクセントが施され、高級感と「道具感」をうまくミックスしています。
また、シート素材には特別仕様車「CHAMONIX(シャモニー)」で好評だったスエード調素材と合成皮革のコンビネーション生地が採用されました。この素材の素晴らしい点は、撥水機能が付いていること。
お子さんが飲み物をこぼしたり、雨の日に濡れた服で乗り込んだりしても、サッと拭き取れるのはファミリーユースにおいて最強のメリットです。カーキ色のステッチもアクセントになっており、アウトドアウェアのようなお洒落な雰囲気を醸し出しています。
なお、本革シートは7人乗りのみにメーカーオプションにて設定が可能です。

待望のUSB Type-Cポート追加
地味ながらも「待ってました!」と声を上げたいのが、センターコンソールとフロアコンソール下部に、USB Type-Cポートが各2ポート追加されました。
スマホやタブレットの充電規格がType-Cへと移行するなか、前席に加えて後席でも充電が可能になりました。今回のアップデートにより、家族全員のスマホ充電に関する悩みもスマートに解決できそうです。
【走行性能】「S-AWC」搭載で走りの次元が変わった
新型デリカD:5の目玉と言えるのが、走行性能の進化です。エンジン自体は熟成された2.2Lクリーンディーゼルですが、それを制御するシステムが大きく変わりました。
三菱の伝家の宝刀「S-AWC」を搭載

ついにデリカD:5にも、三菱自動車が誇る車両運動統合制御システムである「S-AWC(Super All Wheel Control)」が搭載されました。
これまでのデリカも優秀な4WDシステムを持っていましたが、S-AWCはさらにその上を行きます。4WDシステムに加え、ブレーキ制御などを統合的に管理することで、「曲がる」「止まる」という動作をクルマが積極的にアシストしてくれるのです。
具体的には、カーブを曲がる際に内側のタイヤに少しブレーキをかけて曲がりやすくしたり、雪道で滑りそうになった瞬間に適切なタイヤに駆動力を配分したりします。
ドライバーが「運転が上手くなった」と錯覚するほど、意のままにクルマを操れる感覚。そして何より、雨の日や雪道での安心感が格段に向上しています。
雪国にお住まいの方や、ウィンタースポーツを楽しむ方にとって、最大の買い替え動機になるはずです。
状況に合わせて選べる4つのドライブモード

ドライブモードセレクターも刷新され、以下の4つのモードから選べるようになりました。
- NORMAL(ノーマル):通常の舗装路走行に最適。
- ECO(エコ):燃費重視の走行モード。
- GRAVEL(グラベル):未舗装路や濡れた路面でトラクションを確保。
- SNOW(スノー):雪道や凍結路での安定性を最優先。
上記に加え、急な下り坂で車速を一定に保つ「ヒルディセントコントロール」も採用。スキー場の帰り道にある凍結した急坂など、ブレーキ操作に神経を使う場面でも、ハンドル操作だけに集中できるため、安全性が大きく高まります。
【グレード】「Urban GEAR」廃止!3グレードへの集約

これから購入を検討する方にとって、最も注意が必要なのがグレード体系の変更です。今回の新型では、ラインナップが大胆に整理されました。
「Urban GEAR」と「M」グレードが廃止
これまで、エアロパーツを装着した都会派モデルとして設定されていた「Urban GEAR(アーバンギア)」シリーズが廃止されました。
また、エントリーグレードであった「M」もラインナップから消えており、デリカD:5のキャラクターを「SUVライクなギア感」に一本化しようというメーカーの意志表示とも取れます。
アーバンギアのスタイリッシュさが好きだった方には残念なニュースですが、新型の標準デザイン自体が十分に洗練されているため、実車を見れば納得できる仕上がりになっているはずです。
新型グレード構成は3つ
新型のグレードは以下の3つに集約されました。
- P(最上級グレード)
- G-Power Package(充実装備の量販グレード)
- G(標準グレード)
選び方としては非常にシンプルになりました。
基本的には「G-Power Package」を選べば、電動テールゲートやシートヒーターなどの快適装備が一通り揃うため、満足度は高いでしょう。
さらに先進安全装備や高級感を追求したい場合は「P」、予算を抑えつつデリカの走りを手に入れたい場合は「G」という選び方になります。
【安全装備】自転車検知も可能になったe-Assist
家族を乗せるクルマとして欠かせない安全性能も、しっかりとアップデートされています。
衝突被害軽減ブレーキが進化
運転支援機能「三菱e-Assist」の性能が向上し、衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM)が、これまでの車両・歩行者に加え、新たに自転車の検知も可能になりました。
街中での運転や、交差点での右左折時にヒヤッとする場面を減らしてくれる、非常に実用的な進化です。
駐車時の安心感を高める機能追加
サイズの大きなデリカD:5の取り回しをサポートする機能も強化されました。
- 誤発進抑制機能:前進時だけでなく、後退時のアクセルの踏み間違いにも対応しました。
- パーキングセンサー:前後バンパーのソナーが障害物を検知し、音と表示で知らせてくれます。
- マルチアラウンドモニターの進化:カメラ画質が従来比で約3倍に鮮明化。さらに「移動物検知機能」が追加され、駐車操作中に近づいてくる歩行者などを検知してくれます。
いずれも、毎日スーパーの駐車場を利用するような日常シーンでこそ、恩恵を感じられる機能です。
価格と発売日
最後に、気になる価格と発売日です。
- 発売日:2026年1月9日
- 価格帯:4,510,000円〜4,944,500円(税込)
旧型と比較すると、全体的に価格は上昇しています。
しかし、S-AWCの搭載、デジタルメーター化、安全装備の強化などを踏まえれば、十分に納得できる価格設定と言えるのではないでしょうか。
昨今の原材料費高騰を考えれば、むしろこの上げ幅で抑えた企業努力が感じられます。
まとめ
2026年新型デリカD:5は、見た目の化粧直しだけでなく、走りの中身、安全性能、そして使い勝手に至るまで、全方位で進化を遂げました。
- S-AWC搭載による圧倒的な走行安定性
- SUVらしさを増した力強いデザイン
- デジタル化と実用性が向上したインテリア
- 3グレードへの集約による選びやすさ
特に「Urban GEAR」が廃止され、デリカ本来の持ち味である「タフなギア感」に回帰した点は、多くのアウトドアファンにとって歓迎すべき方向転換だったのではないでしょうか。
2019年モデルも素晴らしいクルマでしたが、今回の新型は、長く乗り続けたいと考えるユーザーにとって「完成形」とも呼べる一台になっています。
雪道に強いファミリーカーを探している方、キャンプ道具を満載して遊びに行きたい方にとって、これ以上の選択肢はないかもしれません。
気になった方は、ぜひお近くの三菱ディーラーで、進化した走りと質感を体感してみてください。





