社用車で人気のミニバンと車種別のおすすめグレードは?

社用車で人気のミニバンと車種別のおすすめグレードは?

こんにちは!アイカーマガジン編集部です!

従業員の移動や仕事で使う道具の運搬、そして移動するオフィスとして活躍するのが社用車です。特にサイズの大きなミニバンは社用車の中でも使い勝手がよく人気を得ています。

ミニバンにもさまざまな車種やグレードがありますが、使用する状況によって求められるものは多様です。

そこで本記事では、社用車として使用するのにおすすめのミニバンについて解説します。

\YouTubeでもミニバンについて解説しています!/

社用車を使う目的によってポイントが異なる

冒頭に記載した通り一言で「社用車」と言っても、用途によって適した車種は異なります。例えば、会社のスタッフを移動させるために用いるのであれば、快適性も必要になります。役員など重要なポジションの方を送迎するために用いるのであれば、快適性の他にも移動中に仕事を行えるような設備も求められることでしょう。

また、建設関係の職人が仕事道具を積んで移動するのであれば、積載量や荷物の積みやすさ・降ろしやすさも大切なポイントとなります。

このように、どういった目的で社用車を用いるのかによって、おすすめする車種も異なります。

本記事では、上記に挙げた、

  • 仕事道具などの荷物を運ぶことが目的となる場合
  • スタッフを送迎することが目的の場合
  • 会社の役員など重要な人物が移動のために用いる場合

上記3点を想定し、ミニバンに絞って解説していきます。

仕事道具などの荷物を運ぶことが目的となる場合

まずは、セカンドシート以降を倒すことで多くの荷物を運ぶのに優れたミニバンを紹介します。

【トヨタ】ハイエースバン/「DX“GLパッケージ”」グレード

画像出典:ハイエースDX“GLパッケージ”|TOYOTA

トヨタのハイエースバンは、トヨタのミニバンとして分類されていますので、本記事でもご紹介させていただきます。

ハイエースは一般的なミニバンとは異なり、商用車ベースの設計となっており、広い荷室と高い耐久性が特徴です。

商用車としての信頼性が高く、特に長距離の移動や重い荷物の運搬に適しているため、多くの企業で採用されています。

ハイエースバンの特徴の一つとして、エンジンオプションにディーゼルエンジンとガソリンエンジンを用意している点があります。用途に応じたエンジンオプションを選択できるので、燃費やパワーについて最適化することができます。

また、安全装備も充実しており、衝突回避支援システムや車線逸脱警報システムが搭載されています。これにより、運転者と同乗者の安全を確保しています。

さらに、快適な乗り心地を提供するためのサスペンションや静音性にも優れており、長時間の運転でも疲れにくい設計がされています。

ハイエースバンには、ベースグレードとなる「DX」と中間グレードである「DX “GLパッケージ”」、そしてさらに上質さや装備を充実させた最上位モデルである「スーパーGL」の3種類のグレードが用意されています。

その中で、今回おすすめしたいのが「DX “GLパッケージ”」です。道具や荷物の運搬をしっかりでき、必要十分な快適性も兼ね備えておりコスパの良いグレードと言えるでしょう。

ここからは「DX “GLパッケージ”」の3人乗り、5ドアのモデルを例に解説します。

「DX “GLパッケージ”」のサイズ

「DX “GLパッケージ”」のサイズは、以下のとおりです。

全長4,695mm
全幅1,695mm
全高全高1,980mm
荷室長3,000mm(床面長2,970mm)
荷室幅荷室幅1,545mm
荷室高荷室高1,335mm
最大積載量最大積載量1,200kg

全長4,695mm×全幅1,695mm×全高1,980mmはミニバンの中でも大型のサイズ感です。

荷室長も3,000mm(床面長2,970mm)×荷室幅1,545mm×荷室高1,335mm、最大積載量も1,200kgとなっており、仕事で使う資材や道具を十分に積み込むことができます。

燃料は2Lガソリンと2.8Lディーゼルから選べる

「DX “GLパッケージ”」では2Lガソリンと2.8Lディーゼルのモデルから選ぶことができます。ガソリンモデルは2WDのみの設定で、ディーゼルは2WD、4WDの両方に設定されています。

重量のある荷物を運ぶ場合には、トルク感のあるディーゼルエンジンが心強いですが、販売価格についてはガソリンモデルが250.85万円、ディーゼルモデルが310.88万円と、約60万円ほどディーゼルモデルが高くなるため、検討が必要です。

スタッフで移動(送迎)することが目的の場合

ここからは、会社のスタッフも一緒に移動する場合におすすめのミニバンをご紹介します。スタッフを送迎する場合は、荷物や道具を積載するだけでなく、同乗する人も快適に移動できる装備がついていることがポイントとなります。

そのため、人員も荷物もしっかり運べる大型のものや、コンパクトで扱いやすいミニバンをリストアップしました。

【トヨタ】ハイエース/スーパーGL

ハイエースバン スーパーGL(2008)

トヨタのハイエースは、荷物を運ぶだけでなく、人員の移動にも適したグレードがあります。おすすめのグレードは「スーパーGL」です。ハイエースの最上級グレードとなり、快適性と機能性のバランスに優れたモデルとなっています。

ボディの設定は「標準幅ボディ」×「標準ルーフ」の組み合わせが4ナンバー仕様であり、「ワイドボディ」×「ミドルルーフ」が1ナンバーの仕様となります。

いずれも5ドアの仕様となっており、2WDと4WDの設定があります。

プライバシーガラス

「スーパーGL」では、リヤとサイドガラスにプライバシーガラスを採用しています。同乗者の方のプライバシーを守ることができます。

「DX」モデルではオプションで設定することが可能です。

ルームランプ

「スーパーGL」にはLEDダウンライトが装備されています。夜間に車内でちょっとした探し物をしたり、荷物のチェックをする場合に便利な機能です。

※「DX」モデルにはLEDダウンライトの設定はないので注意しましょう。

スピーカー

「スーパーGL」には4スピーカー(前席両側ドアと荷室両サイド)が装備されており、移動中の音響もばっちりです。※「DX」モデルの場合にはフロントに2つスピーカーのみです。

バックドアのイージークローザー

「スーパーGL」のバックドアにはイージークローザーが標準装備されていますが、「DX」には設定がありません。そのため、ハイエースでイージークローザーを選択する場合は「スーパーGL」を選択することになります。

【日産】エルグランド(E52/後期)

エルグランド 350ハイウェイスターアーバンクロム

日産エルグランドは、LLサイズの大型ミニバンでありながら、取り回しの良さと快適な乗り心地を両立させたモデルです。特に「E52後期」グレードは、複数のスタッフでの移動に適した装備と機能性を備えています。

大人数での移動に最適な室内設計

アーバンクロムでは全長4,975mm×全幅1,850mm×全高1,815mm×室内長3,025mmのボディサイズを活かした広々とした空間を確保しています。

エルグランドには7人乗りと8人乗りがあり、7人乗りではセカンドシートに足元の広いキャプテンシート、8人乗りではベンチシートを採用しています。また、5:5分割可倒式のサードシートは、荷物はもちろんのこと、大人数の移動にも柔軟に対応が可能です。

乗降性を重視した機能性

開口部が大きなサイドドアはスライド式で、複数人での乗り降りもスムーズです。また、バックドアスイッチひとつで開閉でき、荷物の積み下ろしも楽に対応できます。このように、乗り降りの多い業務での使用に適しています。

燃費と走行性能のバランス

2.5Lエンジンを搭載したモデルでは、十分な走行性能と経済性を両立しています。市街地での送迎はもちろん、高速道路での長距離移動でも安定した走りを実現します。

このように、エルグランドはスタッフの送迎用途に求められる広さ、快適性、実用性をバランス良く備えたミニバンとなっています。

会社の役員などを送迎するために用いる場合

会社の重役が使用する社用車はある意味で「会社の顔」ともなる車です。そのため、乗り心地はもちろんのこと、高級感も兼ね備えたミニバンが適しているといえるでしょう。

また、移動中の安全を確保できる最新の安全システムが装備されているかも大切なポイントです。

【トヨタ】アルファード/エグゼクティブラウンジ

アルファードハイブリッド エグゼクティブラウンジ(40系)
アルファードハイブリッド エグゼクティブラウンジ

「走る執務室」として会社の重役の移動を任せるにふさわしいグレードは「エグゼクティブラウンジ」です。

画像出典:40系アルファード(室内空間)|TOYOTA

アルファードは、トヨタを代表するラグジュアリーミニバンとして、高級感あふれる内装と快適な乗り心地が特徴です。重役の送迎にふさわしい車であり、最新の安全装備も充実しています。

静粛性も高く、移動中の会話や仕事に集中できることでしょう。特に「エグゼクティブラウンジ」はハイブリッドモデルであり、ウィンドウも高遮音性ガラスを用いているため静粛性がさらに高くなっています。

読書灯も標準装備されているため、資料の確認もしやすいのが魅力的です。

優れた快適性

アルファードハイブリッド エグゼクティブラウンジ(セカンドシート)

アルファードにはさまざまな快適装備が備わっています。

例えば、「エグゼクティブラウンジ」には「快適温熱シート+ベンチレーションシート」(フロントシートとセカンドシートに装備)や「リアヒーターカーテン」が標準装備されており、移動中の車内での時間を快適に過ごすことができます。

シート操作スイッチ
シート操作スイッチ
リヤマルチオペレーションパネル(脱着式)
リヤマルチオペレーションパネル(脱着式)

安全性能

アルファードハイブリッド エグゼクティブラウンジ(運転席・助手席イメージ)
アルファードハイブリッド エグゼクティブラウンジ(運転席・助手席上部)

アルファードの「エグゼクティブラウンジ」には、SRSエアバッグ(運転席と助手席)とSRSカーテンシールドエアバック(フロント、セカンド、サードシート)の6つのエアバックが装備されています。

万が一の際に、エアバックがサードシートまでしっかりカバーして衝撃を緩和します。

また、ドライバー異常時対応システムも搭載されています。運転手が不測の事態となり運転ができなくなってしまった場合にも、ハザードランプなどで車外に異常を知らせながら減速停車します。

【日産】エルグランド(E52/後期)

エルグランド250ハイウェイスターSアーバンクロム
エルグランド250ハイウェイスターSアーバンクロム

スタッフの送迎目的でもご紹介しましたが、エルグランドは日産を代表する高級ミニバンとして、「キング・オブ・ミニバン」をコンセプトに開発された車両です。そのため、送迎に限らず重役の移動にも適しています。

先述のとおり全長4,975mm×全幅1,850mm×全高1,815mmというボディサイズは、存在感と優雅さを両立させています。

豪華な内装と広い車内空間を特徴としているエルグランドは、アルファードと同様のLLサイズながら全高を抑えた設計により走行安定性に優れており、重役の送迎にふさわしい上質な乗り心地を実現しています。

圧倒的な存在感と高級感

エルグランドの外観デザインは、力強さとエレガンスを兼ね備えており、特に大型のフロントグリルと鋭い目つきのヘッドライトの組み合わせは、街中でも際立つ存在感を放ちます。

充実した快適装備

セカンドシートと助手席にオットマンを標準装備しており、長時間の移動でもリラックスした姿勢で過ごすことができます。特にセカンドシートには高級感あふれるエグゼクティブラウンジシートを採用しています。

上質な本革シートと細部にまでこだわった内装は、ビジネスでの移動時も快適に過ごせるでしょう。

室内長は3,025mmというゆとりある空間設計により、移動中の重要な商談や資料の確認など、ビジネスシーンでの活用も想定した設計となっています。また、優れた遮音性能により、移動中の会話や作業に集中できる静かな空間を実現しています。

安心の安全システム 

「360°セーフティアシスト」を搭載し、インテリジェント クルーズコントロールやインテリジェント FCW(前方衝突予測警報)、インテリジェント エマージェンシーブレーキなど、重役の送迎に必要な先進安全装備を完備しています。

力強い走行性能

エルグランド 350ハイウェイスタープレミアム アーバンクロム

3.5Lエンジンを搭載した上位グレードでは、静粛性と力強い走りを両立しており、この重厚感のある走りはビジネスシーンでの送迎に最適と言えます。また、全高を低く抑えた車体設計により、高速道路での走行安定性にも優れています。

さらに、インテリジェントトレースコントロールやインテリジェントブレーキアシストなどの先進技術により、スムーズで快適な乗り心地を実現。重役の方々の移動時間を、より快適なものとしています。

まとめ

一言に社用車と言っても、その用途に応じて求められるサイズや性能はさまざまです。

荷物を運ぶことがメインであれば、積載力や積み込みやすさといった点がポイントになり、人員を送迎するのであれば快適性が求められ、重役には「会社の顔」と言えるそれ相応の車種が求められます。

本記事を参考に、業務に適したミニバンを見つけてください。

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