こんにちは!アイカーマガジン編集部です!
1990年から2020年にかけて販売されたエスティマ。
最終モデルは50系と呼ばれる3代目モデルで、特徴的な見た目や使い勝手の良さから、販売が終了した今でも中古車試乗で高い人気を獲得しています。
そんなエスティマ3代目は、全6グレードを展開。
それぞれのグレードにはどんな違いがあるのでしょうか。
本記事では、エスティマ3代目のグレード別の特徴や装備品の違いをご紹介します!
エスティマ(3代目)グレード一覧
エスティマ3代目のグレードは発売時期により以下のように異なります。
【前期(2006年1月~)】
グレード | 乗車定員 | 排気量 |
アエラス | 7人乗り/8人乗り | 3.5L/2.4L |
アエラス”Gパッケージ” | 7人乗り/8人乗り | 3.5L |
アエラス”Sパッケージ” | 7人乗り/8人乗り | 3.5L/2.4L |
G | 7人乗り/8人乗り | 3.5L/2.4L |
X | 8人乗り | 2.4L |
【中期・後期Ⅰ(2008年12月~)】
グレード | 乗車定員 | 排気量 |
アエラス | 7人乗り/8人乗り | 3.5L/2.4L |
アエラス”レザーパッケージ” | 7人乗り | 3.5L/2.4L |
G | 7人乗り/8人乗り | 3.5L/2.4L |
X | 8人乗り | 2.4L |
【後期Ⅱ(2008年12月~)】
グレード | 乗車定員 | 排気量 |
AERAS PREMIUM-G | 7人乗り | 2.4L |
AERAS SMART | 7人乗り | 2.4L |
AERAS PREMIUM | 7人乗り | 2.4L |
AERAS | 7人乗り/8人乗り | 2.4L |
前期・中期・後期Ⅰモデルでは、2.4Lモデルと3.5Lモデルが選べたエスティマですが、2008年12月以降の後期Ⅱモデルからは3.5Lモデルを廃止。
さらにグレードもAERASに一本化しています。
それぞれのグレードは具体的に何が違うのでしょうか。
グレードごとの特徴をご紹介します。
エアログレードの「アエラス」シリーズ
前期・中期・後期Ⅰモデルで展開された「アエラス」「アエラス”Gパッケージ”」「アエラス”Sパッケージ”」は、フロント・リアのエアロバンパーが標準搭載されるエアログレードです。
エアログレードの中で当時の価格が最も安かったのは「アエラス」。
インテリジェントAFSやクルーズコントロールは搭載されず、機能をシンプルにした専用エアロのエントリーグレードとして扱われました。
上位グレードの”Sパッケージ”では、18インチアルミホイールや3本スポークの本革巻きステアリングを標準搭載。
エアログレードの中でもスポーティなデザインとなっています。
専用エアロモデルで最上級グレードの”G”では、IRカット撥水機能付きガラスやフロントシートヒーター付本革シートなどがオプションで選択可能に。
標準装備品が充実していることはもちろん、さまざまなオプションに対応していたため、自分好みの一台が見つかりやすいグレードと言えるでしょう。
見た目の迫力を重視したいという方は、「アエラスシリーズ」から車両を探してみてはいかがでしょうか。
充実した装備が魅力の「G」
前期・中期・後期Ⅰモデルに用意されたGは、エアロが搭載されない標準グレードの中で最も装備が充実したグレードです。
前期モデルでは、唯一クリアランスソナー&バックソナー、音声案内クリアランスソナー、レーダークルーズコントロールの取り付けが可能で、充実した運転支援機能や予防安全技術を搭載した車両が多く出回っています。
さらにプラズマクラスターなど、車内の快適さを向上する装備も搭載。
「装備品や機能の充実度にこだわりたい」という方におすすめのグレードです。
価格を抑えたエントリーグレードの「X」
前期から後期Ⅰモデルに用意されていたグレードの中で、最も価格が安く設定されていたのがエントリーグレードの「X」です。
標準搭載のタイヤは16インチ、ヘッドランプはハロゲンなど、搭載装備を限定することで、新車価格で300万円を切る価格を実現しました。
元値が安い分、中古車市場でも安い車両が多く出回っており、「とにかく安くエスティマを手に入れたい」という方にとって魅力的なグレードと言えるでしょう。
贅沢装備の「AERAS PREMIUM-G」
AERAS PREMIUM-Gは、エスティマの最終モデルに用意されたグレードの中で最も装備が充実した最上級グレードです。
シートには高級感あふれるヌバック調ファブリックのブランノーブ+合成皮革を採用。
さらに運転席・助手席の快適温熱シートや「ナノイー」が標準搭載され、まさに高級ミニバンらしい上質さと快適さを実現しています。
合成皮革を採用した「AERAS SMART」
AERAS SMARTはエスティマ3代目の後期Ⅱモデルで唯一、ベージュまたはホワイトの内装色が選べるグレードです。
シートには昇温降温機能付きの合成皮革を採用。見た目の高級感だけでなく、どの季節でも快適に過ごすための工夫が施されています。
エクステリアでは、ガーニッシュやサイドドアハンドルがメッキ加工に。
室内外ともに上質さを感じられる上位グレードです。
大型ムーンルーフ付き車両も!「AERAS PREMIUM」
AERAS PREMIUMは、大型ムーンルーフをオプションとして選択できるグレードです。
エスティマ3代目後期Ⅱモデルでは、大型ムーンルーフが選択できる車両が限られています。「ドライブ中に外の光を楽しみたい」「夜には星空を楽しみたい」という方は、ぜひAERAS PREMIUMもしくはAERASをご検討ください。
またAERAS PREMIUMではシートにトリコット(ファブリック)+合成皮革を採用。
温かみと高級感の両方を味わえるデザインとなっています。
後期Ⅱモデルのエントリーグレード「AERAS」
AERASは、エスティマ3代目の後期Ⅱモデルで最も価格を抑えたエントリーグレードです。
エントリーグレードと聞くと「不便」「安っぽい」というイメージを抱く方も多いかもしれませんが、エスティマ3代目のAERASは基本的な装備はもちろん、安全装備も充実しています。
シートに使用されるファブリックも決して安っぽい印象はなく、柔らかさや温かみのあるデザインに。エスティマ3代目はエントリーグレードでも十分な装備内容と言えるでしょう。
「高年式のエスティマに乗りたい」「価格を抑えたい」という方は、ぜひAERASをご検討ください。
まとめ
2006年に3度目のモデルチェンジを行ったエスティマ。
モデルチェンジ以降、販売終了までに4度のマイナーチェンジが行われており、販売時期により展開グレードが異なります。
本記事では、そんなエスティマ3代目の発売時期別グレードをご紹介しました。
グレードにより搭載装備や機能が異なりますので、エスティマを購入する際にはそれぞれの違いを事前に確認し、とっておきの一台を選んでください!