本日は以前YouTube動画でご紹介した「50系エスティマの最終型+20系後期モデルのアルファード」の実車比較記事となっています。
中古車市場において、50系のエスティマも20系のアルファードもどちらも人気のあるお車です。
「エスティマとアルファード、どちらにしようか迷っている」「室内の広さや荷室の使い勝手が実際どう違うの?」という方に向けて、ミニバン専門店スタッフの中嶋が、2台を実際に並べながらリアルな違いをお伝えします。
\今回の内容は動画でもご覧いただけます💡 /
\動画(記事)内で2台を解説しているのは、店長の中嶋です!なんでもご相談くださいね!/

比較する2台のスペックについて
トヨタ・エスティマ(50系最終型)
エスティマは2019年(令和元年)10月に生産終了となっており、現在は新車での購入ができません。
今回の車両はフロントフェイスやテールライトのデザインが刷新された最終型にあたり、弊社でも入荷するたびに比較的早くご成約いただく、根強い人気を誇る1台です。また、モデリスタエアロを装着したスタイリッシュな外観と、ホワイトレザーシートが際立つ「アエラス スマート」グレードとなっています。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 車名 | トヨタ・エスティマ |
| グレード | アエラス スマート |
| 年式 | 2016年(平成28年) |
| 型式 | DBA-ACR55W |
| 駆動方式 | フルタイム4WD |
| カラー | ホワイトパールクリスタルシャイン |
| 全長×全幅×全高 | 4,820×1,810×1,760mm |
| 室内長×室内幅×室内高 | 3,010×1,580×1,255mm |
トヨタ・アルファードハイブリッド(20系後期)
アルファードの20系は2008年5月にフルモデルチェンジでデビューし、2011年11月のマイナーチェンジを経て後期モデルへと進化しました。
20系のハイブリッド車は後期モデルのみの設定で、2015年1月まで製造されています。
後期モデルではフロントグリルのデザインがスクエアな形状に刷新され、よりシャープで力強い顔つきへと生まれ変わりました。

今から10年以上前のモデルながら、重厚感ある外観と広大な室内空間は今見ても古さを感じさせません。
30系・40系と新型が続く現在でも根強い支持を集めており、予算を抑えながらアルファードの高級感・広さを手に入れたい方に特に人気のモデルです。
今回の20後期アルファードは、エアロ形状のバンパーにワーク製20インチホイールを装着したSRグレードです。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 車名 | トヨタ・アルファードハイブリッド |
| グレード | SR |
| 年式 | 2013年(平成25年) |
| 型式 | DAA-ATH20W |
| 駆動方式 | フルタイム4WD |
| カラー | ホワイトパールクリスタルシャイン |
| 全長×全幅×全高 | 4,885×1,840×1,905mm |
| 室内長×室内幅×室内高 | 3,160×1,585×1,400mm |
外観サイズの比較
2台を横に並べると、サイズ差が一目でわかります。

カタログ値で整理すると以下の通りです。
| エスティマ(ACR55W・4WD) | アルファードHV(ATH20W・4WD) | |
|---|---|---|
| 全長 | 4,820mm | 4,885mm(約6cm長い) |
| 全幅 | 1,810mm | 1,840mm(約3cm広い) |
| 全高 | 1,760mm | 1,905mm(約14.5cm高い) |
| 最小回転半径 | 5.9m | 5.9m |

最も大きな違いは全高(車高)です。
エスティマが1,760mm(176cm)、アルファードが1,905mm(約190.5cm)と、約14.5cmの差があります。


この差で日常使いに直結するのが、立体駐車場の高さ制限です。
立体駐車場などで「180cm以内」の制限が設けられている箇所であれば、エスティマ(176cm)はクリアできますが、アルファード(190.5cm)は入庫できない駐車場も出てきます。
普段使いのショッピングモールやスポーツジムに高さ制限がある場合は、この点が購入の決め手になることも少なくありません。

エスティマが今なお多くのミニバンユーザーに支持される理由のひとつです。
最小回転半径はどちらも5.9mと同じですが、実際に乗った感覚ではエスティマの方がひとまわりコンパクトで扱いやすく感じます。

全幅はわずか3cmの差ながら、体感的にはもっとコンパクトに感じられるほどです。
女性ドライバーの方にとっても視界が見やすく、感覚を掴みやすい印象です。
室内装備・インテリアの比較
エスティマ(アエラス スマート)の室内
アエラス スマートの特徴の一つであるホワイトレザーシートは、非常に上品な空間に仕上がります。

装備面では、マルチインフォメーションメーター・大型ナビに加え、エアコンや風量調整がタッチパネル式に変更されており、現行トヨタ車と共通するようなスタイリッシュな仕様となっています。


ルーフライニング(天井内張り)はブラック仕様で、白と黒のコントラストが特別感を演出しています。

アルファードハイブリッド(SR)の室内
アルファードはダッシュボードが大きく奥行きがある構造で、乗り込んだ瞬間の「広っ!」という感覚はミニバン最高クラスです。

車体が大きい分、慣れるまでは運転の感覚をつかみにくいと感じる方もいますが、乗り慣れてしまえばその広大な室内は病みつきになるほどの快適性を誇ります。
2列目・3列目シートアレンジ徹底比較
ここが今回の記事の核心部分です。
2台ともリラックスキャプテンシートを搭載しており、横スライドによる「超ロングスライド」に対応しています。


運転席を最前列にした状態で超ロングスライドを行うと、前席との間隔は約80cmとなります。
この数値はエスティマ・アルファード共通の大きな魅力です。


ただし、3列目シートとの関係で大きな違いが現れます。
20後期のアルファードは“3列目を使いながら2列目も広く使える”
アルファードは3列目シートを通常使用した状態でも、2列目との間に約42cmのスペースがあります。


このため、3列目を出したまま2列目の超ロングスライドも可能です。
つまり7〜8人が乗車している状態でも、2列目の方が快適なシートポジションを取れるのがアルファード最大の強みです。
なお、3列目シートは左右跳ね上げ式で格納でき、格納後の荷室高さは約115cmと余裕があります。


ただし、床面にはシートレールの出っ張りが残るため、完全なフルフラット床にはなりません。
床面の凹凸が気になる方は注意が必要です。

50最終型のエスティマは“床下収納でフルフラットを実現!”
エスティマ最大の特徴が、この3列目床下格納です。

3列目シートをフロア下に完全収納し、専用の蓋を閉めることで完全なフルフラット床面が実現できます。

3列目を床上に出した状態で超ロングスライドを行うと、2列目と3列目の隙間が非常に狭くなります。
そのため、エスティマの2列目を最大限活用するには、3列目の床下格納が前提となります。


そのためエスティマは、3列目を格納後に2列目を全開スライドすれば、アルファードと同等の約80cmのスペースが確保可能となるのです。



3列目格納後の荷室高さは約90cmで、アルファードより約25cm低くなりますが、完全なフルフラット床面はキャンプ・車中泊・大型荷物の積み込みに非常に便利です。

シートアレンジ比較まとめ

| 比較項目 | エスティマ(50系) | アルファード(20系) |
|---|---|---|
| 2列目シート | 超ロングスライド対応 | 超ロングスライド対応 |
| 3列目使用時の2列目スライド | 制限あり(狭くなる) | フルスライド可能 |
| 3列目格納方式 | 床下収納(フルフラット) | 左右跳ね上げ式 |
| 格納後の荷室高さ | 約90cm | 約115cm |
| 格納後の床面状態 | 完全フルフラット | レールの出っ張りあり |
| おすすめの乗り方 | 4人乗りメイン+荷室活用 | 7〜8人フル乗車にも対応 |
あなたにはどちらが向いている?
アルファードはLLサイズ、エスティマはLサイズのミニバンに分類されます。
ノア・ヴォクシー・セレナ・ステップワゴンといったMサイズクラスと比べると、エスティマも室内空間・シートアレンジ・シートの質感においてワンランク上の体験ができます。

悩まれている方は参考になれば幸いです。
エスティマ(50系)がおすすめな方

50系のエスティマが向いている方は以下のような方です。
- 乗車人数がメインで4〜5人以内の方
- 立体駐車場など高さ制限のある場所をよく使う方
- キャンプ・車中泊など、荷室をフルフラットで使いたい方
- 大型荷物をよく積む方・アウトドアが多い方
- コンパクトで扱いやすいミニバンをお探しの方
- 希少なホワイトレザーインテリアに惹かれる方
アルファード(20系)がおすすめな方

20系のアルファードが向いている方は以下のような方です。
- 7〜8人乗りをフル活用したい方
- 3列目使用中でも2列目を快適に使いたい方
- 大人数での移動・送迎用途が多いファミリーの方
- 広大な室内空間と高級感を最優先したい方
実車でシミュレーションしてみませんか?
文章や動画でお伝えできることには限界があります。
- 「自分の荷物が積めるか」
- 「ベビーカーが入るか」
- 「車中泊できそうか」
アイカーはミニバン専門店として、お客様の使い方・ライフスタイルに合わせた最適なシートアレンジを実演・ご提案しています。
「荷物を実際に積んでみたい」という方も、ぜひ一度、お気軽にアイカーグループへご来店・お問い合わせくださいね!


