車のサブスクとは?特徴やメリットデメリットも解説!

車のサブスクとは?特徴やメリットデメリットも解説!

こんにちは!アイカーマガジン編集部です!

最近の車の購入方法には、現金一括払いやローン、リースなどさまざまな選択肢がありますが、近年注目を集めているのが「車のサブスクリプション(サブスク)」です。

そんな「車のサブスク」について、詳しくご紹介します。

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目次

サブスクとは?

車のサブスクは、毎月決まった料金を払うことで、車を「所有」するのではなく「利用」できる新しいサービスです。

これまでの「購入」や「ローン」とは違って、車の本体価格だけでなく、税金や保険、メンテナンスなど、車にかかるいろいろな費用が月額料金にまとめて含まれています。

契約している間は、自分が選んだ車を自分専用として使うことができ、契約が終わったら車を返却します。

なお、レンタカーではないため「わ」や「れ」ナンバーにはなりません。

サブスクの契約期間

契約期間はサービスによってさまざまですが、おおよそ1年から3年、5年など、数年間のプランが多いです。

期間中は好きな車を自由に使えて、契約が終わったらその車を返却する、という流れになります。

サブスクとカーリース・レンタカー・カーシェアの違い

以下は、車のサブスク、カーリース、レンタカー、そしてカーシェアについて、それぞれの特徴をまとめたものです。

項目サブスクカーリースレンタカーカーシェア
利用期間数か月~数年1年~7年など長期数時間~数週間10分~数時間
支払い方法月額定額(諸費用込みが多い)月額定額(内容は会社による)都度払い都度払い
頭金不要(設定不可)あり・なし選択可(入れると月額減)不要不要
契約内容定額・パッケージプラン定額・カスタマイズ可短期貸出、都度契約会員登録+都度予約
任意保険含まれることが多い含まれないことが多い含まれる含まれる
メンテナンス含まれるプランによる含まれる含まれる
車種選択限定的(人気車種中心)幅広い(新車・中古も可)豊富限定的
乗り換え自由度プランによって可基本不可その都度選択可その都度選択可
走行距離制限月1,500km前後が多い月1,000~2,000kmなどなし(超過分は追加料金)あり(短距離向き)
返却時の対応原状回復して返却原状回復して返却返却時に清掃・燃料補充必要ステーションに返却
初期費用基本不要基本不要不要不要
利用シーン定期的な利用・家族/法人向き長期利用・社用車旅行・出張など短期利用ちょっとした外出・買い物

レンタカーやカーシェアは、必要なときに短期間だけ利用するサービスですが、サブスクは自分専用の車として日常的に自由に使える点が大きな違いです。

また、サブスクとカーリースは「車のサブスク(カーリース)」と呼ばれることも多く、月額定額で自分専用の車を利用できるなど、基本的な仕組みや使い方はほとんど同じです。

月額料金に含まれるもの

車のサブスクの大きな魅力は車にかかる主な費用が、月々の定額料金にすべてまとまっていることです。

  • 車両本体の代金
  • 登録時の諸費用
  • 自動車税(種別割)
  • 自賠責保険料
  • 任意保険料(プランによる)
  • 車検費用
  • 定期点検やメンテナンスの費用
  • 消耗品の交換費用
  • 故障時の修理や代車の費用(プランによる)

サブスク料金の目安

サブスクの料金は、選ぶ車種や契約内容によってさまざまですが、だいたい月々3万円から5万円くらいが一般的な目安とされています。

たとえば、トヨタのコンパクトカー「アクア」を5年間利用する場合、月々の支払いは約44,550円というシミュレーションもあります。

このように、ご希望やライフスタイルに合わせて、無理なく利用できるのが車のサブスクの魅力です。

サブスクのメリットとデメリットは?

ここでは、サブスクのメリットとデメリットについてご紹介します。

メリット

1. 初期費用がかからない

車を購入する際に必要な頭金や登録にかかる費用が不要なので、契約時の負担をぐっと抑えることができます。

2. 突発的な出費が少ない

税金や保険、メンテナンス費用などが月額料金に含まれているため、急な支払いに慌てることなく、安心して車を使い続けられます。

3. 家計管理がしやすい

毎月の支払い額が決まっているので、家計の見通しが立てやすく、計画的にカーライフを楽しめます。

4. 新車に乗り続けられる

 契約が終わった後は、また新しい車に乗り換えることができるので、常に最新モデルの車を楽しめるのも嬉しいポイントです。ただし人気の車種や新車を選ぶ場合、納車までに数カ月かかることもあります。ご希望のタイミングで車を利用できるよう、早めに計画を立てておくとスムーズです。

5. 若い方や法人利用にもぴったり

任意保険料も月額に含まれているプランが多く、初めて車を持つ方や社用車として利用したい方にも使いやすいサービスです。

デメリット・注意点

1. 走行距離制限がある

多くのサブスクでは、「月に1,000kmまで」などの走行距離制限が設けられています。

もし距離を超えてしまった場合は、追加料金が発生することがあるため、ご自身の利用スタイルに合っているか事前に確認しておきましょう。

2. 中途解約が原則不可

サブスクは契約期間が決まっているため、原則として途中で解約することはできません。やむを得ず解約する場合には、違約金が発生するケースもありますので、ご注意ください。

3. 車は元の状態に戻して返す必要がある(原状回復義務)

契約が終了した際には、車を原状回復して返却する必要があります。大きなカスタマイズや改造はできないので、車を自分好みにアレンジしたい方はご注意ください。また、車内での喫煙やペットの毛、汚れが残っている場合も、原状回復や特別なクリーニングの費用を請求されることがあります。日常的な利用の範囲を超える汚れや臭いには十分ご注意ください。

4. 所有権は得られない

サブスクはあくまで「車を利用する権利」を契約するサービスです。

基本的に契約期間が終わったら車は返却となり、ご自身のものにはなりませんので、その点も理解しておきましょう。

サブスクが向いている人・向いていない人

ここでは、サブスクに向いている人と向いていない人についてご紹介します。

向いている人

  • 毎月の維持費を分かりやすくしたい方
  • 初期費用をできるだけ抑えたい方
  • 定期的に新しい車に乗り換えたい方
  • 短期間だけ車が必要な方(中古車サブスクの場合も含む)
  • 法人や社用車として利用したい方

向いていない人

  • 年間の走行距離が多い方
  • 車を自分好みにカスタマイズしたい方
  • 長く同じ車を所有したい方

ファミリー向け車種ごとのサブスク活用法

ご家族で車のサブスクを利用する際は、日々の過ごし方や家族構成に合わせて、最適な車種やプランを選ぶことが大切です。

アルファード(トヨタ)

  • 特徴:ゆとりのある室内空間と優れた安全性能が特長で、長距離の移動も快適に過ごせる
  • 活用例:
    • 週末の家族旅行や帰省
    • 普段の送迎
    • 荷物が多いときのお買い物
  • サブスクのメリット:
    • 大きな車は購入や維持費が高くなりがちだが、サブスクなら月々の料金にすべて含まれている
    • 予算を気にせずワンランク上の車を選びやすい

セレナ(日産)

  • 特徴:多彩なシートアレンジやスライドドアなど、子育て世帯にとってうれしい機能が充実している
  • 活用例:
    • 保育園や学校の送迎
    • アウトドアやスポーツイベントの移動
  • サブスクのメリット:
    • 定期的なメンテナンスや任意保険もまとめてお任せできる
    • 忙しい毎日でも安心して利用できる

SUV・コンパクトカー

  • 特徴:アウトドアやレジャーシーンで活躍するSUVは根強い人気があり、街中での移動や日常の送迎に便利なコンパクトカーも多くの方に選ばれている
  • 活用例:
    • 週末はSUVでレジャー
    • 平日はコンパクトカーで通勤や送迎
  • サブスクのメリット:
    • 車種変更ができるプランなら、ライフスタイルの変化に合わせて柔軟に車を選び直せる

ご家族のライフスタイルに合わせて最適な車を選べるのが、サブスクならではのメリットです。

主要なサブスクサービスを比較

 車のサブスクは、さまざまな自動車メーカーや専門の会社がサービスを展開しており、それぞれに違った特徴や魅力があります。ここでは、代表的なサービスをいくつか取り上げて、選ぶ際のポイントもあわせてご紹介します。

ビス名主な提供車種契約期間月額料金の目安任意保険メンテナンス走行距離制限
トヨタ「KINTO」トヨタ、レクサス3年/5年/7年3万〜10万円台含まれる含まれる月1,500kmまで
日産「ClickMobi」日産主要車種3年/5年/7年3万〜7万円台含まれる含まれる月1,000km/1,500km
ホンダ「楽まる」ホンダ全車種3年/5年/7年3万〜8万円台含まれる含まれる月1,000km/1,500km
オリックスカーリース国内外メーカー多数5年/7年/9年/11年2万〜10万円台オプション含まれる月2,000km
※料金やサービス内容は2025年6月時点の情報をもとにしています

契約で定められた走行距離を超えた場合は、1kmごとに○円など追加料金が発生します。詳しい金額や条件については、各サービスの公式サイトをご確認ください。

具体的なシミュレーション例(2025年版)

車のサブスクリプション(サブスク)を検討するとき、「実際にどれくらいの費用がかかるのだろう?」と気になる方は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ファミリー層に人気のミニバン「トヨタ・アルファード」を例に、サブスクを利用した場合のイメージをわかりやすくご紹介します。

■サブスク(KINTO利用の場合)

  • 月額料金:53,680円~(Zグレード・ガソリン2WD、オプションなし、ボーナス併用なしの場合)
  • 契約期間:3年(36カ月)
  • 含まれるもの:車両本体、任意保険(車両保険含む)、自動車税、重量税、メンテナンス、車検、消耗品交換、ロードサービス等
  • 初期費用:不要(初期費用フリープランの場合)
  • 走行距離制限:3年契約で合計54,000km(=月平均1,500km)
  • 契約満了後:返却

■購入(残価設定ローン・3年契約例の場合)

  • 車両本体価格:555万円(Zグレード・ガソリン2WD)
  • 頭金:0円(例)
  • ボーナス払い:なし
  • 金利:2025年相場の2.9%
  • 契約期間:3年(36回)
  • 残価率:70%(=388.5万円)
  • 月額返済額:約67,000円(本体価格・金利・残価設定による)
  • 年間維持費:34万円~43万円(自動車税、任意保険、車検・メンテナンス、燃料費等)
  • 初期費用:登録費用等が別途必要(約10万円~20万円が目安)
  • 契約満了後:返却・乗り換え・残価支払いによる買取から選択

比較表

項目サブスク(KINTO)購入(残価設定ローン)
月額費用53,680円~約67,000円
初期費用不要登録費用等が必要(約10万~20万円)
年間維持費追加なし(コミコミ)約34万~43万円(保険・税金等)8
走行距離制限3年で54,000kmなし
契約満了後返却返却・乗換・買取選択可
含まれるもの車両・保険・税金・メンテ等車両のみ(維持費別途)

サブスクは、初期費用がかからず、毎月の支払いの中に維持費もすべて含まれているので、思いがけない出費や複雑な手続きに悩まされることがありません。

とくにご家族で車を利用される方にとっては、家計の管理がしやすく、突然の修理費用に心配しなくていいという安心感が大きな魅力です。

サブスクサービス選びで確認しておきたいポイント

ここでは、サブスクのサービスを検討される際にチェックしておきたいポイントをご紹介します。

1.任意保険が月額に含まれているか

任意保険が月額料金に含まれているかどうかは、サブスク選びの大切なポイントです。

特に若い方や法人で利用される場合、任意保険がセットになっているプランを選ぶと、年齢や条件による保険料の変動を気にせず、安心してご利用いただけます。

2.契約期間と走行距離制限

契約期間や走行距離の制限についても、ご自身のライフスタイルに合わせて無理のないものを選ぶことが大切です。たとえば、通勤や通学で毎日長距離を運転される方は、距離制限の内容をしっかり確認しておくと安心です。

3.どの車種を選べるか

車種の選択肢も重要なポイントです。ファミリー向けのミニバンやコンパクトカー、SUVなど、用途や家族構成に合わせて最適な車種を選べるかどうかをチェックしましょう。人気のトヨタ・アルファードや日産・セレナなども、サブスクで利用できるサービスが増えています。

4.メンテナンス内容

メンテナンスの内容もサービスによって異なります。定期点検や消耗品の交換、万が一の故障時の対応など、どこまでサポートが受けられるかを比較して、ご自身に合ったプランを選ぶのがおすすめです。

よくある質問(FAQ)

ここでは、サブスクについてよく調べられていることをご紹介します。

Q1. サブスクの車は新車ですか?

多くのサービスでは新車をご利用いただけますが、中には中古車を対象としたサブスクもあります。

新車の場合は、最新モデルに乗れるという嬉しいメリットがあり、中古車サブスクは月額料金が抑えられる傾向がありますので、ご予算等に合わせて選ぶことができます。

Q2. 途中で車種変更はできますか?

基本的には契約期間中の車種変更はできませんが、一部のサービスでは追加料金をお支払いいただくことで変更が可能な場合もあります。

気になる方は、ご契約前にサービス内容を確認してみてください。

Q3. 事故や故障があった場合は?

任意保険やメンテナンスが含まれているプランであれば、万が一事故や故障が起きた場合も、一定の範囲内でサポートを受けることができます。

プランによって対応内容が異なりますので、詳細はご契約内容をご確認ください。

Q4. サブスク終了後に車を買い取ることはできますか?

多くのサービスでは返却が基本となりますが、一部のカーリース型サブスクでは、契約終了時に残価をお支払いいただくことで買い取ることも可能です。

ご希望の場合は、事前にそのようなオプションがあるかどうかチェックしてみてください。

Q5. サブスクの契約に審査はある?

トヨタ「KINTO」、日産「ClickMobi」、ホンダ「楽まる」、オリックスカーリースなど、主要な車のサブスクリプションサービスでは、契約前に審査があります。

審査は毎月の支払いがきちんとできるかどうかを確認するためのもので、年収や勤務先、過去の支払い状況などがチェックされます。

Q6. 車検証の名義はどうなるの?

車検証には「所有者」と「使用者」の2つの名義が記載されていますが、サブスクサービスを利用した場合、所有者はサービス提供会社(例:KINTO株式会社やリース会社)となり、契約者ご本人は「使用者」として登録されます。

まとめ

車のサブスクは、毎月の費用が明確で家計管理がしやすく、サービスごとに内容が異なるため、ご自身のライフスタイルに合ったプランを選ぶことが大切です。

特にファミリーや法人、若い世代の方にとっては、初期費用を抑えて最新の車に乗れる点も魅力です。

今後もさらに多様なプランや車種が登場していくことが期待されますので、興味のある方はぜひ最新情報をチェックしてみてください。

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