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自動車メーカーは、数年に一度の周期でフルモデルチェンジを実施します。
フルモデルチェンジとは車のデザイン・装備品・性能が大幅に変更されることを指します。
これにより、現行型から次期型へとモデルチェンジがされ、市場での競争力を維持または向上させます。
また、一部の機能追加やデザイン変更であればマイナーチェンジとされます。
本記事で取り上げるホンダステップワゴン(5代目)は2015年に誕生したモデルであり、先代は2009年に発売されたモデルです。
したがって、本記事ではステップワゴンの5代目と4代目を比較対象とし、旧型・新型の装備やデザインの違いをご紹介します。
大幅に向上した燃費性能
近年さまざまな価格が高騰し家庭を大きく圧迫しているため、ガソリン費用を抑えたい方が多いのではないでしょうか。
費用を抑えるには燃費性能が優れた車の購入を検討しましょう。
ステップワゴン5代目は4代目と比較して燃費性能が向上しました。それぞれの燃費性能は以下の通りです。
【ホンダステップワゴン(5代目) 2017年9月発売モデル グレード別燃費】
グレード名 |
型式 |
排気量 |
燃費 |
B |
DBA-RP1 |
1.5 L |
17.0 km/L |
DBA-RP2 (4WD) |
15.4 km/L |
||
B ホンダセンシング |
DBA-RP1 |
17.0 km/L |
|
DBA-RP2 (4WD) |
15.4 km/L |
||
G |
DBA-RP1 |
16.2 km/L |
|
DBA-RP2 (4WD) |
15.0 km/L 15.4 km/L |
||
G ホンダセンシング |
DBA-RP1 |
16.2 km/L |
|
DBA-RP2 (4WD) |
15.0 km/L 15.4 km/L |
||
G・EX ホンダセンシング |
DBA-RP1 |
16.2 km/L |
|
DBA-RP2 (4WD) |
15.0 km/L 15.4 km/L |
【ホンダステップワゴン(4代目) 2012年4月モデル グレード別燃費】
グレード名 |
型式 |
排気量 |
燃費 |
G |
DBA-RK1 |
2.0 L |
15.0 km/L |
G Eセレクション |
|||
G コンフォートセレクション |
|||
G インターナビEセレクション |
|||
Li |
14.4 km/L |
2車種でもっとも優れた燃費性能のグレードでどのくらい差があるか比較してみましょう。
5代目の「B」と4代目の「G」の燃費性能を採用し、 年間ガソリン費用をシミュレーションしてみます。
シミュレーション条件は以下の通りです。
項目 | 条件 |
5代目 「B」 | 燃費性能:17.0 km/L |
4代目 「G」 | 燃費性能:15.0 km/L |
年間走行距離(日常/趣味/通勤) | 5,000 km |
ガソリン価格 | 150円/L |
- 5代目 年間ガソリン費用:5,000 km ÷ 17.0 km/L × 150 円 = 44,118 円
- 4代目 年間ガソリン費用:5,000 km ÷ 15.0 km/L × 150 円 = 50,000 円
5代目は4代目と比較して年間5,882円分のガソリン費用が浮く結果となりました。
5代目に1.5 L VTEC TURBOエンジンを搭載
ステップワゴン(5代目)には、新開発の1.5 L VTEC TURBOエンジンが搭載されました。
このエンジンはそれまでのターボエンジンの概念を覆し、力強さと優れた燃費性能を両立させるものです。
2車種の排気量を比較すると、5代目の排気量の方が小さいにもかかわらず、新エンジンにより力強い走行性能を実現し坂道でも快適な走りを体感できます。
ホイールベースが長くなり安定した走りを実現
ホイールベースは、前輪の中心から後輪の中心までの距離を指します。
この距離が長くなるほど、安定した走りを実現できます。特に台風や突風といった風が強い日でも平常時とほとんど変わらない安定性を維持できます。
5代目と4代目のホイールベースと全長は以下の通りです。
ホイールベース | 室内長 | |
5代目 | 2,890 mm | 3,220 mm |
4代目 | 2,855 mm | 3,095 mm |
5代目はホイールベースが長いことで、室内長も長くなっており室内空間が広くなりました。
穏やかな雰囲気を残すフロントデザイン
近年、高級ミニバンなどはフルモデルチェンジが行われるたびに、フロントのメッキグリルが派手で大きくなり存在感を誇示しがちです。
その一方で、ステップワゴンのグリルは派手に光らせず、フロントグリルの大きさは先代と大きく変わりません。
他のMサイズミニバンとは異なる独自の路線を感じさせます。
わくわくゲートを実装し利便性を向上
5代目には4代目にはない「わくわくゲート」が実装されました。ワクワクゲートとは、縦横両方向に開くテールゲートのことです。
狭い場所で荷物を積み下ろしする際には横開き、自転車やベビーカーなど大きな荷物の積み下ろし時には縦開きといった場面で活躍します。
また、わくわくゲートのサブドアの開度は3段階で設定されているため、臨機応変に使い分けができます。
Honda SENSINGを搭載し安全性能を大幅に向上
4代目には、ヒルスタートアシスト機能・ACC(Adaptive Cruise Control)などの安全性能装備が搭載されていますが、5代目ではさらに安全性能装備が搭載可能となりました。
ホンダが開発した安心安全な運転を支援する「Honda SENSING」の代表的な3つの機能は以下の通りです。
誤発進抑制機能
駐車場などでのペダル踏み間違いによる事故を防止するシステムです。
停車時や車速が約10km/h以下で走行中にペダルの踏み間違いにより、正面の近距離に障害物に衝突する可能性があるとシステムが判断したときに、急な発進を防止します。
路外逸脱抑制機能
車速約60km/h以上で走行中、システムが路外への逸脱を予測したときに作動するシステムです。逸脱を検知した場合にはディスプレイ表示とステアリングの振動でドライバーへ警告し注意します。
またそれと並行して車線内へ戻るようにステアリング操作をアシストしてくれる便利な機能です。ただし、急なステアリング操作やウインカーを作動させている場合は作動しません。
先行車発進お知らせ機能
信号待ちなどによる自車停車時に、前方車の発進を音とディスプレイ表示で知らせてくれるシステムです。
高速道路での長距離渋滞など、さまざまな場面で活躍します。
まとめ
本記事では、ステップワゴンの旧型(4代目)と新型(5代目)の燃費性能や安全性能装備の違いをご紹介しました。
5代目では安全性能装備が大幅に向上したモデルとなっています。
本記事を参考にし、ステップワゴン(5代目)のご購入を検討してみていただければと思います。