若い世代や小さい子供がいるファミリー層を中心に高く支持されており、広い室内空間や比較的リーズナブルな価格帯が魅力です。
セレナは室内空間が広いため、遠出をしたときに気軽に車中泊ができます。車中泊と聞くと、専用の装備が搭載されたキャンピングカーでやると思われがちですが、セレナのようなミニバンでも楽しめます。
今回取り上げるセレナ3代目は2005年に誕生し、その後の2007年12月にマイナーチェンジが実施されました。
マイナーチェンジ前後で前期型と後期型に分けられるため、以下ではセレナ3代目後期型(2008年8月モデル)をもとに記述しています。
セレナ3代目後期型で車中泊を楽しみたい方に向けて、実用的な機能や車中泊を楽しむための便利アイテムをご紹介します。
車中泊の魅力と注意点
車中泊は、旅行やキャンプなどの際に車内を利用して宿泊することです。
近年は旅行やアウトドアの際に利用する宿泊手段の一つとして注目をされています。
車中泊の魅力や注意点を以下の通りです。
【魅力】
・自由に移動できる
車中泊では、宿泊場所に制限されることなく自由に移動できます。旅行先や観光スポットを自由に選ぶことができ、状況に応じて予定を柔軟に変更しやすいです。
ホテルや旅館では、チェックアウトの手続きが必要ですが、車中泊であればそれらが不要でいつでも自由に動けます。
・宿泊費用が節約できる
宿泊施設やキャンプ場での宿泊費用を節約できます。
特に長期の旅行や頻繁な移動が必要な場合には、宿泊費を削減できる車中泊が活躍します。
【注意点】
・適切な場所を選ぶ
車中泊は法律や地域のルールに従いながら行う必要があります。
特に都市部や住宅地が近いエリアでは駐車禁止の場所が多いため、適切な駐車場所を選びましょう。
・環境への配慮
車中泊を行う際は、周囲の環境に配慮することが重要です。
騒音やゴミの処理など、周囲の方々や自然への配慮を忘れずに行ってください。ゴミを捨てる時には、公共のゴミ箱を利用するか、持ち帰って適切に処理しましょう。
シートアレンジを活用して車中泊を快適にする
車中泊は快適に過ごすためにアイテムや荷物が多くなるため、室内空間を最大限活用することが重要です。
そこで活躍するのが多彩なシートアレンジ機能です。
以下では車中泊で活躍するセレナ8名定員モデルのシートアレンジを4つご紹介します。
2,3列フリーアクセスモード
進行方向に向かって左側の2列目シートを横に約18cmスライドさせることで、3列目シートへ楽に乗り込めるようになります。家族や友人など大人数での移動で活躍します。
2,3列目フルフラットモード
取り外し可能な2列目シートのヘッドレストを外しフラットにすることで、2列目と3列目シートをフルフラットにできます。このモードは大人でも身体を伸ばせるため、長距離運転で疲れたときの休憩や就寝時に活躍します。ただし、シート同士を連結したときには、多少段差や隙間ができるため、スリープマットなどがあるとさらに快適に過ごせるでしょう。
長モノ積載モード
シート左側の1列目~3列目シートを折り畳むことで、長い荷物を積載できます。少し厚めのスリープマットなど、室内の広さを十分に活用しないと積めないような長モノを楽に積めます。
スーパーカーゴモード
3列目シートを跳ね上げて収納することで、荷室スペースを最大限確保できます。このモードでは、2列目シートを限界まで前方にスライドさせることで、自転車などの大きなモノを積めます。
荷物が多くなる車中泊やキャンプなどのシーンのときに役に立つでしょう。
詳細は、日産セレナシートアレンジページを御覧ください。
実用的な2つの機能
セレナ3代目には、車中泊時に活躍する実用的な機能が搭載されています。以下では代表的な機能を2つご紹介します。
移動式肘掛け
セレナ3代目には移動式肘掛けが搭載されており、運転席と助手席の間から2列目シート中央まで自在にスライドできます。
2列目シートは中央部分から移動式肘掛けを外せば左右独立したキャプテンシート仕様になります。
また、2列目シート中央に移動式肘掛けを設置すればベンチシートとなり非常に便利です。
多彩な収納スペース
車中泊時には、快適に過ごすために小さいモノから大きいモノまで多くの荷物を積む必要があります。セレナ3代目には大小さまざまなサイズの収納スペースが備わっています。
代表的な収納スペースは以下の通りです。
助手席トレイ/大容量グローブボックス/シートアンダーボックス/パーソナルテーブル/大容量の床下収納
車中泊時の便利アイテム3選
車中泊を快適に過ごすためのおすすめアイテムを3つご紹介します。
カーテン
車中泊時にはプライバシーの確保を必ず行いましょう。
特にパーキングエリアなどで駐車をする際には、車の出入りが多く車内を覗かれてしまう場合があります。
身の安全を確保するために目隠し用のカーテンを準備しておくことをおすすめします。
スリープマット
シートをフルフラットにしても、どうしてもシート間の隙間や段差が生じてしまうことがあります。快適に就寝できるようにスリープマットやクッションを用意しておくとより快適に過ごせるでしょう。
お風呂セット
車中泊をする場所によっては、シャワールームや銭湯にシャンプーなどがないことも考えられます。そのため、シャンプーやドライヤーといったお風呂セットを準備しておくことをおすすめします。
まとめ
本記事では、セレナ3代目で車中泊するときに活躍するシートアレンジ機能や実用的な機能などをご紹介しました。上記を参考に快適なカーライフを送ってください。