こんにちは!アイカーマガジン編集部です。
トヨタの人気ミニバンであるヴェルファイアは、兄弟車のアルファードと並び多くの世代から支持を獲得しています。
ヴェルファイアのもっとも優れた特徴は、最大級のボディサイズと広々とした室内空間です。これらの特徴を活かし、長距離移動でも体への負荷が少なく快適に過ごせます。
また、ヴェルファイアは室内空間が広いためキャンプや車中泊でも十分に活躍します。
本記事で取り上げているヴェルファイア30系前期は2015年1月に登場し、その後の2018年1月のマイナーチェンジが行われるまで販売されたモデルです。
本記事ではヴェルファイア30系前期で車中泊を楽しみたい方に向けて、活躍する装備や注意点をご紹介します。
シートアレンジを駆使して快適に過ごす
ヴェルファイア30系前期には、車内で過ごす時間を快適にするために豊富なシートアレンジが搭載されています。
ヴェルファイア30系前期は7名乗りと8名乗りがあり、それぞれでシートアレンジのバリエーションが異なります。
そこで以下では、7名乗りの代表的なバリエーションを4つご紹介します。
エクストラロングラゲージモード
棚やサーフボードなどの長い物や自転車などを積むときに便利なアレンジです。3列目シートを跳ね上げて収納し、助手席と助手席側の2列目シートを限界まで前方にスライドさせます。
そうすることで、最大2,150mmのラゲッジスペースを確保できるため、海へサーフィンに出かけたり、外出先でサイクリングを楽しんだりできるようになります。
また、キャンプや車中泊ではたくさんの荷物が必要なため、多くのシーンで活躍するシートアレンジといえるでしょう。
リアシートフルフラットモード
2列目、3列目シートをフルフラットにするシートアレンジです。子どもがいる場合には、フルフラットにしたシートで寝かせておくことができるため、長距離移動でも安心して過ごせます。
それぞれのシートのヘッドレストが取り外しでき、段差や隙間が最小限となるため十分くつろげます。また、大人2人が横になれるほど広いため移動中の小休憩にも活用できます。
フロント、セカンドフルフラットモード
その名の通り1列目の運転席、助手席と2列目をフルフラットにするシートアレンジです。
2列目と同様に1列目のヘッドレストも取り外し可能であるため、違和感なくシート同士を連結できます。
ただし、7名乗りだと2列目シートが独立型のキャプテンシートとなっているため、車中泊時に横になって休むときにはアームレストの部分が少し不便に感じるかもしれません。
大人2人であれば就寝時には広々とくつろげるでしょう。
スーパーリラックスモード
ミニバンは2列目シートに乗車する方がもっとも快適に過ごせるようになっています。スーパーリラックスモードでは、さらに2列目を広々と使えるようにしたシートアレンジです。
2列目シートを3列目シート側に最大限スライドさせて、快適な空間を演出します。2列目シートのオットマンを活用することで、フラットに近い状態にできます。
長距離走行の負荷が軽減されます。
車中泊で活躍する3つの装備
ヴェルファイア30系前期には、車中泊時に活躍する実用的な装備がいくつか搭載されています。以下では代表的な3つの装備をご紹介します。
1.快適温熱シート
シート内に発熱機能を内蔵しているシートのことを指します。特に寒い時期や早朝の運転時などは、シートが冷えてしまっているため体温が下がってしまいます。快適温熱シートがあれば、体全体を温めてくれます。
車中泊時にはバッテリーが上がらないように気をつけなければいけないため長時間の使用はおすすめしません。どうしても寒いときに短時間使用し、体を温めるようにしましょう。
2.UVカット機能+IRカット機能付きウインドウシールドガラス
UVカット、IRカット機能付きガラスにより赤外線および紫外線をカットできます。
特に春先から夏にかけての時期は紫外線が非常に強いため、この装備が搭載されていると安心して車内で過ごせます。
3.AC100V電源
車中泊時には、宿泊場所次第では夕方時点で外が真っ暗となることがあります。
そうなると車内に灯りがないと暗くて何もできなくなってしまいます。
電源があればライトを使えますし、PCやスマートフォンなどの通信機器を充電できます。
車中泊時の注意点3つ
ヴェルファイア30系前期で車中泊を楽しむために、注意してほしいことが3つあります。
1.泊まる場所の選定する
車中泊時にもっとも大切なのが、泊まる場所の選定です。
どこでも泊まっていいわけではなく、法律や条例で禁止されている場所や、危険な場所には泊まらないようにしましょう。
また、泊まる場所の中には許可が必要な場合もあるため、事前に確認しておくことをおすすめします。
2.防犯対策の実施する
万が一の事態に備えて防犯対策をしっかりと行いましょう。車内の目立つところには貴重品を置かず、ドアや窓をしっかりと施錠できていることを確認してください。
また、防犯カメラや防犯ブザーを用意しておくとさらに安心です。
3.快適に過ごすために便利グッズを用意する
車中泊をする場合、車内をより快適に過ごせるために便利グッズを用意しましょう。スリープベッドやブランケットなどを用意し、快適な睡眠環境を整えることをおすすめします。
また、車内で過ごす時間が長くなることが予想されるため、携帯用トイレなどを用意するとよいでしょう。
まとめ
本記事では、ヴェルファイア30系前期で車中泊するときの便利な機能や注意点をご紹介しました。車中泊を快適に楽しめるように、万全の準備をしておきましょう。