こんにちは!アイカーマガジン編集部です!
自動車の購入後は買い物に出かけたり、ドライブしたりする機会が増えるでしょう。
今回取り上げる日産セレナC26系(4代目)は2010年に発売されました。その後2013年12月にマイナーチェンジが実施され、それらの前後で前期型と後期側に分かれます。
本記事ではセレナC26系の年間維持費をご紹介します。先に結論を述べると、以下でご紹介した条件でシミュレーションした結果、年間の維持費は約19万円前後になることがわかりました。
それぞれを解説していきます。
ガソリン費用を左右する燃費性能
ガソリン費用は自動車の燃費性能によって大きく変動し、燃費性能は同じ車であってもグレードや駆動方式(2WD・4WD)によって異なります。
セレナ26系にはマイナーチェンジが実施されたことで前期型、後期型があります。
それぞれの燃費性能は以下の通りです。
【日産 セレナC26系(4代目) 前期型グレード別燃費】
グレード名 |
型式 |
排気量 |
燃費 |
20S |
DBA-C26 |
2.0L |
13.8 km/L |
DBA-NC26 (4WD) |
12.6 km/L |
||
20X |
DBA-C26 |
2.0 L |
14.6 km/L |
DBA-NC26 (4WD) |
13.4 km/L |
||
ハイウェイスター |
DBA-FC26 |
2.0 L |
14.6 km/L |
DBA-FNC26 (4WD) |
13.4 km/L |
||
20G |
DBA-C26 |
2.0 L |
14.6 km/L |
DBA-NC26 (4WD) |
13.4 km/L |
【日産 セレナC26系(4代目) 後期型グレード別燃費】
グレード名 |
型式 |
排気量 |
燃費 |
20S |
DBA-C26 |
2.0L |
13.8 km/L |
DBA-NC26 (4WD) |
12.6 km/L |
||
20X S-ハイブリッド |
DAA-HC26 |
2.0L |
16.0 km/L |
20X S-ハイブリッドアドバンスドセーフティパッケージ |
DAA-HC26 |
2.0L |
16.0 km/L |
ハイウェイスター S-ハイブリッド |
DAA-HFC26 |
2.0L |
16.0 km/L |
20X |
NBA-NC26 (4WD) |
2.0 L |
13.6 km/L |
ハイウェイスター S-ハイブリッド アドバンスドセーフティパッケージ |
DAA-HFC26 |
2.0 L |
16.0 km/L |
20G S-ハイブリッド |
DAA-HC26 |
2.0 L |
15.4 km/L |
20Xアドバンスドセーフティパッケージ |
DBA-NC26 (4WD) |
2.0 L |
13.6 km/L |
20G S-ハイブリッドアドバンスドセーフティパッケージ |
DAA-HC26 |
2.0 L |
15.4 km/L |
ハイウェイスター |
DBA-FNC26 (4WD) |
2.0 L |
13.6 km/L |
ハイウェイスターG S-ハイブリッド |
DAA-HFC26 |
2.0 L |
15.4 km/L |
ハイウェイスターアドバンスドセーフティパッケージ |
DBA-FNC26 (4WD) |
2.0 L |
13.6 km/L |
ハイウェイスターG S-ハイブリッド アドバンスドセーフティパッケージ |
DAA-HFC26 |
2.0 L |
15.4 km/L |
20G |
DBA-NC26 |
2.0 L |
13.6 km/L |
20G アドバンスドセーフティパッケージ |
DBA-NC26 |
2.0 L |
13.6 km/L |
ミニバン自体その形状から車体が重くなる傾向にありますが、セレナは一部の型式を除き、燃費が13.0 km/Lを超えるため優秀な燃費性能であるとわかります。
車体が重くなれば燃費性能が低下しますが、それにもかかわらず13.0 km/Lを超えるのは非常に優秀な車種であるといえます。
また、後期型になるとグレードにハイブリッドモデルが追加されています(ハイブリッドとは、エンジンと電気モーターを組み合わせた車のこと。エンジンと電気モーターの動力を搭載し、それぞれの動力を効率よく使い分けることで車の燃費性能を高めています)。
ハイブリッドモデルの中には、16.0 km/Lという非常に優秀な燃費性能を持つグレードもあることが上記の表からおわかりいただけます。
年間ガソリン費用シミュレーション
次に、ガソリン費用が年間でどのくらいかかるかをシミュレーションしてみましょう。
レギュラーガソリンは、ここ1〜2年間で120円/Lから161円/Lまで上昇しました。2022年10月時点では165円/Lまで上昇しています。
それらを踏まえたうえでのシミュレーション条件は以下の通りです。
項目 | 算出条件 |
モデル | 日産セレナ26系4代目 |
グレード | ハイウェイスター S-ハイブリッド |
燃費 | 16.0 km/L |
年間走行距離(日常/レジャー/通勤) | 8,000 km |
ガソリン価格 | 165円/L |
対象グレードはセレナ26系の中で、もっとも燃費性能が良いハイブリッドモデルで算出します。
条件の中にある年間走行距離8,000 kmは家族との週末ドライブ、月数回の小旅行、通勤・通学時の送迎を想定した条件です。
上記算出条件より年間ガソリン費用は以下の通りです。
- ガソリン使用量: 8,000 km ÷ 16.0 km/L = 500 L
- ガソリン費用: 500 L × 165 円 = 82,500 円
年間走行距離が8,000km以下であればガソリン費用はさらに抑えられます。車の用途を考えて年間走行距離を推測し、ガソリン費用を試算して確かめておきましょう。
自動車税
毎年かかる維持費の中で大きな割合を占めるのが自動車税です。
自動車税は毎年4月1日時点で車を所有している方が支払う義務があり、都道府県に納められます。自動車税は以下のように排気量ごとに異なります。
排気量別 自動車税は以下の通りです。
総排気量 | 自動車税 |
1,000cc以下 | 25,000円 |
1,000cc超1,500cc以下 | 30,500円 |
1,500cc超2,000cc以下 | 36,000円 |
2,000cc超2,500cc以下 | 43,500円 |
2,500cc超3,000cc以下 | 50,000円 |
3,000cc超3,500cc以下 | 57,000円 |
セレナC26系のグレード「ハイウェイスター S-ハイブリッド」を想定した場合は、自動車税は36,000円となります。
排気量が500cc異なると支払う税金が5,000円程度変動するため、維持費を節約したい方は排気量を考慮して車の購入を検討した方が良いでしょう。
車検費用
毎年発生する費用ではないですが、高額な費用がかかるのが車検費用です。
車検は所有している車の安全面等が国の定めた基準に適合しているかを定期的に検査するもので、新車購入後3年目、それ以降は2年ごとに車検を受けなければなりません。
車検費用は依頼する業者やその他条件により費用傾向が異なります。
項目 | 費用が高くなる傾向 | 費用が安くなる傾向 |
車検を依頼する業者 | カーディーラー | ガソリンスタンド 整備工場 |
車検時に使用する部品 | メーカー純正 | 社外品 中古品 他 |
年式 | 低年式 | 高年式 |
走行距離 | 過剰走行(10万kmが目安) | 短い走行 |
車検費用をなるべく抑えるためには、整備の範囲を必要最小限にしたり、日ごろから自分でメンテナンスしたりすると少しは効果があるようです。
ディーラーの車検費用が高くなる理由としては、安心安全な設備と技術で、質の高い整備を実施するからといえます。
シミュレーションではディーラーへ依頼した場合の車検費用をご紹介します。
項目 | 費用目安 |
重量税 | 約30,000円 |
自賠責保険 | 約20,000円 |
印紙代 | 約1,600円 |
車検基本料金 | 約21,000円 |
部品交換等が発生すれば追加費用がかかります。セレナ26系の車検費用はディーラー価格で7.3万円前後が相場になります。
まとめ
本記事では、セレナ26系4代目の年間維持費をご紹介しました。
- 年間維持費は約19万円前後
ガソリン費用:8.3万円 / 自動車税:3.6万円 / 車検費用:7.3万円前後(車検は新車購入後3年目、以降は2年ごと)
自動車を所有すると維持費が発生しますので、それらを考慮し無理のない快適なカーライフを楽しみましょう。