【2024年6月】人気ミニバンの買取相場はどれくらい?

【2024年6月】人気ミニバンの買取相場はどれくらい?

車を売却したいタイミングで「買取相場はどれくらいなのか」と気になる方も多いのではないでしょうか。

今回は、人気のミニバンの全国買取相場と、それぞれの車種についてご紹介します。

ミニバンの中でも、買取査定が多い車種やモデルは以下の通りです。

  • アルファード20系、30系(前期)
  • ヴェルファイア20系、30系(前期)
  • エルグランドE52系(前期)
  • ステップワゴン4代目
  • ノア70系
  • セレナC26系
  • デリカD:5(前期)
  • ヴォクシー70系
  • エスティマ50系

買取相場一覧

下記はあくまで目安であり、買取額は車両の状態等により変動します。

車種平均買取相場価格
アルファード20系65万円
アルファード30系(前期)232万円
ヴェルファイア20系57万円
ヴェルファイア30系(前期)209万円
エルグランドE52系(前期)50万円
ステップワゴン4代目26万円
ノア70系22万円
セレナC26系34万円
デリカD:5(前期)85万円
ヴォクシー70系16万円
エスティマ50系86万円
※2024年6月現在、グーネットの買取相場を参考に算出した目安です

上記の表より、金額が一番低いのはヴォクシー70系の16万円で、一番高いのはアルファード30系(前期)の232万円となりました。

二番目に高いのが、アルファード30系(前期)の姉妹車であるヴォクシー30系(前期)の209万円です。

一般的にもトヨタではランクルやアルファード、ヴェルファイアなどはリセールがいい傾向にあります。

買取価格が低いケース

あまりにも買取価格が低いと「本当に提示された価格で売却して大丈夫なのか?」と、不安になるかもしれません。

そのため、買取価格が安くなる理由を知っておくと安心です。

一般的に買取価格が低くなる傾向として、以下の特徴が挙げられます。

  1. 4WDより2WDの方が安価
  2. 傷、修復歴がある
  3. 喫煙歴がある
  4. 車両の状態が悪い
  5. 年式が古い

気を付けなければならないのは、上記の条件に当てはまらないのに不自然に低い買取額を提示されることです。

理由が見当たらないのに極端に低い場合、業者があなたの知識不足につけ込んで安く買いたたこうとしている可能性があります。

買取価格が高くつくケース

買取額が低くなる理由とは逆に、高額になるケースもあります。

以下のような特徴がある車は、高く買い取られる傾向にあります。

  1. 市場で人気を集めている車種
  2. ボディーカラーが白、黒、グレー
  3. さまざまなオプションが搭載されている
  4. 希少価値があり、プレミアがついている
  5. 走行距離が少ない(年式とのバランスが悪い低走行車は△)
  6. 車両の状態が良い
  7. 車両自体が高値で販売されている
  8. 年式が新しい

白や黒、グレーは流行り廃りもなく、多くの人が選択する色なので、高くなりやすい傾向にあります。

中には新車で購入する際に、リセールを見越してこの3色を選択するという方もいるほどです。さらに、白のなかでも、パールやメタリックが入ったカラーの方が価格は上がる傾向にあります。

また、一般的に年式の古い車は安価になりますが、ビンテージものでプレミアがついている車種も高額になりやすいです。

買取額が高い車種は?

本記事の中で高価格で買い取られる傾向がある車種には、アルファード、ヴェルファイア、デリカD:5、エスティマ50系、エルグランドE52系などが挙げられます。

元々の車両価格もありますが、特にアルファード30系(前期)とヴェルファイア30系(前期)が高い傾向にあります。

中古車の相場は日々変動する

同じ中古車でも2〜3年経つとその相場が変動します。

金額が変動する要因としては、以下のことが挙げられます。

1.生産終了の影響

一つは、その車種の生産が終了することです。生産終了により、相場が上昇する場合も下落する場合もあります。

その車種の人気が高ければ購入する人が増えるので相場が上がっていきますが、反対に人気がそこまで高くない車種だと、中古車市場に台数が増えていき、状態の悪い車両も増えてしまいます。

2.売却状況や話題性による変動

さらに、長期間売却されないことで年式が古くなってしまい価格が低下したり、何かの話題になって注目されたことにより価格が高くなったりと、中古車の相場がいつ変わるかは分かりません。

このように中古車相場の大体の傾向はあるものの、急にその車種の人気が出たり、供給が少なくなってきても中古車価格は高くなります。

中古車の相場は一定のままではなく、日々変動する可能性があることを覚えておきましょう。

車種紹介

ここからはミニバンの車種について解説していきます。

これから中古車を売却される方は、参考にしてみてはいかがでしょうか。

アルファード20系

20前期
20後期

販売時期

2008年5月~2015年1月

駆動方式

2WD

4WD

乗車定員

7人

8人

総排気量

2,362cc

3,456cc

燃費

8.9km/L~11.2km/L

全長

4,870mm~4,885mm

全幅

1,830mm~1,840mm

全高

1,890mm~1,915mm

アルファードはトヨタのフラグシップミニバンとして、トヨタを代表するミニバンです。

ベースグレードや上級グレードはもちろん、エアロタイプもあり、エアロの中でさらに上級エアログレードもあるので、エアロタイプにこだわりがある人におすすめです。

特別仕様車として240SG’s、350SG’s、240SタイプゴールドII、350SタイプゴールドIIがあり、これらは中古車でも相場が高いので買取でも高値になる可能性があります。

アルファード30系(前期)

販売時期

2015年1月~2018年1月

駆動方式

2WD

4WD

乗車定員

7人

8人

総排気量

2,493cc

3,456cc

燃費

10.4km/L~19.4km/L

全長

4,945mm~4,950mm

全幅

1,850mm

全高

1,935mm~1,950mm

アルファード20系より若干燃費がよくなり、総排気量が2.4から2.5とわずかに上がり、ボディサイズも大きくなっています。

エクステリアもフロントグリルやヘッドランプ、フロントバンパー、バックドアガーニッシュなどのデザインがアルファード20系から変更しており、より個性のある顔立ちです。

最上級グレードの3.5エグゼクティブラウンジSには、防汚処理加工がされているナッパ本革シートやシルバー木目調が施されていたりと、高級感あふれるインテリアです。

ヴェルファイア20系

ヴェルファイア20後期

販売時期

2008年5月~2015年1月

駆動方式

2WD

4WD

乗車定員

7人

8人

総排気量

2,362cc

3,456cc

燃費

8.9km/L~11.2km/L

全長

4,870mm~4,885mm

全幅

1,830mm~1,840mm

全高

1,890mm~1,915mm

ヴェルファイアは上記で紹介したアルファードの姉妹車のため、概要は概ね同じです。

エンジンは2.4L直列4気筒エンジン2AZ-FEにE-Four(電気式4輪駆動)とSuperCVT-iを組み合わせており、3.5LV6(Dual VVT-i)エンジンには6速SuperECTが採用されています。

ヴェルファイア30系(前期)

販売時期

2015年1月~2018年1月

駆動方式

2WD

4WD

乗車定員

7人

8人

総排気量

2,493cc

3,456cc

燃費

10.4km/L~19.4km/L

全長

4,935mm

全幅

1,850mm

全高

1,880mm~1,950mm

こちらもアルファード30系(前期)と概ね同じです。

インテリアのシートがプレミアムナッパ革、本革、合成皮革、ファブリックや、加飾がブラウンオリーブアッシュバール木目調 、シルバー木目調、メタルブラウンウッド、メタルウッドと多彩なラインナップがあり、どのグレードを選ぶかによって異なります。

第2世代の予防安全パッケージであるToyota Safety Senseが、全グレードに標準装備されています。

エルグランドE52系(前期)

販売時期

2010年8月~2014年1月

駆動方式

2WD

4WD

乗車定員

7人

8人

総排気量

2,488cc

3,498cc

燃費

9.0km/L~10.8km/L

全長

4,915mm~4,945mm

全幅

1,850mm

全高

1,815mm

エルグランドは日産の最高級ミニバンです。

グレードによって乗車定員が異なり、ハイウェイスターグレードの一部は7人乗りのみとなっているので、8人乗りを探している人には注意が必要です。

エクステリアではボディサイドからリヤまでブラックアウトされており、窓枠をクロームモールで囲むという当時世界初の構造を採用しています。

ステップワゴン4代目

販売時期

2009年10月~2015年3月

駆動方式

2WD

4WD

乗車定員

8人

総排気量

1,997cc

燃費

13.6km/L~15.0km/L

全長

4,690mm

全幅

1,695mm

全高

1,830mm

ホンダを代表するミニバンで、広さを感じさせるよう角ばっており、ガラス部分を多めにすることで乗車中に開放感が感じられるよう設計されています。

低床・低重心で設計されているため大人でも頭上スペースに余裕が感じられ、身長130cm程度までの子どもであれば立てる高さが採用されています。

3列目を倒して回すだけで床下に収納でき、一目見た感じだと3列目が完全に消えるような仕組みになっています。

乗車定員は8人乗りですが、タイプ別メーカーオプションで2列目をキャプテンシートに選択可能で、7人乗りにもなります。

そのため、中古車市場で7人乗りを見かけたらこのオプションを付けた車両です。

ノア70系

販売時期

2009年10月~2013年4月

駆動方式

2WD

4WD

乗車定員

7人

8人

総排気量

1,986cc

燃費

12.4km/L~13.6km/L

全長

4,595mm

全幅

1,695mm

全高

1,850mm~1,875mm

トヨタのミディアムクラスのミニバンです。

高出力と低燃費を叶えたバルブマチックを搭載した2Lエンジン(3ZR-FAE)と、7速スポーツシーケンシャルシフトマチックを全グレードに備えています。

装備を充実させたXグレードの特別仕様車である、Xスペシャルエディションというモデルもあります。

盗難防止システムや紫外線を約99%カットするスーパーUVカットガラスなどが採用されています。

ヴォクシー70系

販売時期

2007年6月~2013年5月

駆動方式

2WD

4WD

乗車定員

7人

8人

総排気量

1,986cc

燃費

12.4km/L~13.6km/L

全長

4,595mm~4,640mm

全幅

1,720mm

全高

1,850mm~1,875mm

上記で紹介したノアの姉妹車です。上級グレードは3ナンバーで、それ以外のグレードは5ナンバーです。

エンジンは動弁機構のバルブマチックを搭載した2Lエンジン(3ZR-FAE)と、7速スポーツシーケンシャルシフトマチックが全グレードで採用されています。

スポーティな上級グレードのZSをベースにした、特別仕様車の「煌」が人気のグレードの一つです。ZS煌、ZS煌Ⅱ、ZS煌Ⅲと煌の中でも種類があり、Ⅲの方が年式が低いです。

セレナC26系

販売時期

2010年11月~2016年8月

駆動方式

2WD

4WD

乗車定員

8人

総排気量

1,997cc

燃費

12.6km/L~16.0km/L

全長

4,685mm~4,770mm

全幅

1,695mm~1,735mm

全高

1,865mm~1,875mm

セレナはファミリー層に使いやすい工夫がされています。2列目のドアの開口幅が802mm、開口高が1,308mmと大きく、ステップは低くなっており、子どもや女性が乗り降りしやすくなっています。

フロントトップシェードやロールサンシェードが標準装備されており、2列目でまぶしいときや寝たいときに光を抑えて快適に過ごすことができます。

安全装備では、事故を未然に防止する予防安全性能の試験で最高ランクの評価を得ています。スムーズな駐車と安全確認をサポートするアラウンドビューモニターや、危険を感知して自動でブレーキが作動するエマージェンシーブレーキなどが標準装備されています。

デリカD:5(前期)

販売時期

2007年1月~2019年2月

駆動方式

2WD

4WD

乗車定員

7人

8人

総排気量

1,998cc

2,267cc

2,359cc

燃費

10.6km/L~13.0km/L

全長

4,790mm

全幅

1,795mm

全高

1,850mm~1,870mm

デリカD:5の特徴はミニバンでありながら、SUVの力強さが融合している点です。

上位グレードには6ATのスポーツモードが搭載されています。

ベースグレードのMは8人乗りのみで、それ以外のグレードは7人乗りか8人乗りが選べます。

SUVらしいエクステリアに、特別仕様車のアクティブギアではアンダーカバーが一体型のフロントバンパープロテクターで、より迫力があり印象的な顔つきです。

エスティマ3代目・後期(Ⅳ型)

販売時期

2006年10月~2019年10月

駆動方式

2WD

4WD

乗車定員

7人

8人

総排気量

2,362cc

燃費

11.2km/L~18.0km/L

全長

4,820cc

全幅

1,810cc

全高

1,730mm~1,760mm

スポーティーグレードのアエラスは7人乗りか8人乗りを選べますが、それ以外のグレードは7人乗りのみです。

ハイブリッド車には電気式4輪駆動方式のE-Fourと呼ばれるトヨタならではのハイブリッドシステムが搭載されています。

エスティマの個性であるフロントのなだらかな曲線はそのままに、大きなアンダーグリルにバンパーコーナーでよりインパクトのある顔つきです。

人気のブラックルーフはミニバンでは初めてエスティマ50系で採用されました。

まとめ

それぞれの車種にさまざまなオプションや特徴があり、人気の度合いなども含め買取相場に影響しています。

今は安価な中古車でも、何かのきっかけである日突然高値になるという可能性もあります。

気になる車種があれば、社会情勢も含めて日々相場をチェックしてみてください。

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