トヨタのスタンダードサイズミニバンとして定着しているノアは、特に小さな子どもがいる若い世代から人気を獲得しています。室内が広々としているため、外出先で車中泊をしてみたいと考える方もいるのではないでしょうか。
アクティビティの一つとしてキャンプが注目されており、付随して車中泊も注目を浴びています。
キャンプは専用装備が搭載されているキャンピングカーだけでなく、広い室内空間と実用的な装備を持つミニバンでも十分に楽しめます。
今回取り上げる3代目ノア(80系)は2014年に誕生し、2017年にマイナーチェンジが実施された人気モデルです。
当記事では3代目ノア後期型で車中泊を楽しみたい方に向けて、ノアの実用的な機能や車中泊を楽しむためのおすすめアイテムをご紹介します。
車中泊のメリットとデメリット
車中泊にはメリットとデメリットがあります。それらを理解して車中泊をしましょう。
メリット
・宿泊費用が節約できる
旅行や遠出では、ホテルや旅館に宿泊することが多いため、宿泊費用がかかります。宿泊施設次第では数万円/人 かかる場合もあり、車中泊をすることで宿泊費用が節約できるのは大きな魅力でしょう。
・自然の中で自由に泊まれる
私有地など立ち入り禁止エリア以外であれば、自然環境のどこでも泊まれます。キャンプ場や自然が美しい景色の中で過ごせるため、普段の生活では味わえない経験ができます。
デメリット
・泊まる場所の問題
車中泊をするためには適した場所を探す必要があります。特に都市部では見つけるのが難しいため、地方や郊外の車中泊が可能な場所を探しましょう。
・快適性の欠如
車の室内空間はスペースが限られているため、普段寝ているベッドなどの快適性は期待できません。
また、場所によってはトイレやシャワーがない場合もあるため、それらを踏まえて車中泊を楽しみましょう。
シートアレンジをうまく活用して快適に過ごそう
限られた室内空間を快適に過ごすためには、シーンに合わせてシートアレンジ機能を活用するようにしましょう。
以下では車中泊で活躍するシートアレンジパターンを4つご紹介します。
1.スーパーリラックスモード
後部座席の3列目シートを跳ね上げて収納し、空いたスペースへ2列目をロングスライドすることで広いスペースが確保できます。
2列目シートに乗車する方は足を楽々伸ばせられるため自宅のソファーのようにくつろげます。
2.団らんモード
2列目シートを前にスライドさせて、1列目に近づけるパターンです。
距離が近くなることで、4人で会話がしやすくなり3列目シートのスペースが広くなるため荷物を多く積めます。
3.フロントフラットソファーモード
1列目のヘッドレストを取り外し、2列目シートと連結させることでくつろぎ空間を演出するパターンです。
大人でも身体を伸ばせるため、長距離運転で疲れたときの仮眠や休憩時に活躍するでしょう。
4.ビッグラゲージモード
5名乗車+ラゲッジモードよりも多くの荷物や大きい物を積載したい場合に活躍するスタイルです。
このスタイルは、2列目シートを前方にスライドさせ、3列目シートを折り畳むことで最大2,025mmのラゲッジスペースを確保する代わりに、乗車できる定員は2名となります。
自転車や家具など背丈が高いような荷物を楽に積めます。車中泊でも活躍するため多くのシーンで活躍するスタイルです。
3代目ノアの実用的な機能3選
幅広い世代から高い支持を獲得しているノアには、車中泊時に活躍する実用的な機能が搭載されています。代表的な機能を3つご紹介します。
1.低床設計を活かした床下収納スペース
利便性をより高めるために床下収納スペースが確保されています。200mm程度の深さがあるため、多少分厚いものも収納できます。寝袋やお風呂セットなどの使用頻度が少ない荷物を収納するとよいでしょう。
2.アクセサリーコンセント2個(AC100V、1500W)
アクセサリーコンセントが複数あることで、スマホなどの電子端末やランプなど充電時に活躍します。
また、一般的な電気製品に使用できるため多くのシーンで活躍するでしょう。ただし、使いすぎると車のバッテリーが上がるリスクが高まるため注意してください。
3.多彩な収納ポケット
車中泊をするときには、小さいものから大きいものまで多くの荷物を積む必要があるため、収納ポケットがあると便利です。ノアには多彩な収納ポケットが搭載されています。
以下がその一部です。
- 助手席アッパーボックス
- グローブボックス
- センタートレイ
- センターマルチトレイ(カップホルダー2個付)
- ボトルホルダー 他
車中泊時の便利アイテム3選
車中泊をより快適に楽しむために準備しておくとよいアイテムを3つご紹介します。
防寒、防暑対策グッズ
バッテリーが上がるリスクを考慮すると、エアコンを長時間使うことができないため快適に過ごすためには防寒、防暑対策グッズがあると便利です。
特に真冬や真夏に車中泊をするときには、これらのアイテムがないと体調を崩す恐れがあるため必ず準備しましょう。
お風呂セット
宿泊場所がサービスエリアなどであれば、入浴施設にシャンプーやドライヤーが置いてある確率が高いです。
しかし、公園やキャンプ場などではそれらの備品がない可能性があるため、困ることがないように準備しておきましょう。
トイレットペーパー
道の駅、公園、キャンプ場など宿泊場所によってはトイレットペーパーが置いていないトイレがあるため、万が一に備えて車に積んでおくようにしましょう。
トイレ以外にも活躍できるシーンがあるため積んでおくとなにかと便利です。
まとめ
本記事では、トヨタ3代目ノアで車中泊する際の実用的な機能やおすすめアイテムをご紹介しました。
限られた室内空間を快適に過ごすために、シートアレンジ機能を駆使したり、おすすめアイテムを準備するとよいでしょう。