こんにちは! 札幌のミニバン専門店アイカーグループの小原です。
今回は国産ミニバンの最高峰、30系ヴェルファイアハイブリッドの「安全性」についてご紹介していきます。
30系アルファードハイブリッドの安全装備
ヴェルファイアハイブリッドに限らず、トヨタ車には「トヨタセーフティセンス」という予防安全のための装備が付いています。
主な内容として、自動ブレーキや車線のはみ出し防止サポート、ハイビームとロービームを自動で切り替えてくれる機能などが挙げられます。
今回は「トヨタセーフティセンス」以外の装備に注目してご紹介していきますね。
リヤクロストラフィックアラート[RCTA]
リヤクロストラフィックアラート[RCTA]が装着されたT-Connect SDナビゲーションシステム装着車は、後退して出庫する際、左右後方から接近してくる車両をブラインドスポットモニターのレーダーにより検知。ドアミラー内のインジケーター点滅とブザーで知らせます。さらに、ナビ画面に検知結果を知らせる協調表示を行います。
トヨタ自動車メーカーホームページより
駐車場などで前進で停めなければならなかった場合、バックで出庫するのって気を遣いますよね?
特に左右の見切りが悪いとバックしようとしている進路に車が通過するのか全く確認ができません。
そんな時にリヤクロストラフィックアラートがあれば、接近する車両を検知してくれるので大変助かります。
デジタルインナーミラー
車両後方カメラの映像をインナーミラー内のディスプレイに表示。切替レバーを操作することで、鏡面インナーミラーモードからデジタルインナーミラーモードに切替えることができます。視界を遮るものがない映像による後方の安全確認を可能としました。
トヨタ自動車メーカーホームページ
3列目まで人を乗せている場合や、バックドアガラスにスモークフィルムを貼っている場合など、バックミラーでの後方確認が難しい場面もありますよね?
この機能があれば、バックドア外側についているカメラによって車両後方を映し出すので、遮るモノがなくクリアに安全確認をすることが出来ます。
しかし、バックカメラと違って、後方サイドの窓ガラス越しに映る斜め後方の視界がない分、サイドミラーなどで十分に目視で確認する必要がありそうですね。
ブラインドスポットモニター[BSM]
ブラインドスポットモニター[BSM]は隣の車線を走る車両をレーダーで検知。ドアミラーでは確認しにくい後側方エリアに存在する車両に加えて、隣接する車線の最大約60m後方までモニターし、急接近してくる車両も検知します。車両を検知するとドアミラーに搭載されたLEDインジケーターが点灯。その際、ウインカーを操作するとLEDインジケーターが点滅し、より注意を喚起します。
トヨタ自動車メーカーホームページ
車線変更の際に、左右後方の死角に車やバイクがいて、ヒヤッとしたことはありませんか?
サイドミラーではどうしても目視で確認しづらいゾーンが存在して、気付かずにウィンカーを出して車線変更をしてしまう事があると思います。
そこで、このブラインドスポットモニターという機能が役立ちます。
そういった死角に対して車両に付いているセンサーで車やバイクを検知する事が出来ますので、検知している間はサイドミラーに警告灯が点灯するようになっているので必然的にドライバーの目に留まるようになっています。
さらにその状態からウィンカー操作をすれば点滅状態に変わり、さらに注意喚起を行ってくれるので、不注意による事故を未然に防ぐサポートをしてくれますよ。
VDIM
VDIMは、アクセル、ステアリング、ブレーキの操作量によるドライバーの走行イメージと、各種センサー情報による車両挙動との差を算出し、その差を縮めるように、VSC、TRC、ABS、EPSなどを統合マネジメント。その結果、車両全方向の運動状態が限界前からシームレスに制御可能となり、高い予防安全性と連続するコーナーや滑りやすい路面での走行時にドライバーのイメージに限りなく近い、優れた運動性能を獲得します。
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簡単に言うと、スリップを防止してくれる機能です。
また、曲がり角に対してスピードを出しすぎて曲がりきれないような状況にも効果を発揮して、ハンドルをきった角度に対して自動的にブレーキ制御、アクセル制御を行い安全に曲がるためのサポートも行ってくれます。
私自身、雨の山道を走行している際に急に路面の水の量が増えた場面で車がスリップしそうになった時に、VDIMの機能により助かった記憶があります。
必ずしも事故を防いでくれる機能ではありませんが、いざ言う時にサポートしてくれる安心の機能ですね。
まとめ
最終的に、事故を起こさないのはドライバー自身であることはもちろんですが、技術の進化により安全運転をサポートできる機能がたくさん出てきているんですね。
30系ヴェルファイアハイブリッドにも今の車社会の中ではトップクラスの安全性能、予防安全機能が備わっていると言えるでしょう。