エルグランド(E51) グレード別中古車選びのポイントとは？

こんにちは！アイカーマガジン編集部です！

広々とした居住空間を持ち、豪華な装備が人気を集める日産の高級ミニバンであるエルグランド。新車の販売価格が高額なため、中古車の購入を検討している方も多いかと思います。

日産エルグランド51系2代目は2002年5月の発売開始から、前期型(~2004年)・中期型(~2007年)・後期型(~2010年)の3つに分類されています。

中古車を購入する場合にはモデルやグレードを考慮すると多数の種類から購入を決める必要がありますが、それぞれ装備品や外観デザインに違いがあるため、どのモデル・グレードを選べば良いかわからない方も多いのではないでしょうか。

本記事ではエルグランド51系2代目の中古車の購入を検討中の方に向けて車選びのポイントをご紹介します！

デザイン性を重視するのであれば中・後期型がおすすめ

中古車の購入を検討している方の中には「年式が新しくデザイン性に優れたモデルを安く購入したい」と考えている方が多いのではないでしょうか。そんな方にはデザイン性に優れた中・後期型をおすすめします。

中・後期型は前期型と比較してフロントデザイン・リアデザインともに大きく進化しました。

フロントデザインはバンパーのアンダーグリルが開けたことでスッキリした印象となり、それに加えてターンランプを内蔵したミラーにしたことで高級感が上がりました。

また、リアバンパーのボリューム感をアップし安定感が増した印象になりました。

中・後期型は精悍な見た目を持つフロントデザインと力強さ・安定感が印象のリアデザインが魅力的なため、デザイン重視の方にはおすすめです。

安全性能装備を重視するのであれば後期型

エルグランド51系2代目は2度のマイナーチェンジを繰り返し、それによりデザイン性向上だけでなく安全性能装備が追加されて充実しました。

各モデルの代表的な安全性能装備は以下の通りです。

※後期型には前・中期型の基本的な安全性能が装備されている

前期型では「オールモード 4×4」を搭載したことで走行安定性を実現し優れた安全性能が特徴でしたが、マイナーチェンジにより後期型では更に安全性能装備が充実。衝突回避をサポートする「インテリジェントブレーキアシスト機能」や、むち打ち症を防ぐ「アクティブヘッドレスト」などの機能が使用可能になりました。

後期型の最大の注目装備は世界初の「アラウンドビューモニター」です。車体の全周を俯瞰する映像でスムーズな駐車を支援する革新的なシステムは安全性能を各段に引き上げます。

この装備は後期型モデルのみの搭載のため、安全性能装備を重視したい方は後期型を購入することを強くおすすめします。

エルグランド51系2代目の中古車を購入するときの注意3点

日産の高級ミニバンとして人気が高く中古車市場での出回り数が多いエルグランドを購入するときには、どのようなポイントに注意して購入すれば良いのでしょうか。

必ず押さえておきたい注意点を3つご紹介します。

事故歴がない車を選ぶ

まず一つ目は、事故歴がない車を選ぶことです。

事故歴とは、車体の枠組みにあたる部分の部品交換や修復があるかどうかのことをいいます。つまり、事故歴があるということは車体の枠組みにまで損傷を与えるような大きな衝撃を受けたことがある証です。

車は無数の部品が組み合わされて構成されているため、例え修復されたとしても大きな衝撃を受けたことがあると後々不具合が生じる可能性も考えられます。安心して車に乗るためには事故歴がない車を選びましょう。

年式が古すぎる車を選ばない

二つ目は、年式が古すぎる車を選ばないことです。

エルグランド51系2代目の前期型は中・後期型と比較して安い価格で購入できます。安い理由は年式が古ければ古いほど部品交換などメンテナンスにかかる費用が高額になる傾向があることと、車の部品が古いと故障リスクが高いので、それらを考慮された価格設定になっています。

目安として、年式が15年以上経過しているものは販売店にきちんと状態の確認を行い、納得したうえで購入するようにしましょう。

過剰走行車を選ばない

三つ目は、過剰走行車を選ばないことです。

走行距離は中古車価格に反映される大きな要因のひとつです。過剰走行距離の明確な定義はありませんが、目安としては10万kmを超えた車が過剰走行車と呼ばれるケースが多いようです。

過剰走行車は経年劣化により部品の劣化や消耗が進んでいるため、購入後に高額のメンテナンス費用が発生する場合もあります。

購入検討の際は販売店に確認し、メンテナンスがきちんと行われているかを確認してから購入するようにしましょう。

まとめ

本記事では、日産エルグランド51系2代目の購入するときのポイントをご紹介しました。

マイナーチェンジを繰り返したことで、前期型・中期型・後期型でデザイン性や安全性能装備に大きな差があります。

また、事故歴や走行距離などの条件によっては別の車を選択した方が賢明の場合もありますので、この記事をぜひ参考にしていただければと思います。