こんにちは!アイカーマガジン編集部です!
ヴェルファイアは、2008年に初代となる20系が登場し、その後30系、40系へとモデルチェンジしてきました。
中古車では「20系前期」「30系後期」のように呼ばれることも多く、同じ世代でもマイナーチェンジの前後でデザインや装備に違いがあります。
また、20系から40系までを見ると、ボディサイズやエンジンだけでなく、2列目シートや安全装備、インテリアなども大きく変わっています。
本記事では、20系前期・後期、30系前期・後期、現行40系について、価格やサイズ、エクステリア、インテリア、パワートレインなどの違いを比較します。
歴代ヴェルファイアは20系・30系・40系の3世代
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ヴェルファイアが初めて登場したのは2008年5月です。
それまでネッツ店で販売されていたアルファードVの系譜を受け継ぐ、アルファードの姉妹車としてヴェルファイアが新たに登場しました。
トヨタは同時期のアルファードを「上品」「洗練」、ヴェルファイアを「力強さ」「先進性」を表現したモデルとして位置付けています。
| モデル | 販売時期 | 主な変更 |
|---|---|---|
| 20系前期 | 2008年5月~2011年10月 | 初代ヴェルファイアとして登場 |
| 20系後期 | 2011年11月~2015年1月 | 外装変更・ハイブリッド追加 |
| 30系前期 | 2015年1月~2018年1月 | 2代目へフルモデルチェンジ |
| 30系後期 | 2018年1月~2023年6月 | 外装変更・Toyota Safety Senseを標準装備 |
| 40系 | 2023年6月~ | 3代目。Z Premierや2.4Lターボを設定 |
20系は2011年11月、30系は2018年1月にマイナーチェンジが行われています。

40系は2023年6月に発売され、2026年6月にも一部改良が実施されています。
販売モデルの違い

20系ヴェルファイアのグレード構成
20系前期では、2.4Lガソリン車と3.5L V6ガソリン車が設定され、エアロパーツを装着したZ系や、標準タイプのX系、上級装備を備えたV系などから選ぶことができました。
発売当初はハイブリッドの設定がありませんでしたが、基本的な構成を引き継いだ20系後期では、2011年11月に2.4Lエンジンとモーター、E-Fourを組み合わせたハイブリッドモデルが追加されています。
| 区分 | 主なグレード |
|---|---|
| ガソリン車 | X、Z、Vなど |
| ハイブリッド車(後期追加) | X、V、ZRなど |
30系ヴェルファイアのグレード構成
30系では、ガソリン車が2.5Lと3.5L V6、ハイブリッド車が2.5Lという構成になりました。
グレードは、標準タイプのX・V・VL系、エアロタイプのZ・ZA・ZR系などが設定され、後席の快適性を重視した最上級グレード「Executive Lounge」も新たに登場しています。さらに30系後期では、エアロタイプの最上級グレード「Executive Lounge Z」が追加されました。
| 区分 | 主なグレード |
|---|---|
| 30系前期 | X、Z、V、VL、ZA、ZR、Executive Loungeなど |
| 30系後期で追加 | Executive Lounge Z |
40系ヴェルファイアのグレード構成
40系ではグレード構成が大きく整理され、発売時は「Z Premier」と「Executive Lounge」の2種類となりました。
| グレード | パワートレイン |
|---|---|
| Z Premier | 2.4Lターボ、2.5Lハイブリッド |
| Executive Lounge | 2.5Lハイブリッド、PHEV(2025年追加) |
歴代ヴェルファイアの新車価格を比較
ここでは、それぞれのモデルが発売・マイナーチェンジされた当時のメーカー希望小売価格を比較します。
現在の中古車価格ではなく、当時どの程度の価格で販売されていたのかを見るための参考としてご覧ください。
| モデル | 当時の主な新車価格帯 |
|---|---|
| 20系前期 | 300万円~450万円 |
| 20系後期 | 300万円~565万円 |
| 30系前期 | 約319.8万円~703.7万円 |
| 30系後期 | 約335.4万円~750.8万円 |
| 40系発売時 | 655万円~892万円 |
20系前期は、2.4Xの300万円から3.5V Lエディションの450万円までが主な価格帯でした。
20系後期ではガソリン車が300万円から462万円、追加されたハイブリッドは395万円から565万円で設定されています。
30系になるとExecutive Loungeが加わったことで価格帯が大きく広がり、前期では約319.8万円から約703.7万円となりました。後期ではExecutive Lounge Zのハイブリッドが750万8,160円に設定されています。
40系は発売時点で655万円から892万円となり、20系・30系と比べてもスタート価格が大きく上がっています。
なお、2025年に追加されたPHEVのExecutive Loungeは1,085万円で設定されました。
ボディサイズの違い
歴代ヴェルファイアのボディサイズを、エアロ系の代表的な2WDガソリン車で比較します。
| モデル | グレード例 | 全長 | 全幅 | 全高 | ホイールベース |
|---|---|---|---|---|---|
| 20系前期 | 2.4Z | 4,865mm | 1,840mm | 1,900mm | 2,950mm |
| 20系後期 | 2.4Z | 4,885mm | 1,840mm | 1,900mm | 2,950mm |
| 30系前期 | 2.5Z | 4,935mm | 1,850mm | 1,880mm | 3,000mm |
| 30系後期 | 2.5Z | 4,935mm | 1,850mm | 1,935mm※ | 3,000mm |
| 40系 | Z Premier | 4,995mm | 1,850mm | 1,945mm | 3,000mm |
※30系後期の全高は仕様・駆動方式によって異なります。
20系前期の2.4Zは全長4,865mm、全幅1,840mm、ホイールベース2,950mmでした。後期では全幅やホイールベースは変わらないものの、2.4Zの全長が4,885mmとなっています。
30系では全幅が1,850mm、ホイールベースが3,000mmとなり、20系より一回り大きくなりました。
40系Z Premierは全長4,995mmとなり、5mに近いサイズになっています。一方、全幅1,850mmとホイールベース3,000mmは30系から変わっていません。
20系前期と40系を比べると、全長は130mm長くなっています。
エクステリアの違い
20系前期・後期

20系ヴェルファイアの特徴は、上下2段に分かれたように見えるヘッドライトと、横方向に広がるフロントグリルです。
同時期のアルファードとはフロントデザインが大きく異なり、ヴェルファイアは「力強さ」「先進性」を意識した外観となっています。
2011年のマイナーチェンジでは、フロントグリルやフロントバンパー、リヤガーニッシュ、バックランプなどのデザインが変更されました。
ボディそのものの形は大きく変わっていませんが、前後のデザインが変更されているため、中古車でも前期と後期を見分けやすいポイントのひとつです。
30系前期・後期

30系では、20系の特徴だった上下に分かれて見えるヘッドライトのイメージを引き継ぎながら、フロントグリルがさらに大型化しました。
トヨタは30系ヴェルファイアのエクステリアを「大胆・不敵」をテーマにデザインしています。
2018年のマイナーチェンジでは、ヘッドランプ、フロントグリル、フロントバンパー、バックドアガーニッシュ、リヤコンビネーションランプなどが変更されました。
前期と後期では基本的なボディ形状は共通していますが、フロントまわりのデザインが大きく変わっているため、見た目の印象にはかなり違いがあります。
40系
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40系では、20系・30系で長く続いていた2段構成のヘッドライトから大きくデザインが変更されました。
フロントグリルとヘッドライト周辺を一体に見せる構成となり、Z Premierでは黒を基調とした加飾を採用しています。
40系はアルファードと基本的な車体を共有していますが、ヴェルファイアには専用のフロントデザインや外装加飾が与えられています。
2026年6月の一部改良では、新たなボディカラーとして「ニュートラルブラック」も設定されました。
インテリアの違い
20系
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20系では、上級グレードの2列目にエグゼクティブパワーシートを採用。パワーオットマンや大型ヘッドレスト、大型アームレストなどを備え、当時から2列目の快適性を重視した設計になっていました。
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また、3列目まで続くLED室内間接照明を全車に標準装備し、上級グレードでは18スピーカーのトヨタプレミアムサウンドシステムなども設定されています。
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20系後期では、スピードメーターのデザインやシート表皮、木目色などが変更されました。

30系

30系ではインテリアの質感がさらに見直され、インストルメントパネルからドアトリムにつながるデザインや、大型のセンタークラスター、木目調加飾などが採用されています。
また、ルーフ全体を照らす16色のLEDルーフカラーイルミネーションを全車標準装備しました。

大きな変更となったのがExecutive Loungeの追加です。


専用のエグゼクティブラウンジシートは従来の上級シートより幅を約100mm広げ、パワーオットマン、快適温熱シート、ベンチレーション、格納式テーブルなどを備えています。
40系


40系では、後席の使いやすさを意識して天井まわりの構造も変更されています。
従来は天井の左右などに配置されていた照明、エアコン吹き出し口、各種スイッチ類を中央の「スーパーロングオーバーヘッドコンソール」に集約しました。

後席から反対側の窓を操作できるなど、3列シート全体で操作しやすいように設計されています。
また、左右独立タイプのムーンルーフシェードや下降式のサイドサンシェードなど、後席の快適装備も見直されています。



エンジン・ハイブリッドの違い

パワートレインは、20系・30系・40系で大きく変化しています。
| モデル | 主なガソリン車 | ハイブリッド・PHEV |
|---|---|---|
| 20系前期 | 2.4L/3.5L V6 | なし |
| 20系後期 | 2.4L/3.5L V6 | 2.4Lハイブリッド |
| 30系前期 | 2.5L/3.5L V6 | 2.5Lハイブリッド |
| 30系後期 | 2.5L/3.5L V6 | 2.5Lハイブリッド |
| 40系 | 2.4Lターボ | 2.5Lハイブリッド/2.5L PHEV |
20系ヴェルファイアには、2.4L直列4気筒の2AZ-FEと3.5L V6の2GR-FEが設定され、後期モデルでは2.4LエンジンとE-Fourを組み合わせたハイブリッドモデルも追加されました。
30系では2.4Lから2.5Lへ排気量が拡大され、2.5Lの2AR-FE、3.5L V6の2GR-FE、2.5Lハイブリッドという構成に変更されています。さらに後期モデルでは、3.5Lエンジンが2GR-FEから2GR-FKSへ変更され、トランスミッションも6速ATから8速ATへ進化しました。
40系では3.5L V6が廃止され、Z Premierにヴェルファイア専用の2.4Lターボエンジンが設定されました。このT24A-FTS型エンジンは最高出力279PS、最大トルク430N・mを発生し、Direct Shift-8ATと組み合わされています。
また、2.5Lハイブリッドに加え、2025年にはExecutive LoungeにPHEVモデルも追加され、パワートレインの選択肢が広がっています。
燃費性能の違い
歴代ヴェルファイアの燃費を比較する際は、世代によって測定モードが異なる点に注意が必要です。
20系では10・15モードやJC08モード、30系では主にJC08モード、40系ではWLTCモードが採用されているため、カタログ燃費の数値だけで単純に比較することはできません。
例えば、20系前期の2.4L・2WDは10・15モードで11.6km/L、20系後期で追加されたハイブリッドはJC08モードで17.0km/L、30系の2.5Z・2WDはJC08モードで11.6km/Lとなっています。
また、40系では2.4Lターボに加えてハイブリッドやPHEVも選択できるため、燃費を重視する場合は世代だけでなく、パワートレインや測定モードの違いも踏まえて比較することが大切です。
安全装備の違い
20系ヴェルファイアでは、車両の安定性を制御するS-VSCや7個のSRSエアバッグなどが全車標準装備され、ミリ波レーダー方式のプリクラッシュセーフティも設定されていました。
30系前期では、インテリジェントクリアランスソナーやプリクラッシュセーフティ、パノラミックビューモニターなどが設定され、2018年のマイナーチェンジで登場した30系後期では、第2世代のToyota Safety Senseが全車標準装備となり、安全性能が大きく向上しました。
昼間の自転車運転者や夜間の歩行者を検知するプリクラッシュセーフティに加え、レーントレーシングアシストやレーダークルーズコントロール、ロードサインアシストなども採用されています。
40系では、さらに進化したToyota Safety Senseが採用され、プロアクティブドライビングアシストのほか、車外からスマートフォンで駐車・出庫を操作できるアドバンスト パークや、高速道路などの渋滞時に運転を支援するアドバンスト ドライブなども設定されています。
このように、安全装備は世代を重ねるごとに進化しているため、中古車で20系・30系・40系を比較する際は、年式だけでなく前期・後期やグレードによる装備の違いまで確認しておくとよいでしょう。
まとめ
ヴェルファイアは2008年に初代20系が登場し、その後30系、40系へとモデルチェンジを重ねてきました。
ヴェルファイアは世代によってボディサイズやパワートレイン、安全装備、2列目シートの装備などが異なるため、中古車を購入する際は価格や外観だけでなく、それぞれの特徴を比較しながら、予算や使い方に合った一台を選んでみてください。


