こんにちは!アイカーマガジン編集部です!
1990年の初代モデル登場以降、丸みを帯びた先進的な見た目や使い勝手の良さで人気を集めたトヨタ・エスティマ。
2回のモデルチェンジを経て2006年には3代目となるモデルが登場するも、2020年には惜しまれながらも販売を終了しました。
そんなエスティマは、販売が終了した現在でも中古車市場で高い人気を得ています。
実際に中古のエスティマを購入した場合、年間の維持費はどのくらいかかるのでしょうか。
本記事では最終モデルであるエスティマ3代目をピックアップし、ガソリン代や税金・メンテナンスなど、維持にかかる費用をご紹介します!
エスティマ3代目 維持費内訳
エスティマ3代目を所有する場合、かかる維持費は以下のとおりです。
【エスティマ3代目の維持費】
・ガソリン代
・自動車税
・車検費用
・メンテナンス費用
・任意保険
ここからはそれぞれの費用目安を使用スタイル別にご紹介します。
ガソリン代
近年、価格が高騰しているガソリン。
特に走行距離が多い方にとっては、ガソリン代でいくら程度が必要なのか気になる方も多いのではないでしょうか。
ガソリン代を計算するために、エスティマ3代目のカタログ燃費を確認してみましょう。
【エスティマ3代目のカタログ燃費】
モデル | ハイブリッドモデル | ガソリンモデル | ガソリンモデル |
駆動方式 | E-Four | 2WD | 4WD |
燃費消費率(JC08モード) | 17.0~18.0km/L | 11.4~11.6km/L | 11.2km/L |
エスティマ3代目には、ハイブリッドモデルとガソリンモデルが用意されており、1L当たり6km程度差が生じていることが分かります。
モデルによる燃費の差は、ガソリン代にどの程度影響があるのでしょうか。
ここからは、走行距離別にガソリン代の目安をご紹介します。
【年間走行距離別ガソリン代】
年間走行距離 |
モデル |
年間ガソリン代 |
5,000km |
ハイブリッドモデル |
45,000~50,000円程度 |
ガソリンモデル |
65,000~70,000円程度 |
|
10,000km |
ハイブリッドモデル |
90,000~85,000円程度 |
ガソリンモデル |
135,000~150,000円程度 |
|
15,000km |
ハイブリッドモデル |
130,000~140,000円程度 |
ガソリンモデル |
200,000~21,000円程度 |
※レギュラーガソリン1L当たり160円で計算
走行距離別に年間でかかるガソリン代を計算すると、走行距離が長いほど、モデルによる価格差が大きくなることが分かります。
エスティマの購入を検討する場合は、走行距離や使用スタイルに合わせてモデルを選択することがおすすめです。
自動車税
自動車税とは、4月1日時点の車の所有者に毎年課せられる税金です。
税額は排気量によって定められており、エスティマの場合、一年でかかる自動車税は以下のとおりです。
【エスティマ(3代目)年間自動車税)】
モデル | 排気量 | 自動車税額 |
ハイブリッドモデル ガソリンモデル | 2,362L | 45,000円 |
2.0L超2.5L以下に分類されるエスティマの標準税率はご紹介のとおりですが、自動車税は新規登録から13年・18年以上が経過すると重課の対象となります。
エスティマの最終モデルである3代目でも、モデルチェンジ直後の車両はすでに16年が経過しており、重課の対象です。
「維持費を抑えたい」という方は、経過年数にも注目してみてください。
車検費用
2年に1度受ける事が義務付けられている車検。車検にかかる費用は大きく分けて次の3つあります。
【車検費用内訳】
・車検基本料
・法定費用
・整備費用
車検基本料
車検基本料とは、車検を依頼する業者に支払う費用です。
エスティマの場合、車検基本料金の費用は10,000~50,000円程度で、車検を受ける業者により設定金額が異なります。
専門的な整備が受けられるディーラーは車検基本料が高いケースが多いため、費用を抑えたい場合は、車検専門店やカー用品店など複数の店舗で相見積もりを取ることがおすすめです。
法定費用
法定費用とは、車検を受けるために支払いが必要な税金や保険料を指します。
法定費用の内訳は以下のとおりです。
【法定費用内訳】
項目 | 費用目安 |
自賠責保険料 | 20,010円 |
自動車重量税 | 32,800円(※) |
印紙代 | 1,600円 |
※重量税は初度登録からの年数で金額が異なる場合があります。
法定費用は、車検基本料や整備費用とは異なり、どこで車検を受けても金額は一律です。
エスティマクラスの車両は、法定費用だけでも5万円以上がかかりますので、購入前に車検費用の支払いシミュレーションをしておくと安心でしょう。
整備費用
整備費用とは、車両の点検や部品交換にかかる費用を指します。
車両状態によって交換が必要なパーツが異なるため一概には言えませんが、初度登録から時間が経過している車両ほど整備費用が高くなりやすいと考えていいでしょう。
また、整備費用は業者によって設定金額が異なります。同じ部品の交換でも数万円の差が生じる可能性がありますので、車検費用が高いと感じた場合は、複数の業者で見積もりを取ることをおすすめします。
メンテナンス費用
部品交換やメンテナンスが必要なのは車検時だけではありません。
タイヤやバッテリー・エンジンオイル・ワイパーなど定期的に交換が必要な部品も多いため、年間2〜5万円程度がかかると想定しておくと安心でしょう。
また10年以上経過した車両は、タイミングベルトやブレーキキャリパーなど高額なパーツが交換時期を迎えます。
メンテナンス費用が高くなる可能性も考えられますので、購入前には部品の消耗・劣化具合をしっかりと確認してください。
任意保険
任意保険は、万が一事故を起こしてしまった場合に損害を補償するための保険です。
その名のとおり加入は任意となりますが、強制保険である自賠責保険だけではカバーできない事故も多いため、車を購入する際には任意保険への加入をご検討ください。
任意保険料は、年齢や事故歴・加入プランなどで価格が大きく異なります。免許を取得したばかりの場合は年間10万円以上がかかることもありますが、最近では価格を抑えたネット保険も多く登場していますので、金額が気になる方は購入前に見積もりを取ってみることをおすすめします。
まとめ
トヨタ・エスティマ(3代目)を所有するためには「ガソリン代」「自動車税」「車検費用」「メンテナンス費用」「任意保険」の5つの費用がかかります。
本記事では、それぞれの費用目安や内訳をご紹介しました!
購入前に維持費の支払いシミュレーションを行うことで、安心して新しいカーライフを楽しんでいただければと思います。