【三菱デリカD:5】前期型の維持費(ガソリン費,自動車税等)はどう？

＼ YouTubeでも日々様々な情報を発信しています／

自動車は購入して終わりではなく、その後のカーライフでは多くの場面で費用が発生します。

これらの維持費の中にはガソリン費用・駐車料金・自動車税等があります。

自動車の所有者が支払う具体的な維持費の内訳や年間で発生する費用をご紹介します。

三菱デリカD:5(5代目)は2007年に発売、2019年2月にビッグマイナーチェンジをし、その前後で前期型と後期側に分かれます。

本記事ではデリカD:5(5代目)前期型の年間維持費をご紹介します。以下で設定した条件でシミュレーションした結果、年間の維持費は約23.6万円前後になることがわかりました。

ガソリン費用に関わる燃費性能

自動車ごとに燃費性能は大きく異なるため、燃費性能によりガソリン費用が大きく変動します。具体的には1Lあたりの走行距離が長ければ、ガソリン費用の支出が抑えられます。

同じ車であってもグレードや駆動方式（2WD・4WD）によって燃費性能が異なります。

デリカD:5(5代目)前期型の各グレードの燃費性能は以下の通りです。

【三菱デリカD:5(5代目)前期型 2017年4月モデルグレード別燃費】

上記は2017年4月モデルの燃費性能になります。駆動方式によって燃費性能が異なることがわかります。各グレードの燃費は2WDが13.0 km/Lで、4WDが10.6 km/Lです。

駆動方式によって燃費性能が異なる理由はなぜでしょうか。日本国内で走っている車は2WDの駆動方式の車が多く、街乗りメインの方には2WDで十分です。

一方で雪道や山道等、悪路と呼ばれる道を走行する機会が多い方は4WDを選ぶとよいでしょう。

しかし、4WDはエンジンからタイヤに力を伝えるパーツを多く積む必要があるため、2WDの車と比較して車体重量が重くなる傾向があります。

その結果、2WDと比較して4WDの燃費性能が悪くなってしまうことが多いです。では、上記の燃費性能情報をもとに、ガソリン費用が年間でどのくらい発生するかシミュレーションしてみます。

近年、さまざまな理由でガソリン価格が高騰し、理由は大きく分けて2つあります。

これらの影響により直近1,2年の間でレギュラーガソリンの実売価格が120円/Lから161円/Lまで上昇しました。

シミュレーション条件は以下の通りです。

対象はデリカD:5(5代目) 2017年4月モデルで、燃費性能が13.0 km/Lのグレードの中から選択しました。年間走行距離8,000 kmは家族との日常使い、月数回の遠出、通勤・通学時の送迎を想定した条件となります。

年間ガソリン費用は以下の通りです。

今回のシミュレーションではガソリン費用が年間9.8万円、月0.8万円程度になることがわかりました。自分のカーライフを想像して年間走行距離を推測し、購入後の年間ガソリン費用を試算しておきましょう。

国に納める税金には住民税・所得税・その他さまざまな種類がありますが、自動車にも税金がかかります。その税金が自動車税です。

毎年4月1日時点の車の所有者が支払う義務があり、金額は以下排気量ごとに異なります。

排気量別自動車税

シミュレーション条件で採用した「Ｄパワーパッケージ」グレードは、排気量が2,300ccであるため自動車税は43,500円となります。

排気量により自動車税が変動するため、なるべく安く抑えたい方は排気量も考慮して車の購入を検討した方が良さそうです。

自動車税と同様に高額な費用になるのが車検費用です。

車の所有者は2年ごとに車検を受けなければならず、その際に車検費用が発生します。車の安全性等が国が定めた基準に適合しているかを検査します（新車は3年目）。

車検費用は以下の条件で費用の傾向が異なります。