こんにちは!アイカーマガジン編集部です!
車を運転している方であれば気になる「オービス」…。
- 「オービスを光らせてしまった」
- 「オービスが光ったらどうなるのか気になる」
- 「どのような手続きをする必要があるの…?」
- 「光らせたら逮捕されてしまうのか」
といった疑問って意外と多いんですよ。
本記事では、オービスの役割やオービスを光らせてしまった後の流れなどをご紹介します!
オービスとは
オービスとは速度オーバーをしている車を自動的に感知して光り、対象車のナンバープレートとドライバーの顔を記録して取り締まる装置です。固定式と移動式等がありますが、北海道では2022年11月に全ての固定式オービスは撤去され、移動式が導入されています。
ナンバーおよびドライバーの顔が記録された情報を元に、後日警察から連絡がきます。
オービスの役割
オービスの役割や特徴は以下の通りです。
1.車の速度を自動計測できる
道路を走行している車の速度を自動で計測し、その結果、速度超過違反をしている車を見つけます。
オービスが誕生する前は警察官が測定していたため、取り締まれる数に限りがありましたが、オービスの誕生により人手がかからず、事故発生を未然に防いでいます。
2.速度違反した車のナンバーとドライバーの顔を記録する
先述したようにオービスは車の速度を自動で計測し牽制(けんせい)する役割を担っています。
しかし、オービスが誕生しても速度超過違反は発生してしまうため、オービスは違反した車のナンバーとドライバーの顔を撮影し記録します。
オービスが記録したデータを元に警察が動き、後日違反者を突き止めます。
3.撮影時に光でドライバーに知らせる
オービスがあっても自分が速度違反したかどうしたらわかるか疑問に思う方もいるかもしれません。
万が一運転している車が速度超過違反をした場合にはオービスが光り、違反したことをドライバーへ知らせる機能が搭載されています。
速度超過違反したことが瞬時にわかるため、その後の対応を円滑に進められます。
オービスに引っかかる超過速度
オービスは速度超過違反の車を感知して記録しますが、どの程度超過した場合に違反とされるのでしょうか。
実は、どのくらい速度を超過したら記録されるのかは公表されていません。
一般的に固定式オービスの違反として記録されるのは、一般道の場合制限速度30 km/h 以上の超過、高速道路では制限速度40 km/h 以上の超過とされています。しかし、移動式オービスはいわゆる青切符でも光ると言われているため注意が必要です。
オービスに記録される超過速度を気にするのではなく、常に制限速度以下で走行するように心がけることが事故リスク軽減に繋がります。
オービスが光った後の流れ
それでは、速度超過違反をしてオービスに記録された後はどのような対応を進めていくのでしょうか。以下ではオービスが光った後の基本的な流れをご紹介します。
1.出頭通知書が届く
違反をした後は5日~1ヶ月程度の間に違反者宛に「出頭通知書」が届きます。
この書類には出頭日時と出頭する警察署が記載されており、違反者は必ず出頭する必要があります。
記載日時での出頭が難しい場合には事前に連絡し変更できます。
出頭通知書は違反をした日時や現場の状況を確認するための通知であり、即逮捕されるわけではないためご安心ください。
2.警察署へ出頭および事情聴取
実際に警察署に出頭すると取調室へ案内され、オービスが記録したデータをもとに警察官によって事情聴取されます。
オービスの記録した情報が出頭者本人なのか、といった本人確認が行われます。また、超過速度に応じて「交通反則告知書(青切符)」または「告知票・免許証保管証(赤切符)」が交付されます。
3.出廷通知書が届く
警察署での取り調べ後、数日経過すると「出廷通知書」が届きます。出頭通知書と同様に出廷日時や場所が記載されているため、出廷できない場合には事前変更が必要です。
4.裁判(略式裁判)を受ける
実際の裁判はドラマや映画で見るような多くの傍聴人がいる場で始まるのではなく、調書内容の確認や書類の署名、捺印などの略式裁判です。裁判の判決に応じた罰金を支払って終了します。
5.免許停止の手続きを行う
裁判で罰金を支払うことで刑事処分は終了です。しかし、行政処分がまだ残っています。
速度超過違反による行政処分は、免許停止のことを指し「運転免許停止処分書」が後日自宅へ届けられます。この書類には免許停止期間などが記載されています。
どうしても停止期間を短くしたい方は、免許センターで免許停止処分者講習を受けることで短くできます。
オービスを光らせないために気をつけること
オービスを光らせる、つまり速度超過違反をしてしまうと多くの時間と費用をかけて対応しなければならなりません。
オービスを光らせないために気をつけるべき点を2つご紹介します。
日ごろから安全運転、時間に余裕をもつ
速度超過をしてしまう方の中には、目的地まで急いでいる方が多いのではないでしょうか。
早く自宅に帰りたい方や、次の予定に間に合わせるために急いでいる方などさまざまいるかもしれません。急ぐ気持ちは運転にも表れてしまい、事故や速度超過を引き起こしやすくなります。
それらを防ぐためにも、時間に余裕を持ち常日頃から安全運転を心がけることが大切です。
予告看板を確認する
オービスが設置されている道路には、オービスの数km手前に「速度自動取締機設置路線」という予告看板が設置されているときがあります。
この予告看板があることでドライバーは速度を落とす傾向があるため事故や速度超過を抑制する役割を担います。
まとめ
本記事では、オービスの役割や光らせてしまった後の対応方法をご紹介しました。
オービスを光らせると警察署への出頭など面倒な対応が必要になるため、オービスを光らせないように注意しましょう。