こんにちは!アイカーマガジン編集部です!
トヨタのヴェルファイアは同サイズに分類されるアルファードの兄弟車として広く知られています。
ヴェルファイアは広々した室内空間が大きな特徴であり、子育て世代やシニア世代など、幅広い世代から高い支持を獲得しています。
車高が高く、視界が広いため運転がしやすい印象を受けますが、ボディサイズが大きいことで街乗りしやすいか、駐車時に停めやすいかなど気になる方も多いのではないでしょうか。
この記事ではヴェルファイア30系前期を取り上げています。
ヴェルファイア30系前期は2015年1月に誕生し、2018年10月のマイナーチェンジが行われるまで販売された人気のモデルです。
当記事では、ヴェルファイア30系前期のボディサイズ・室内サイズをご紹介します。
ボディサイズ
ヴェルファイアは2008年に誕生してから15年以上が経過している歴史あるミニバンです。
明確に定義はされていませんが、ミニバンとは「一般的にボディが箱型で定員が7名以上の車」のことです。
SUVやセダンと比較して車高が高く、室内空間が広く、乗り心地がよいなどの特徴があります。
また、ミニバンは家族旅行やグループ旅行、送迎サービスなどの用途に適しているため、観光業や交通業界等で広く使われています。
ミニバンはボディサイズが5段階で分けられ、ヴェルファイアは最大サイズのLLサイズに分類されます。
ヴェルファイア30系前期のボディサイズは以下の通りです。
【トヨタ ヴェルファイア30系前期 2015年1月モデル ボディサイズ】
グレード名 |
型式 |
全長 |
全幅 |
全高 |
2.5X |
DBA-AGH30W |
4,930mm |
1,850mm |
1,880mm |
DBA-AGH35W (4WD) |
4,930mm |
1,895mm |
||
2.5Z |
DBA-AGH30W |
4,935mm |
1,880mm |
|
DBA-AGH35W (4WD) |
4,935mm |
1,895mm |
||
2.5V |
DBA-AGH30W |
4,930mm |
1,880mm |
|
DBA-AGH35W (4WD) |
4,930mm |
1,895mm |
||
2.5Z Aエディション |
DBA-AGH30W |
4,935mm |
1,880mm |
|
DBA-AGH35W (4WD) |
4,935mm |
1,895mm |
||
2.5Z Gエディション |
DBA-AGH30W |
4,935mm |
1,880mm |
|
DBA-AGH35W (4WD) |
4,935mm |
1,895mm |
||
3.5ZA |
DBA-GGH30W |
4,935mm |
1,880mm |
|
DBA-GGH35W (4WD) |
4,935mm |
1,895mm |
||
3.5ZA Gエディション |
DBA-GGH30W |
4,935mm |
1,880mm |
|
DBA-GGH35W (4WD) |
4,935mm |
1,895mm |
||
3.5V L |
DBA-GGH30W |
4,930mm |
1,880mm |
|
DBA-GGH35W (4WD) |
4,930mm |
1,895mm |
||
3.5エグゼクティブラウンジ |
DBA-GGH30W |
4,930mm |
1,935mm |
|
DBA-GGH35W (4WD) |
4,930mm |
1,950mm |
上記の表からヴェルファイア30系前期の全グレードで共通しているのは全幅のサイズが同一(1,850mm)ということです。
また、全長や全高はグレードによって差があります。
一般的に、車の全幅はその車種の設計上の基本的な寸法であるため、グレードによって異なることは稀です。
一方でヴェルファイアのように、グレードによっては全長や全高などの寸法が異なる場合があります。
これはボディタイプ、装備、駆動方式によって搭載するパーツが異なるためです。
駐車場のサイズ
ヴェルファイアはボディサイズがLLサイズに分類されるため最大級の大きさを誇ります。
そのため、ボディサイズに合う駐車場探しに苦戦しないか、駐車しやすいかと気になる方も多いでしょう。
駐車場のサイズは、国が定めている駐車場整備の指針で以下を満たすように設定されています。
種類 | 幅 | 長さ |
普通乗用車 | 2,500 mm | 6,000 mm |
小型乗用車 | 2,300 mm | 5,000 mm |
軽自動車 | 2,000 mm | 3,600 mm |
ヴェルファイアの全幅1,850mmは、一般的な駐車場よりも650mm短いため、どの駐車場でも問題なく停められるでしょう。
また、全長も1,000mm以上短い設計となっているため駐車場の長さを気にする必要はありません。
駐車場のサイズは問題ないことがわかりましたが、コンパクトカーやサイズの小さいミニバンと比較すると駐車に気を遣う必要があるため、アラウンドビューモニターが備わっていると安心して駐車できます。
アラウンドビューモニターがあれば、車の周りの障害物や歩行者にも気づけるため非常に便利です。
ヴェルファイアの駐車で注意していただきたいシチュエーションが一つあります。それは商業施設や高層ビルなどの立体駐車場での駐車です。
一部の立体駐車場ではサイズが合わず入庫できない場合があるため、事前のリサーチが必要です。
最小回転半径
最小回転半径とは、車が円を描いて方向転換を行う場合に必要となる最小限の長さです。
小回りの効きやすさを示す数値です。つまり、最小回転半径が小さいほど、車は曲がりやすく、狭い道路でも走行しやすいということです。
最小回転半径は、車の前輪と後輪の距離、車輪の角度、ボディサイズなど、様々な要因によって決まるため、同じ車種でもグレードやタイヤサイズなどによって最小回転半径が異なる場合があります。
ヴェルファイアの最小回転半径は5.6m/5.8mです。
「2.5X」グレードのみ最小回転半径が5.6mとなっており、それ以外は5.8mとなっています。
室内サイズ
ヴェルファイアは大きな魅力として広い室内空間があるため、室内サイズが気になる方が多いでしょう。ヴェルファイアの室内サイズは以下の通りです。
【トヨタ ヴェルファイア30系前期 2015年1月モデル 室内サイズ】
グレード | 室内長 | 室内幅 | 室内高 |
全グレード | 3,210 mm | 1,590 mm | 1,400 mm |
同サイズに分類される車種の室内サイズは以下となります。
【トヨタ アルファード30系前期 室内サイズ】
グレード | 室内長 | 室内幅 | 室内高 |
全グレード | 3,210 mm | 1,590 mm | 1,400 mm |
【日産 エルグランド52系3代目 室内サイズ】
グレード | 室内長 | 室内幅 | 室内高 |
全グレード | 3,020 mm | 1,580 mm | 1,275 mm |
兄弟車であるアルファードの室内サイズはヴェルファイアと同一です。また、日産エルグランドと比較すると、ヴェルファイアの方が全てのサイズが大きいため室内は広々しているといえるでしょう。
まとめ
本記事から同じヴェルファイアであってもグレードによって全長や全高が異なることがわかりましたが、わずかの差であるため駐車時などで大きな影響はないでしょう。
広々した室内空間が魅力のヴェルファイアですが、同じLLサイズミニバンでも、ボディサイズが大きく異なります。
本記事を参考に、ヴェルファイア30系前期購入の際にお役立てください。