【2024年】この春行きたい！道央桜名所【19選】

こんにちは！アイカーマガジン編集部です！

本年は気圧の影響などから暖かい空気が北海道に流れ込み、桜の開花が早まっています。

北海道のなかでも「道央」は面積（22,146㎢）が広いため、さまざまな桜名所があります。

新千歳空港や札幌がある地域ということもあり、交通の利便性が良く気軽にお花見に行けるでしょう。

今回は道央にある19カ所の桜名所を紹介します。

※ゴールデンウィークやイベント開催時期などは駐車料金の変動や交通規制が行われている可能性があります。実際に足を運ばれる際は詳細情報をホームページなどでご確認ください。

札幌の桜名所

北海道の中心地である札幌には多くの桜名所があります。

人気の桜名所をご紹介します。

円山公園

エゾヤマザクラやソメイヨシノが120本あり、市街中心地から近く、車と公共交通機関のどちらでも行けます。交通の利便性も相まって人気の桜名所です。

園内でピクニックで飲食や宴会は可能ですが、火や電源を用いて調理等をするのは禁じられているのでご注意ください。

桜はもちろん円山動物園や円山原始林など、自然や動物に会えるスポットが充実しているため一日中楽しめるでしょう。

北海道神宮

上記の円山公園に隣接しています。

1875年に北海道神宮(当時：札幌神社)の参道に150本のエゾヤマザクラが移植され、美しい桜並木が魅力です。100年以上が経過した現在、参道にある桜並木は、老木化で代替わりした木が並んでいますが今も美しい桜並木が見られます。

円山公園と北海道神宮はセットで訪れる方が多い桜名所です。

モエレ沼公園サクラの森

モエレ沼公園は彫刻家のイサム・ノグチによって園内全体が彫刻作品として設計されています。

エゾヤマザクラ、チシマザクラやカスミザクラ等が約1,600本植樹されており、桜とイサム・ノグチのアートや遊具のコラボレーションが生み出す自然物と人工物の独特な空間はモエレ沼公園ならではの風景です。

大人もお子さまも楽しめる桜名所です。

北海道立真駒内公園

北海道酪農発祥の地として昔から知られた地域にあり、園内には真駒内川が流れて自然林の広がる自然豊かな公園で市民の思いの場として利用されています。

約1,000本のエゾヤマザクラやヤエザクラが咲き、5月上旬からはカタクリの花も見られます。

中島公園

中島公園は札幌のほぼ中心部にあり非常にアクセスがよい場所でありながら、水と緑が豊かな公園で、日本の都市公園100選にも認定されています。

エゾヤマザクラやヤエザクラ、北海道ではあまり見られないシダレザクラなど約400本の桜があります。

中島公園の桜の特徴として、園内にある日本庭園にも桜が咲いており風流ある風景を楽しむことができる点が挙げられます。大通にも近いため、観光ついでにふらっと訪れられるのも魅力です。

観光地に近い桜名所

以下では道央の有名な観光地に近い桜名所を4カ所紹介します。

登別桜並木

登別といえば「登別温泉」ですが、JR登別駅からその登別温泉へ、向かう道道2号線に約8kmにわたり桜並木が続いています。

地元の人たちが丹精こめて植えた約2,000本のエゾヤマザクラが並んでおり、路上の上を覆うように生えていることから、「花のトンネル」とも呼ばれています。

満開時にはピンク色の迫力ある並木道が楽しめます。

小樽公園

小樽は有名な小樽運河や、明治から大正にかけて建てられたレトロな建物が並ぶ町として、多くの観光客に人気です。

札幌からJRの快速で35分ほど、車で1時間ほどとアクセスも良好です。

小樽公園は町の中心部にあり、市民の憩いの場として散歩など気軽に利用されています。エゾヤマザクラやソメイヨシノを中心に900本咲き、シウリザクラやウワミズザクラといった珍しい桜やツツジなども見られます。

坂道もありますが、ベンチが至るところにあるため、休憩しながら散策できます。高台からは小樽の町と海が一望できます。

洞爺湖畔

洞爺湖は北海道三大景観の一つであり山と湖の美しい景観と温泉旅館が並んでおり、昔から北海道で人気の観光地として名を馳せています。

洞爺湖は日本で3番目に大きいカルデラ湖で、水の透明度が高くカヌーツアーも楽しめます。洞爺湖畔の浮御堂公園や烏帽子岩公園、洞爺湖サクラ園、温泉地区付近一帯にヤエザクラを中心とした桜が咲いています。

また、洞爺湖の南東あたりにある「壮瞥公園」には約300本の梅が咲きほこり、桜とは違った風情ある景色が楽しめます。

二十間（にじゅっけん）道路桜並木

新ひだか町の観光の目玉の一つである「二十間道路桜並木」。

日本一の桜並木と称され｢日本の道百選｣｢北海道遺産｣｢さくら名所100選｣などに選ばれており、全国から約10万人もの観光客が桜並木を見に訪れます。

毎年桜が開花する時期には「しずない桜まつり」が行われ、露店なども並び賑やかな雰囲気に包まれます。

2024年の桜まつりはは4月28日(日)から5月3日(金・祝)まで開催されます。

桜が植えられたのは1916年からで、近隣の山からエゾヤマザクラ、カスミザクラやミヤマザクラなどを3年かけて移植し現在の桜並木となりました。

当時左右の道幅がちょうど二十間、現在でいう36mあったので、二十間道路と呼ばれるようになったそうです。

その他の桜名所

上記で紹介した以外にも道央には桜名所があり、札幌や観光地から離れているからこそゆったりと桜を楽しめる穴場をご紹介します。

有珠善光寺自然公園

伊達市にあるこの公園は善光寺の周囲を囲むように広がっており、落ち着いた雰囲気です。

約1,000本以上の桜が咲きほこり、その中には北海道の記念保護樹木に指定されている「石割り桜」という歴史ある桜の木もあります。

桜以外にもカシワやスキ、イチョウなどの大木が多く、春から秋にかけてさまざまな木々が楽しめる公園です。

美唄市東明（とうめい）公園

美唄市東明公園は丘陵にある都市公園で、空知管内随一の桜名所です。

日本最北のソメイヨシノの群生地でもあり、エゾヤマザクラやヤエザクラなども咲いています。

園内には「ふるさとの見える丘展望台」という展望台があり、空知平野を一望できます。

うらかわ千本桜 優駿（ゆうしゅん）さくらロード

約3kmにわたり約1,000本のエゾヤマザクラが作る桜のトンネルが美しい桜並木道です。

百年桜や長寿桜といった趣ある一本桜や、道内で最も幹周が太いうらかわオバケ桜は是非見ておきたい桜です。

2024年5月3日(金・祝)と4(土)の2日間にわたり、うらかわ優駿ビレッジアエルに特設会場を設けて優駿のさと浦河桜まつりが行われます。

桜の写真を美しく撮る写真教室やポニー乗馬、桜の見どころ中庭無料ツアーやうらかわ特産品抽選会などといったイベントが盛りだくさんです。

えりも町庶野（しょや）さくら公園

庶野漁港と桜が一緒になった美しい風景が望めます。

公園の奥には、元は2本だった桜が、やがて1本の木になったといわれている推定樹齢300年の「夫婦桜」と呼ばれているエゾヤマザクラがあり、毎年きれいな花を咲かせています。

桜の時期に合わせて5月中旬には庶野えりも町の海産物が味わえるイベントも催されます。

神楽岡（かぐらおか）公園

旭川市中心部から南東3kmにある公園で、約500本のエゾヤマザクラが生えています。

園内の大半が自然の樹林地なので、小動物や野鳥が生息するのどかな公園です。

芦別市旭ヶ丘公園

約1,000本のエゾヤマザクラやソメイヨシノが咲いており、桜の見頃に合わせて夜桜ライトアップもされ、芦別市屈指の桜名所として知られています。

園内には小動物園もあり、サル山やポニーが住む動物舎もあり、一日中のんびりと過ごせる公園です。

苫小牧市緑ヶ丘公園

苫小牧市中心から2kmという便利な場所で、バーベキューが可能なレストハウスやテニスコート、パークゴルフ場などさまざまな施設があり、市民の憩いの場となっています。

遊具も多く、夜景の見える展望台があったりと、お子さまから大人まで楽しめる公園です。

公園を囲むようにエゾヤマザクラやヤエザクラが約2,000本咲いており、ピクニックにもおすすめです。

安平町鹿公園

日本最古の保健保安林内にある公園で、春は桜の他に水芭蕉も見ることができます。園内正面にはエゾヤマザクラの桜並木が広がっています。

公園にはアスレチックやドッグラン、キャンプ場、パークゴルフ場、エゾシカの牧場といった、さまざまなアクティビティがあります。

奈井江町にわ山森林自然公園

約1,800本のエゾヤマザクラやソメイヨシノが植えられており、展望台に続く道に桜のトンネルがあります。

桜のトンネルを抜けた展望台からは石狩川や街並み、美しい水田風景が広がり、春の早朝には樺戸連山との間に雲海が見られることもあります。

北竜町金比羅（ほくりゅうちょうこんぴら）公園

約50本のシバザクラとエゾヤマザクラが植えられており、きれいなピンク色の風景が広がります。

予約不要で無料のキャンプ場やバーベキュー施設もあり、家族や友人同士で自然の中で楽しむことができるでしょう。

まとめ

道央の桜シーズンは4月下旬から5月上旬で、ちょうどゴールデンウィークに見頃を迎えます。

是非お花見に出かけて、長い冬を超えてようやく迎えた道央の春を楽しんでください。