夏の車内の臭い対策!すぐできる消臭法と根本的な解決法を解説!

夏の車内の臭い対策!すぐできる消臭法と根本的な解決法を解説!

こんにちは!アイカーマガジン編集部です!

夏が近づくと、車内の臭いに悩まされる方が増えてきます。

高温多湿の季節は、車内にこもった臭いが普段より強く感じられるだけでなく、カビや雑菌が繁殖しやすい環境にもなります。

この記事では、夏の車内臭対策について、すぐに実践できる方法や根本的な解決方法まで網羅的にご紹介していきます。

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夏の車内で発生しやすい臭いの原因とは?

まずは、車内の臭いがなにから発生するかを知ることが大切です。

主な原因には、次のようなものが挙げられます。

1.食べこぼしや飲みこぼし

車内での飲食によって、食べ物のかけらや飲み物がシートやカーペットに染み込むと、時間の経過とともにカビや雑菌の温床となり、臭いの元になります。

特に夏場は高温多湿のため、汚れが放置されると雑菌の繁殖が早まり、より強い臭いが発生しやすくなります。

飲食をこぼしてしまった際は早めに掃除をすることが大切です。

2.汗や皮脂、体臭

夏場は特に汗をかきやすく、その汗や皮脂がシートやシートベルトに付着しやすくなります。シート生地に染み込んだ汗や体臭は、車内の臭いを強く感じさせる原因のひとつです。

エアコンを使っていても、汗がシートにしみ込むことは避けられません。また、体臭や香水などもシートに残りやすく、他の臭いと混ざることで不快感が増すこともあります。

汗なども時間が経つほど落ちにくくなるため、こまめな掃除や換気を心がけましょう。

3.エアコンのカビやホコリ

エアコン内部は湿気がこもりやすく、カビやホコリが発生しやすい場所です。

エアコン内部の臭いそのものが車内に不快な臭いをもたらすことも珍しくありません。

詳しくは後述します。

4.ペットやタバコの臭い

ペットを同乗させたり、車内で喫煙をすると、その臭いがシートや内装に染み付きやすく、なかなか取れないことがあります。

ペットの場合は、毛や皮脂、唾液がシートやカーペットに残り、雑菌の繁殖によって独特の臭いが発生します。

タバコの臭いは、煙やヤニがシートや天井、内装の繊維に入り込むため、時間が経つほど落としにくくなります。

どちらも、こまめな掃除やカバーの洗濯、換気を心がけることが臭い対策の基本です。

基本的な臭い対策とは?

車内の臭いを防ぐためには、日々のちょっとした工夫が大切です。

ここでは、無理なく続けられる基本的な対策についてご紹介します。

1.定期的な掃除と換気をする

シートやフロアマット、ダッシュボード、窓ガラスまで、月に一度を目安に丁寧に掃除しましょう。

掃除機でホコリや髪の毛を取り除き、水拭きで皮脂や汚れを落とすことで、臭いの元を減らすことができます。

2.重曹を活用した拭き掃除

バケツ一杯(8~10リットル)の水または30~40℃程度のぬるま湯に、重曹を大さじ1~2杯加えてよく溶かします。

雑巾をこの重曹水で固く絞り、布製シートの表面をやさしく拭き取ることで、除菌や消臭の効果が期待できます。

特に皮脂や油分が気になる場合は、ぬるま湯を使うと汚れが落ちやすくなります。ただし、熱湯はシート素材を傷める恐れがあるため避けてください。

なお、本革シートの場合は重曹を使用すると革を傷める可能性があるため、重曹水は使わず、ぬるま湯で濡らして固く絞った柔らかい布で優しく拭き取る方法が適しています。

3.フロアマットの洗浄と天日干し

コイン洗車場などには、フロアマットをセットするだけで自動的に水洗いしてくれる設備がある場合もありますが、使用後は必ず干すことが大切です。2~3時間しっかり天日で乾燥させましょう。

生乾きのまま車内に戻すと、カビ特有の酸っぱい臭いや湿った布のような不快なにおいが発生し、かえって臭いの原因となるため、十分に乾燥させてから使用してください。

4.車内を換気する

走行中の車内換気については、運転席か助手席の窓を数センチ開け、反対側の後部座席の窓も同じく数センチ開ける方法がよく知られています。

ただし、中京テレビの実験によると、エアコンの「外気導入」モードで風量を最大にして時速40キロで走行した場合、窓を開けなくても車内の空気がしっかり入れ替わることが検証されています。実際に煙を充満させた車内で外気導入・風量最大にして走行したところ、わずか3分15秒で換気が完了*したことがわかっています。

この結果から、窓を開ける従来の方法よりも、エアコンの外気導入を活用した方が短時間で効率的に換気できることが分かります。

*参考:寒い季節…車での効果的な“換気”とは?空気の流れを“見える化”して徹底検証|中京テレビニュース

5.芳香剤や消臭剤を活用する

芳香剤や消臭剤は、車内の臭い対策として多くの方に利用されています。

使い方や効果の違いについては、次の章で詳しくご紹介します。

車内消臭グッズの種類と特徴

オートバックスやイエローハット、ネットショップなど、今はさまざまな消臭グッズが販売されています。

種類特徴・用途
活性炭シート臭いをしっかり吸着し、無臭で使いやすい
車用プラズマ発生器空気中の臭い成分を分解・除去
ナノ消臭スプレー細かい粒子でシートや内装の奥まで消臭
エアコン用消臭剤エアコン内部に直接噴射し、カビ臭対策に効果的
天然アロマオイル天然成分でやさしく香りづけしながら消臭

エアコンの吹き出し口に付けるクリップ型、ダッシュボードやシート下など好きな場所に置けて、活性炭やゲルが空気中の臭いを吸着する置き型タイプ、シートやマットなど臭いが気になる部分に直接スプレーできるスプレータイプなど…それぞれ使い方や効果の持続時間が異なるので、車の使い方や好みに合わせて選べます。

上記の商品は、カー用品店だけでなく、ドラッグストアやコンビニでも購入できます。

選ぶときは、消臭成分や安全性、持続性なども比べてみるとよいでしょう。

スチームタイプ

煙状の消臭成分を車内全体に行き渡らせ、空間の消臭や除菌を行います。

エアコンを内気循環モードにして使うと、消臭成分がエアコン内部にも届きやすくなります。

使用時には説明書をよく確認し、作業後はしっかり換気をしましょう。

消臭剤や芳香剤タイプ

消臭剤や芳香剤には、香りの強さを調整できるものや無香料タイプなど、さまざまな製品があります。

芳香剤は主に香りで不快な臭いをやわらげ、車内の雰囲気を変えたいときに便利です。

ゲルや置き型、エアコンの吹き出し口に取り付けるタイプなどがあり、好みに合わせて選べます。

スプレーボトルタイプ

スプレーボトルタイプは、臭いが気になる部分に直接スプレーできるのが特徴です。

消臭成分が臭いの元に働きかけ、すぐに効果を感じやすいですが、持続性は短めなので必要に応じてこまめに使うのがおすすめです。

車専用の消臭スプレーを選ぶと、車特有の臭い対策になります。

置き型・ゲルタイプ

置き型・ゲルタイプは、車内に置くだけで、持続的に臭いを吸着・消臭してくれます。

活性炭や備長炭、ミネラル成分を使った商品であれば、タバコや食べ物、汗など幅広い臭いに対応します。

また、消臭機能付き芳香剤なら、香りでごまかすのではなく、臭いの元を分解してくれます。

直射日光を避けて設置すると、効果が長持ちします。

匂いが長持ちする芳香剤は?

国内で人気の車用芳香剤の中から、メーカーが公表している持続期間が長い商品をご紹介します。

順位商品名(メーカー)タイプ持続期間(目安)代表の香り特徴・ポイント
1位ファブリーズ プレミアムクリップ(P&G)エアコン取付型約70日間ウッディコンチェルト等強弱調節可・高級感あるデザイン
2位カーメイト ルーノ ボタニカル ゲル(カーメイト)ゲル・置き型約2か月(60日)アップル&ジャスミン等アロマ配合で自然な香り
3位サムライ アクアマリン カーフレグランス(サムライ)リキッド・置き型1.5カ月~2カ月(45~60日)アクアマリン上質な香水調の香り、男女問わず人気
4位ラボン・デ・ブーン 置き型ゲル 大容量(ラボン)ゲル・置き型約1~1.5カ月(30~45日)シャイニームーン等見た目もポップで、シート下にも置ける
5位ジョンズブレンド フレグランスジェル缶(ノルコーポレーション)ゲル・置き型4~5週間程度(28~35日)ホワイトムスクシンプルデザイン・人気香調
※持続期間はメーカー発表の最大値です。

エアコンの臭い対策

ここでは、エアコンの臭い対策についてご紹介します。

1.エアコンのフィルター交換・掃除

前述したとおり、エアコン内部にカビやホコリがたまると、車内に不快な臭いが広がる原因となります。

そのため、エアコンフィルターを交換したり、エバポレーター部分を洗浄したりするなど、定期的にメンテナンスをしましょう。

エアコンを使うたびに感じる嫌な臭いを防げます。

サービス内容オートバックスイエローハット
エアコンフィルター交換工賃:1,100円(税込)~
時間:15分~
工賃:770円(税込)~
時間:15分~
エアコン消臭・除菌(洗浄)工賃:4,169円(税込)~
時間:30分~
工賃:3,850円(税込)~
時間:15分~

2.冷房使用後の暖房運転

車内の湿度が高いとカビや雑菌が繁殖しやすく、独特の臭いが発生しやすくなるため、臭い対策の基本は湿気をためないことです。

特に梅雨時や雨の後は車内に湿気がこもりやすいため、窓を開けて換気をしたり、マットやシートをしっかり乾燥させることが重要です。

湿気をためない工夫として、冷房を使い終えたら、エンジンを切る前に2~3分ほど暖房をかけて、エアコン内部の湿気をしっかりと飛ばしましょう。

湿気が減ることでカビの発生を抑え、エアコンからの嫌な臭いを防ぐ効果が期待できます。

頑固な臭いへの対処法

どんなに日頃から掃除や換気を心がけていても、なかなか消えない頑固な臭いが残ることもありますよね。

こういった場合には、ワンランク上の方法で臭いを除去することが必要となります。

対処法1.シートやカーペットの丸洗い

布製のシートやカーペットには、汚れや臭いが奥まで染み込んでいることが多くあります。

シートなどは、取り外して丸洗いすることで、根本から臭いを取り除けます。ご自宅では難しいかと思うので、専門のクリーニングサービスを利用すると安心です。

対処法2.スチームクリーナーの活用

高温の蒸気を使ってシートや内装を洗浄することで、雑菌やカビをしっかりと除去できます。

スチームクリーナーは消臭効果も高く、ペットやタバコの臭いにも対応しやすいのが特徴です。

対処法3.オゾン発生器による消臭

オゾンは強い酸化作用を持ち、臭いの原因となる成分を分解します。

市販の小型オゾン発生器を使う方法もありますが、使用時は必ず車内を十分に換気し、説明書に従って安全に取り扱うことが大切です。 


実際にオートバックスでは、車内消臭・除菌作業をピットに依頼できます。

工賃の目安としては、1台:2,750円(税込)~/20分~となっています。

イエローハットの場合、北海道・東北地区のお客様センター様によると、以前は取り扱いがありましたが、2025年6月現在は行なっていないとのことです。

よくある質問(FAQ)

ここでは、消臭や芳香剤についてよく調べられていることをご紹介します。

Q. 車内の消臭剤はどれくらいの頻度で交換すればよいですか?

A.消臭剤の交換時期は製品によって異なりますが、一般的には1~2か月ごとが目安とされています。

効果が感じられなくなった場合は、早めに新しいものに取り替えると良いでしょう。

Q. エアコンの臭いが取れない場合はどうすればいいですか?

A.エアコンのフィルター交換や専用の消臭剤を使っても改善しない場合は、専門業者による分解洗浄を検討されることをおすすめします。

内部にカビや汚れが蓄積しているケースも多いため、根本的な解決につながります。

Q. 赤ちゃんがいる場合、車内の消臭剤や除菌剤は使っても大丈夫ですか?

A.赤ちゃんが同乗する際は、安全性に十分配慮することが大切です。市販の消臭剤や除菌剤の中には、成分によっては赤ちゃんの健康に影響を及ぼすものもあります。

殺菌剤や強い化学成分を含む製品は避け、無香料や天然成分を使ったもの、またはバイオ消臭剤などを選ぶと安心です。また、使用時は、製品ラベルや説明書をよく確認し、赤ちゃんの手が届かない場所に設置してください。

Q. ペットの臭いを抑えるにはどうしたらよいですか?

A.ペット用の消臭スプレーやシートカバーを活用し、乗車後はこまめに掃除することが大切です。

さらに、活性炭シートやオゾン発生器なども効果的に活用できます。

Q. ペットがいる場合、車内の消臭剤や芳香剤はどう選べばよいですか?

A.ペットは人間よりも嗅覚が敏感なため、強い香りの芳香剤や消臭剤はストレスや体調不良の原因になることがあります。

ペットがいる車内では、無香料タイプやペット専用の消臭スプレーを選ぶのがおすすめです。消臭剤はペットやお子さまの手が届かない場所に設置し、誤飲や皮膚への付着を防ぐよう注意しましょう。

まとめ

夏の車内臭対策は、日々の小さな心がけの積み重ねが大切です。

定期的な掃除や換気、消臭グッズの活用、エアコンのメンテナンスを習慣にすることで、より快適なドライブを楽しめます。もし頑固な臭いが残る場合は、専門業者の力を借りるのも効果的です。

清潔で心地よい車内空間で、夏のドライブをお楽しみください。

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