デリカD:5(前期)特別仕様車「アクティブギア」とは?ノーマルとの違いを徹底解説

目次

こんにちは!アイカーマガジン編集部です!

デリカD:5の中古車を探していると、「アクティブギア」という名前を目にしたことがあるのではないでしょうか。

ノーマルとは見た目も装備も異なる特別仕様車ですが、具体的に何が違うのか、わかりにくいと感じている方も多いはずです。

この記事では、アクティブギアの概要から外装・内装の専用装備、ノーマルとの価格差、そして中古車として選ぶ際のポイントまで、まとめて解説します!

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デリカD:5(5代目)とはどんなクルマ?

2007年に誕生した「SUVミニバン」の先駆け

三菱デリカD:5は、2007年1月に登場した5代目デリカです。

ミニバンの使い勝手と、本格4WDによる走破性を両立した「SUVミニバン」というコンセプトは、当時としては非常に個性的なものでした。

広い室内空間と3列シートを確保しながら、悪路走行にも耐えられるシャシー性能を持つクルマは、国産車の中でも他に類を見ない存在です。

ファミリーユースはもちろん、アウトドア好きのドライバーからも厚い支持を集めており、登場から10年以上が経過した現在も根強い人気を誇ります。

中古車市場でも流通量が豊富で、状態の良い個体を比較的手が届きやすい価格帯で探せることも、人気が続く理由のひとつです。

前期・後期はいつ分かれる?

デリカD:5は長い販売期間の中で、複数回の改良を重ねてきました。

大まかな流れを整理すると、以下のようになります。

  • 2009年11月:大規模マイナーチェンジ。インパネのカラー液晶化や燃費改善が行われました。
  • 2013年1月:2.2Lクリーンディーゼルモデルを追加。これがデリカD:5の大きな転換点となり、ガソリン車からディーゼル車へと主役が交代しました。
  • 2014年8月:一部改良。
  • 2017年4月:一部改良と同時に、特別仕様車「アクティブギア」を設定。これが今回の主役です。
  • 2019年2月:ビッグマイナーチェンジ。フロントフェイスに「ダイナミックシールド」を採用し、ほぼフルモデルチェンジ相当の大幅刷新が行われました。

一般的に、2019年2月のビッグマイナーチェンジを境に「前期」と「後期」に区別されます。

アクティブギアは前期型の最後期モデル

2017年4月に登場したアクティブギアは、ビッグマイナーチェンジの約2年前に設定された特別仕様車です。

前期デリカD:5の集大成ともいえる時期に誕生したモデルであり、前期型ならではの丸みを帯びたフロントフェイスと、専用の外装・内装装備を組み合わせた、完成度の高い一台です。

デリカD:5「アクティブギア」とはどんなクルマか

2017年4月の一部改良とともに登場した特別仕様車

三菱自動車は2017年4月21日、デリカD:5の一部改良を発表すると同時に、特別仕様車「ACTIVE GEAR(アクティブギア)」の設定を発表しました(販売開始は同年4月27日)。

一部改良の主な内容は、「ACパワーサプライ(AC100V)」の標準装備グレードを拡大することや、シルバー系ボディカラーを新色のスターリングシルバーメタリックに変更することなどでした。

アクティブギアはこの改良と同時に設定された、限定色・専用装備を備えた特別仕様車です。

オレンジカラーに込められたコンセプト

アクティブギアのテーマカラーは「オレンジ」です。

このオレンジは、登山ロープやバックパックなど本格派のアウトドアギアに使われるエマージェンシーカラーをモチーフにしています。

三菱自動車は「機能の高さを象徴する色であり、新しいことに挑戦し、ライフスタイルを広げたいと考える人を後押ししたい」というコンセプトをオレンジに込めました。

SUVらしさを一層強調し、アウトドア用品のギア感(道具感)を表現したデザインが、アクティブギア最大の個性です。

ベースグレードはディーゼル4WD「Dパワーパッケージ」(7人乗り)

アクティブギアのベースグレードは、2.2Lクリーンディーゼルエンジンを搭載した「Dパワーパッケージ」の4WDモデルで、乗車定員は7人乗りのみの設定となります。

ガソリンモデルやFFモデルの設定はなく、ディーゼル4WDのみという潔いラインナップです。

デリカD:5の本来の強みであるオフロード走行性能と、経済性の高いディーゼルエンジンをそのまま受け継いでいます。

エクステリアはノーマルとどこが違う?

ブラック×オレンジで引き締まった専用の外装

アクティブギアのエクステリアは、ブラックをベースにオレンジをアクセントとして取り入れた専用デザインです。

フロントグリルと前後バンパーアンダーカバーをダイヤモンドブラックマイカで統一し、足元を引き締めており、ノーマル(Dパワーパッケージ)と並べると、まとまりのあるスポーティな印象が一目で伝わります。

ボディカラーは全3色(モノトーン1色・2トーン2色)

デリカD:5前期モデルのノーマルは、ツートーンカラーを合わせて8色のボディカラーから選べるのに対して、アクティブギアは3色のみの設定となっています。

◼︎MONO TONE(ノーマル)

  • クールシルバーメタリック
  • ウォームホワイトパール(有料色)
  • アイガーグレーメタリック
  • ダイヤモンドブラックマイカ

◼︎TWO TONE(ノーマル)

  • ディープシーグリーンマイカ/アイガーグレーメタリック
  • アイガーグレーメタリック/ダイヤモンドブラックマイカ
  • ウォームホワイトパール/クールシルバーメタリック(有料色)
  • クールシルバーメタリック/アイガーグレーメタリック

◼︎アクティブギア

  • ウォームホワイトパール/ダイヤモンドブラックマイカ(専用色、有料色)
  • アイガーグレーメタリック/ダイヤモンドブラックマイカ
  • ダイヤモンドブラックマイカ

選択の幅が狭い点はデメリットにもなりますが、3色はいずれもダイヤモンドブラックマイカをアクセントに組み合わせたデザインで、まとまりがあります。

フォグランプベゼル・ドアミラー・ホイールの変更点

ノーマルとの違いが最もわかりやすいのは、遠目から見てもひと目でアクティブギアとわかる、フォグランプベゼルとウインカー付き電動格納式リモコンドアミラーの「オレンジ仕上げ」です。

また、18インチアルミホイールはブラック塗装仕上げで、引き締まった足元を作り上げています。

サイドのイラストデカールとリヤの専用エンブレム

サイドには専用ピンストライプとデリカD:5のイラストデカールが装着されています。

テールゲートには「ACTIVE GEAR」専用デカールが貼られており、後ろからのビジュアルでもアクティブギアらしさを主張します。これらのデカール類はアクティブギアにしか設定されていない専用品です。

インテリアはどう違う?乗り込んでわかる専用装備

スエード調人工皮革×オレンジステッチの専用シート

アクティブギアの専用シートは、サポート性に優れたスエード調人工皮革を座面と背もたれ面に採用。オレンジ色のステッチを施したボーダーキルティングを立体的に処理しており、滑りにくく機能的な仕上がりです。

見た目の上質感だけでなく、長距離ドライブでも疲れにくい設計となっています。

ステアリング・シフトパネル・ヒーターダイヤルのオレンジ加飾

インテリアのオレンジ加飾は、シートだけにとどまりません。

本革巻きのステアリングホイール、ヒーターコントロールダイヤル、シフトインジケーターパネルのリング部にもオレンジが施されています。

さらに、パワーウィンドウスイッチパネルとドアトリムスピーカーリング(フロント・セカンドシート)もオレンジ仕上げです。

ブラックを基調としたキャビンの中で、随所に配されたオレンジがアウトドアギアのような機能美を演出しています。

アッパーグローブボックスのDELICAロゴ

ピアノブラック仕上げのアッパーグローブボックスには、オレンジの「DELICA」文字とデリカD:5のイラストデカールが配置されています。

さりげないポイントながら、アクティブギアの世界観をキャビン内でしっかりと主張する演出で、ノーマルにはないオリジナルの仕上げが、所有満足感を高めてくれます。

「ACTIVE GEARコンプリートパッケージ」とは?

5点セットの内容と装着時のイメージ

「ACTIVE GEARコンプリートパッケージ」は、アクティブギアのために用意されたディーラーオプションのセットです。消費税込みのメーカー希望小売価格は184,075円でした(本体163,404円、参考取付工賃20,671円)。

5点の専用パーツが含まれており、装着することでアクティブギアの世界観をさらに強調できます。

内訳は以下の通りです。

  1. フロントバンパープロテクター:ダイヤモンドブラックマイカにオレンジの「DELICA」ロゴ入り
  2. サイドガーニッシュ:オレンジカラー
  3. リヤディフレクター:ダイヤモンドブラックマイカ×オレンジ
  4. アルミホイールデカール:「ACTIVE GEAR」ロゴ入り
  5. 専用フロアマット:ブラック&オレンジ

なお、フロントバンパープロテクターとサイドガーニッシュはメーカーニュースリリースでもオプション扱いとされており、標準の外装ではなくコンプリートパッケージ装着によって完成する部分です。

中古車ではパッケージ装着済みかどうかも要チェック

中古車として流通しているアクティブギアの中には、コンプリートパッケージが装着されている個体と、そうでない個体が混在しています。

フロントバンパープロテクターやサイドガーニッシュの有無は、外観の印象に大きく影響します。購入前に販売店へ確認するか、実車をしっかり確かめることをおすすめします。

ノーマル(Dパワーパッケージ)との違い

外装・内装の専用パーツを比較

アクティブギアとノーマル(Dパワーパッケージ)の違いを整理すると、主に以下の点が挙げられます。

ノーマル(Dパワーパッケージ)アクティブギア
フォグランプベゼル標準色オレンジ
ドアミラー標準色オレンジ
アルミホイール標準色ブラック塗装
サイドデカールなしイラストデカール・ピンストライプ
テールゲートデカールなし「ACTIVE GEAR」専用デカール
シート生地標準スエード調人工皮革×オレンジステッチ
ステアリング加飾なしオレンジ加飾・ステッチ
ヒーターダイヤル標準オレンジ加飾
アッパーグローブボックス標準ピアノブラック+DELICAロゴ(オレンジ)

新車価格でおよそ20〜40万円の上乗せ

三菱自動車の発表時価格(消費税込)をもとにノーマルとアクティブギアを比べると、以下のようになります。

  • ノーマル(Dパワーパッケージ 4WD 7人乗り):3,534,840円
  • アクティブギア(ナビなし):3,763,800円
  • アクティブギア(ナビあり):3,936,600円
  • アクティブギア+コンプリートパッケージ(ナビなし):3,947,875円
  • アクティブギア+コンプリートパッケージ(ナビあり):4,120,675円

ナビなしの比較でおよそ23万円、ナビありのコンプリートパッケージ装着車では約59万円の差があります。専用装備の充実度を考えると、価格差以上の付加価値があると感じられる方も多いでしょう。

前期アクティブギアを中古で選ぶメリット

価格が落ち着いてきた2017年式が狙い目

アクティブギアは2017年4月に販売が開始されましたが、登場から数年が経過し、中古車市場での価格も落ち着いてきています。

新車時には400万円前後だった個体が、走行距離や状態によっては手が届きやすい価格帯で見つかるケースも増えてきています。

ちなみに、当社で販売していた上記画像のアクティブギア(2017年式/9.6万キロ)は、2026年5月頃の価格で本体価格219.6万円でした。

状態により価格は異なりますが、相場の目安として参考にしていただければと思います。

ディーゼル4WD×7人乗りで装備が充実

アクティブギアはディーゼル4WD・7人乗りというグレード構成のため、デリカD:5の本来の性能と利便性をフルに堪能できます。

2.2Lクリーンディーゼルエンジンは低回転域からのトルクが太く、高速道路での巡航も力強く、燃費の経済性も魅力です。

さらに、4WDシステムと組み合わさることで、積雪路や未舗装路でも安定した走行が期待できます。

個性的でおしゃれなデザインのおかげで所有感が高い

アクティブギアならではのオレンジアクセントは、デリカD:5のラインナップの中でも際立った個性のため、同じ駐車場に並んでいても、ひと目で見分けがつく存在感があります。

アウトドアシーンにも映えるデザインは、週末のキャンプや山岳ドライブをより楽しいものにし、所有する満足感が高い一台です。

中古車を選ぶときのポイント

コンプリートパッケージの有無と状態を確認

前述の通り、アクティブギアの中古車にはコンプリートパッケージ装着車とそうでない車が混在しています。

フロントバンパープロテクター、サイドガーニッシュ、リヤディフレクターの有無を必ず確認しましょう。

装着されている場合は、傷や欠損がないかどうかも実車で確かめておくことが大切です。

デカール・オレンジ加飾の劣化や剥がれに注意

サイドのイラストデカールやテールゲートデカール、アッパーグローブボックスのDELICAロゴなど、アクティブギア専用のデカール類は経年劣化によって端が剥がれたり、変色したりする場合があります。

内装のオレンジ加飾についても、日常使いの中で色褪せや擦れが生じている個体があるので、状態をしっかりと確認しましょう。

走行距離よりも、整備履歴・4WD系・DPFの状態を重視

デリカD:5のディーゼルモデルを中古で選ぶ際、走行距離だけを判断基準にするのは禁物です。特に注目したいのは以下の3点です。

  • 整備履歴:定期点検やオイル交換がきちんと記録されているか確認しましょう。履歴が不明確な個体は避けるのが無難です。
  • 4WDシステムの状態:四輪駆動機構に関わる部品の不具合は修理費用が高くなりやすいため、試乗時に異音や動作確認を行いましょう。
  • DPF(ディーゼル・パーティキュレート・フィルター)の状態:ディーゼルエンジン特有のDPFは、主に市街地での短距離走行が続くと目詰まりを起こしやすくなります。定期的に高速走行を行っていたか、DPF再生が正常に機能しているかを確認しておきましょう。

まとめ

デリカD:5(前期)の特別仕様車「アクティブギア」は、2017年4月に設定されたモデルです。

ディーゼル4WD・7人乗りをベースに、オレンジをテーマカラーにした専用の外装・内装が最大の特徴で、アウトドア志向のデザインが随所に散りばめられています。

中古市場では価格も落ち着いてきており、個性的なデザインと充実した装備を求めるなら有力な選択肢です。

購入の際は、コンプリートパッケージの有無やデカールの状態、DPFや4WDシステムのコンディションをしっかり確認した上で、納得のいく一台を選んでください。

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