こんにちは!アイカーマガジン編集部です!
6代目ステップワゴンのラインナップの中で異彩を放つのが、最上級グレードに位置する「BLACK EDITION(ブラックエディション)」です。
ベースとなるSPADA PREMIUM LINEに対し、外装のメッキパーツをブラッククローム化し、内装の質感をさらに高めた特別仕様となっています。
結論から言えば、BLACK EDITIONを選ぶ最大のメリットは「純正クオリティで完成されたダークカスタム」が手に入ることです。
後からパーツを交換してブラックアウト化する手間を考えれば、最初からこの仕様を選ぶ合理的な価値は十分にあります。
ベースグレード「SPADA PREMIUM LINE」の実力

まず、比較対象となるベースグレードについて整理しておきます。
BLACK EDITIONは、ステップワゴンの上位モデルである「SPADA」の中でも、さらに装備を充実させた「PREMIUM LINE」がベースです。
つまり、BLACK EDITIONを選んだ時点で、以下の豪華装備は標準で付いてきます。
- アダプティブドライビングビーム:対向車や前走車を検知し、ハイビームの照射範囲を自動制御する機能。
- 2列目シートヒーター:キャプテンシートに冬場の快適性をプラスする装備。
- マルチビューカメラシステム:車両を上空から見下ろしたような映像で駐車を支援する機能。
「PREMIUM LINE」自体がすでに完成されたグレードであり、機能面での不足を感じることはまずありません。
BLACK EDITIONはそこに「見た目の個性」と「所有満足度」を上乗せしたモデルと言えます。
今回の記事でご紹介するモデルは以下の通りです。
| 項目 | SPADA PREMIUM LINE | BLACK EDITION | SPADA PREMIUM LINE | SPADA PREMIUM LINE |
| エンジン/パワーシステム | e:HEV | e:HEV | ガソリン | ガソリン |
| 駆動方式 | FF | FF | FF | 4WD |
| 型式 | 6AA-RP8 | 6AA-RP8 | 5BA-RP6 | 5BA-RP7 |
| 価格(消費税込) | 4,268,000円 | 4,406,600円 | 3,873,100円 | 4,063,400円 |
| 燃費(WLTCモード) | 19.5 km/L | 19.5 km/L | 12.5 km/L | 12.1 km/L |
| 乗車定員 | 7名 | 7名 | 7名 | 7名 |
| 排気量 | 1.993L | 1.993L | 1.496L | 1.496L |
| 全長 | 4,830mm | 4,830mm | 4,830mm | 4,830mm |
| 全幅 | 1,750mm | 1,750mm | 1,750mm | 1,750mm |
| 全高 | 1,845mm | 1,845mm | 1,845mm | 1,855mm |
| 最小回転半径 | 5.7m | 5.7m | 5.7m | 5.4m |
ステップワゴンの中ではプレミアム志向のグレードですが、全モデルがレギュラーガソリン仕様となっており、ハイオク車と比べて燃料費を含む維持コストは低く抑えられます。
外観の違い

BLACK EDITIONと通常グレードの最大の違いは、外装パーツの仕上げです。
SPADA PREMIUM LINEがプラチナ調クロームメッキできらびやかさを強調しているのに対し、BLACK EDITIONは「ブラッククロームメッキ」を採用し、全体の印象をグッと引き締めています。

具体的な変更点は以下の通りです。
エクステリア変更点一覧
| 箇所 | SPADA PREMIUM LINE | BLACK EDITION |
| フロントグリル | プラチナ調クロームメッキ | ブラッククロームメッキ加飾 |
| ロアーガーニッシュ | プラチナ調クロームメッキ | ブラッククロームメッキ加飾 |
| サイドシルガーニッシュ | ボディ同色など | ブラッククロームメッキ加飾 |
| リアゲートガーニッシュ | プラチナ調クロームメッキ | ブラッククロームメッキ加飾 |
| エンブレム | SPADAエンブレムのみ | BLACK EDITION専用エンブレム |
| ホイール | 17インチ(切削光輝+ブラック) | 17インチ(ベルリナブラック) |
| ドアミラー | ボディ同色 | ブラック塗装 ※ |
特筆すべきはホイールです。デザイン自体が専用品で、「ベルリナブラック」という深みのある黒で塗装されています。
足元が黒で統一されることで、ミニバン特有の腰高感が薄れ、どっしりとした安定感が演出されています。
内装の違い
ドアを開けた瞬間に感じる雰囲気も異なります。
BLACK EDITIONの内装は、黒を基調としつつ、素材の使い分けで高級感を出しているのが特徴です。
シート表皮とステアリング

シートには「スエード調表皮」と「プライムスムース(合皮)」のコンビシートが採用されています。
通常グレードも合皮のコンビシートですが、BLACK EDITIONのスエード調素材はしっとりとした触り心地で、体が滑りにくく、ホールド性が高いという実用的なメリットもあります。
また、ステアリングホイールの下部(ロアーガーニッシュ)がピアノブラック加飾に変更されており、運転席に座ったときの視覚的な満足感を高めています。
全体の雰囲気

SPADA PREMIUM LINEもブラック内装ですが、BLACK EDITIONは天井やピラーまで徹底してダークトーンで統一されているため、より「囲まれ感」のある落ち着いた空間に仕上がっています。
お子さまが汚した際も目立ちにくいという、ファミリーユースにおける副次的な利点も見逃せません。
価格差とボディカラー
価格設定
BLACK EDITION(e:HEV FFモデル)のメーカー希望小売価格は4,406,600円(税込)となっており、ステップワゴンの中で最も高価な価格設定です。
SPADA PREMIUM LINEとの価格差は存在しますが、専用アルミホイールや全周にわたるブラックメッキパーツの架装コストを考えると、後からショップで同等のカスタムをするより割安に収まるケースが多いです。
ボディカラーラインナップ
BLACK EDITIONの選択可能なボディカラーは全6色となっています。(有料色の価格は2026年2月現在のもの)
- トワイライトミストブラック・パール
- 幻想的な輝きを放つディープなブラック。独特の深みで存在感を主張します。
- プラチナホワイト・パール(有料色)38,500円(税抜35,000円)
- 白と黒のコントラストが際立つ、洗練された雰囲気。
- メテオロイドグレー・メタリック(有料色)38,500円(税抜35,000円)
- 金属感と落ち着きが調和したモダンなグレー。
- クリスタルブラック・パール
- ピュアで引き締まったブラック。高級感の王道。
- プレミアムクリスタルガーネット・メタリック(有料色)60,500円(税抜55,000円)
- 深みあるレッド系の高級感が際立つ新色。
- ソニックグレー・パール(有料色、BLACK EDITION専用)38,500円(税抜35,000円)
- スタイリッシュなソリッド感が特徴。個性派志向におすすめ。
どのカラーもBLACK EDITIONらしいダークな専用装備との相性は抜群です。なお、ソニックグレー・パールはBLACK EDITION専用色となります。
「クリスタルブラック・パール」以外の色ではドアミラーカバーとアウタードアハンドルがブラック塗装となり、引き締まった印象を強調します。
まとめ

BLACK EDITIONを選ぶメリットは、単なる見た目だけではありません。
- リセールバリューへの期待:一般的にミニバン市場では、「上級グレード」かつ「黒/白」の車両は中古車市場での評価が高くなる傾向にあります。
- メンテナンスの楽さ:通常のクロームメッキは水垢(ウロコ)が目立ちやすいですが、ブラッククロームや塗装ホイールは比較的汚れのアラが目立ちにくい特性があります。
- 所有欲:街中で増えつつある新型ステップワゴンの中で、「人とは違う仕様に乗っている」という満足感は大きいです。
結論:このグレードは「買い」か?
もしあなたが、「ギラギラしたメッキは苦手だが、商用車のような素っ気なさも嫌だ」と感じているなら、BLACK EDITIONは最適な選択肢です。
一方で、機能面(走行性能や安全装備)はベースのPREMIUM LINEとまったく同じです。
外装の好みにそこまでこだわりがない、あるいは予算を抑えて家族旅行の費用に回したいという場合は、通常のSPADAやAIRグレードでも満足度は十分に高いといえます。
ぜひこの記事を参考にホンダ・ステップワゴンのグレードを選択してみてくださいね。


