トヨタを代表する大型ミニバンとして、幅広い層からの人気を集めるヴェルファイア。
現在は、3代目となるモデルが販売されており、価格はエントリーグレードでも400万円以上と高額な車両となっています。
「価格を抑えてヴェルファイアに乗りたい」と考えているユーザーから高い人気を集めているのが、ヴェルファイア20系です。
本記事ではそんなヴェルファイア20系の中古車選びのポイントや購入時の注意点をご紹介します!
ヴェルファイア20系 中古車選びのポイント
「安くヴェルファイアに乗れる」と人気を集める20系ですが、中古車選びの際には価格以外にも、見た目や装備内容が気になる方も多いのではないでしょうか。
ここからは重視したいポイント別にヴェルファイア20系を選ぶポイントを解説します。
価格重視なら低年式モデルがおすすめ
「とにかく購入価格を安くしたい」と考えている方におすすめなのが、低年式モデルです。
ヴェルファイア20系は2008~2014年まで販売されており、デビュー当初の車両は現在、35〜280万円程度で販売されています。
メンテナンスや車体の状態にもよりますが、低年式モデルであれば、100万円以下でヴェルファイア20系を手に入れることができるかもしれません。
装備品にこだわりたいなら上位グレードがおすすめ
エグゼクティブパワーシートやムーンルーフなど、「高級ミニバンらしい装備品を楽しみたい」という方におすすめなのが、ヴェルファイア20系の「”G EDITION”」「”L EDITION”」です。
他グレードよりも装備が充実している分、中古車市場でも高値で取引が行われていますが、ヴェルファイア20系なら数十万円のプラスでワンランク上の上質なドライブを楽しむことができるでしょう。
「”G EDITION”」「”L EDITION”」に追加される主な装備は以下の通りです。
グレード | 追加装備 |
「”G EDITION”」 | ・エグゼクティブパワーシート ・フロントパワーシート ・助手席パワーオットマン |
「”L EDITION”」 | ・エグゼクティブパワーシート ・快適温熱シート ・ツインムーンルーフ |
ヴェルファイア20系の上位グレードで、より快適なカーライフを送ってみてはいかがでしょうか。
駐車が苦手なら後期モデルがおすすめ
「駐車が苦手」「大型車両の運転が怖い」という方におすすめなのが、パノラミックビューモニターがオプション設定となった後期モデルです。
前期モデルでは、フロント・サイド・リヤのみしか映し出すことができませんでしたが、パノラミックビューモニターを搭載した後期モデルなら、上空から車を見たような映像でより安心・安全な運転が可能です。
この機能は標準搭載品ではありません。パノラミックビューモニターを利用したい場合は、車両ごとの装備品をご確認ください。
見た目重視ならエアログレードがおすすめ
「迫力ある見た目を楽しみたい」という方におすすめなのが「Z」のつく専用エアログレードです。
もともとダイナミックなデザインが特徴のヴェルファイア20系ですが、専用エアロが登載されることで力強さが向上します。
純正部品以外にも、さまざまなメーカーのパーツで個性的にカスタマイズした車両も多く出回っていますので、好みの見た目を探してみるのもおすすめです。
ヴェルファイア20系 中古車選びの注意点
お手頃な価格が魅力のヴェルファイア20系ですが、発売開始から10年以上が経過していることもあり、中古車選びの際には注意が必要です。
ここからは良い車両の見極め方や注意点を具体的にご紹介します。
購入後に後悔をしないためにも、ぜひ参考にしてください。
13年落ちから各種税金が増税に
初度登録から13年以上が経過した車両は、自動車税が約15%、自動車重量税が約39%増税となります。
2022年現在、デビュー当初の車両はすでに初度登録から14年が経過しており、自動車税や自動車重量税の重課の対象です。
「想像以上に維持費が高い・・・」とならないためにも、購入前には事前に支払いシミュレーションをするようにしましょう。
修復歴がある車は避ける
修復歴車とは、事故や災害などにより、車の骨格部分の修理や交換を行った車両のことです。
一見、キレイに修理されている車両も多いですが、骨格にまで損傷が及ぶ程の衝撃を受けた車両は、車両の主要パーツにダメージが加わっていることが考えられます。
車両が受けたダメージは、時間が経ってから現れることも少なくありません。
安心して車に乗るためにも、できるだけ修復歴のある車両は避けることをおすすめします。
消耗部品は必ず確認する
中古車選びで見落としがちなのが、消耗部品です。
いくら安く車両を購入できても、すぐに消耗部品の交換が必要となれば、総額は高くなってしまいます。
中には、タイヤの溝がかなり減っている車両や、バッテリー電圧が少なくなっている中古車も少なくないため注意が必要です。
また、これまでの整備記録を残す「メンテナンスノート」があれば内容を確認しましょう。
初度登録から10年以上経過した車両は、タイミングベルトやブレーキキャリパーなど高額な消耗部品が交換時期を迎えます。これらの部品がすでに交換済みの車両であれば、安心して長く乗ることができるでしょう。
まとめ
本記事では「価格を抑えて高級ミニバンに乗れる」と人気の高いヴェルファイア20系の中古車選びのポイントや注意点をご紹介しました!
お手頃な車両が多いヴェルファイア20系ですが、発売から10年以上と長い期間が経過しているため、購入の際には車両の見極めが大切です。
自分の好きな車に安心して乗るためにも、お車選びの際にはぜひ参考にしてください。