こんにちは!アイカーマガジン編集部です!
2008年に行われた2回目のフルモデルチェンジで登場したアルファード20系。
現在は2015年に登場した3代目となるモデルが販売されていますが、中古車市場では過去モデルとなる20系も根強い人気があります。
20系のアルファードを実際に所有するとなると、気になるのが維持費。大型ミニバンということもあり、燃費や車税が気になる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、ガソリン代や税金、メンテナンス費用など、アルファード20系の維持費をご紹介します。
アルファード20系の維持費内訳
アルファード20系の維持にかかる費用は、大きく分けて次の5種類があります。
・自動車税
・ガソリン代
・メンテナンス費用
・車検代
・任意保険
維持費は走行距離や使用スタイルによって異なりますが、かかる費用の目安を知っておくことで無理のない支払い計画を立てることができます。
ここからは、それぞれの費用の計算方法や目安をご紹介しますので、ぜひ購入前の参考にしていただければと思います。
自動車税
毎年4月1日時点の車の使用者に支払い義務が生じる自動車保険。
税額は排気量ごとに定められており、複数の排気量があるアルファード20系では、選択するグレードによって価格が異なります。
排気量ごとの自動車税額は以下のとおりです。
排気量 | 自動車税額 |
2400cc | 45,000円 |
3500cc | 58,000円 |
2400ccモデルと3600ccモデルでは、税額に年間1万円以上の差が生じます。そのため、少しでも維持費を抑えたいという方には、排気量の小さい2400ccモデルがおすすめです。
また、初度登録から13年以上経過した車両は、自動車税が15%重課されます。2008年から販売されているアルファード20系は、すでに13年落ちの車も中古車市場に出回っていますので、購入の際にはご注意ください。
ガソリン代
アルファードは、パワートレイン・排気量・駆動方式によって燃費と使用燃料が異なります。
グレード別の燃費・使用燃料は以下のとおりです。
モデル |
排気量 |
駆動方式 |
使用燃料 |
想定実燃費 |
ガソリン |
2400cc |
2WD |
レギュラー |
8.6km/L |
4WD |
8.1km/L |
|||
3600cc |
2WD |
ハイオク |
7.3km/L |
|
4WD |
7.1km/L |
|||
ハイブリッド |
2400cc |
4WD |
レギュラー |
12.9km/L |
グレードによって年間のガソリン代には差がでますが、年間1万キロ程度を走行する場合は、ガソリンモデルで19〜23万円程度、ハイブリッドモデルで12万円程度のガソリン代がかかります。
(※レギュラー160円、ハイオク170円で試算)
走行距離が長いほど、グレードによるガソリン代に差が開きます。そのため、車の使用頻度が多い方は、費用を抑えられる2400ccのガソリンモデルや、ハイブリッドモデルがおすすめです。
車検代
2年に1度受ける必要がある車検ですが、アルファード20系の車検費用相場は、法定費用が7万円~9万円、点検費用・代行費用等で5万円程度が目安です。
これはあくまでも基本的な点検・整備を行った場合の費用目安であり、車検に含まれる点検において、交換や修理が必要なパーツが見つかった場合は、別途交換費用がかかります。
安く抑えたとしても1回の車検で10万円以上、タイヤなど高額な消耗部品を交換した場合は、20万円程度の費用がかかると考えておいた方がいいでしょう。
また、車検時の法定費用に含まれる重量税は、初度登録から13年以上が経過すると40%重課されます。そのため10年以上前の車両を購入する際には注意が必要です。
メンテナンス費用
オイル・バッテリー・タイヤ等の消耗部品は、経過期間や消耗具合を見て適切な時期に交換が必要です。
もちろん、毎年交換が必要なものばかりではありませんが、年1万km程度走行するのであれば、2〜3万円程度が年間のメンテナンス費用の目安となります。
車検時以外にも定期的な交換が必要な消耗部品と価格目安は以下のとおりです。
消耗部品 | 交換時期 | 価格目安/回 |
エンジンオイル | 5,000〜10,000kmごと、もしくは半年に1回。 | 7,000円~10,000円程度 |
オイルフィルター | エンジンオイル2回交換につき1回。 | 1,000円程度 |
バッテリー | 3年に1回程度。バッテリー上がりの後はすぐに交換が必要。 | 10,000円~50,000円程度 |
タイヤ | ゴムのひび割れや溝の残りを見て判断。スリップラインが見えた場合は即交換が必要。 | 80,000円~90,000円程度 |
ワイパーゴム | 半年~1年に1回。 | 1,000円~2,000円程度 |
上記以外にも、初度登録から10年以上が経過した車両や、10万キロ以上走行した車両の場合には、タイミングベルトやブレーキキャリパーなど、さまざまな部品の交換が必要となります。
使用年数が多いほどメンテナンスに費用がかかりますので、維持費も高くなると考えた方がいいでしょう。
任意保険
万が一、事故を起こしてしまった際に保証してくれる任意保険。その名のとおり加入は任意ではありますが、安心してカーライフを楽しむためにも維持費の一部として考えておいた方がいいでしょう。
任意保険の金額は、年齢や事故歴、等級によって大きな差があります。
また、車両保険を付けるかどうかでも金額に差が生じ、場合によっては年間10万円以上かかるケースも少なくありません。
最近では、ネットで簡単に保険見積もりを取ることができますので、購入前に金額を確認しておくと安心でしょう。
まとめ
高級ミニバンとして知られるアルファードは、前モデルとなる20系(2代目)モデルも根強い人気を集めています。
本記事ではそんなアルファード20系を実際に所有する場合にかかる維持費をご紹介しました。
無理のない支払い計画を立てるためにも、ぜひアルファード20系購入前にはご紹介した維持費内訳を参考にしてください。